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お披露目前に解散してしまったNEON-X

 オーディション番組から誕生したガールズグループがお披露目前にプロジェクトを終了、つまりは解散してしまうという前代未聞の事件が起きている。

 2023年10月から11月にかけてABEMAで放送されたオーディションドキュメンタリー番組『GIRLS HERO』で合格した5人組ガールズグループ「NEON-Xネオンクロス」は、元私立恵比寿中学の廣田あいかや『Nizi Project』に参加していた平井桃伽、藤岡弘、の次女にあたる天翔天音てんしょうあまねが在籍しているとあってネット上で話題になった。

 元々、天翔はオーディションには参加していなかったが、審査途中で追加候補生として緊急参戦、狭き門を突破するようにデビューメンバー入り、いきなりのセンターポジションに抜擢と明らかに話題作りが先行しているように思えた。

 結成直後は「藤岡弘、の次女がガールズグループデビュー」などとネットニュースで大きく扱われ、12月に幕張メッセで行われる音楽フェス「X-CON」でお披露目を予定していたが、主催者の都合により開催が急遽中止となり、後に主催会社であるX-CON合同会社が破産してしまうなどトラブルに見舞われた。フェスの中止を受けて『GIRLS HERO』も密着予定だった放送回の配信が見送りとなり、今後の活動が不透明となってしまった。

 そんな中、今後の話し合いが進められた結果、天翔ら3人が3月1日付で活動を終了したことを報告。さらにグループの公式インスタグラムでは“2月末をもってNEON-Xとしてのプロジェクトを終了する運びとなりました。”と発表した(※現在はアカウント閉鎖)。おそらくガールズグループの運営を行なっていたとされる(?)X-CON合同会社が破産してしまったことでプロジェクトが難航してしまったのだろう。

 ABEMAで放送されていた『14ALL』から誕生し、デビューからわずか1ヶ月で解散してしまったボーイズグループ「VECTALLベクタル」、西川貴教が司会を務めていたオーディション番組『Who is Princess?』から誕生し、デビューには至ったものの、現在は音沙汰がないガールズグループ「PRIKILプリキル」といったように大々的にオーディションを開催しながらも十分な活動が行えないグループが多く存在する。所属事務所はオーディション終了後もしっかりとしたサポートを行なってほしいと思う。

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ほりすた
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