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挑戦が怖いのならば、変化について考えてみませんか、という話。

「挑戦を恐れないで」って言葉、人を鼓舞することはあっても、飛ばしている段階があるが故に直接の解決策にはならないかもしれない、などと思う。

 挑戦することは、変化することである。そして変化は、現状を良い方向に導く。(これについては後日。)挑戦は意志ある行動、作為だ。現状をよりよくしたい。今を変化させたい。だから「挑戦するといいのだ」、と言う。

しかし、実は、変化って常に起こっているのではないか?自分の意志とは関わらずに。 昨日考えていたことを今日も考えているかわからないし、相手の考えが変われば、自分の考えだって変わる。
環境に作用し、環境に作用される。その営みが現実を作り出し、そしてその営みを私たちは「変化」と名付けることもできる。

ところで、「挑戦を恐れないで」というアドバイスをもらうような人は、本当は何を恐れているのだろう。挑戦を恐れているのか?失敗を恐れているのか?対象がいないから難しくなってきた。だが私は思うのである。少なからず、変化を知らないがために、変化を恐れ、うずくまっていたいと願う人がいるのではないかと。

実は変わっているのですよ。毎日が。自分に限らず、そばにいる人も、遠く恋焦がれる人も、ミクロでも、マクロでも。「挑戦」というほど大がかりではなく。

「挑戦を恐れないで」と作為を実行する前に、毎日が実は変わっていると知る。変化は恐れるものではなくて、実はもうすでにあるものでもあると知る。そのあとに自分からも変化を起こしてみる。いつの間にかその行動が、周りから「挑戦」と名付けられるくらいに大きくなっているのではないでしょうか。

こんな段階を飛ばして、いきなり「挑戦を恐れないで」とアドバイスするのは、悪いとは言わない。ただ、変化を知らないために、なおさら挑戦が怖いと思ってむしろ自分を傷つけてしまうのなら、もう少し細かいステップがあるかもしれないよね、という感じだ。

「挑戦することが怖いんですか?変わるのが怖いのでしょうか?実は変化していることっていろいろあるんですよ。もちろん、あなたも。ちょっと探してみましょう」という言葉は、いかがしょうか。

ありがとうございました。

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