【1日1曲紹介】"推し"がいる人全員に捧げたい推しとオタクへのアンセム(花色の美少女/SAKANAMON)
Twitterでもよく言っているけど、この曲は対象が何であっても「推し」がいる人、「推し」が卒業、脱退してしまった経験がある全員に聞いてほしい名曲。
僕はこの曲の歌詞は最初から最後までずっとパンチラインだと思ってるし、聞くタイミングによっては本当に涙が出るほど心に迫ってくる曲。
SAKANAMONボーカルギターの藤森元生が、当時ももいろクローバーに所属していた早見あかりさんが脱退したときのことが歌詞にされています。意識して聞くと結構ストレートにその事を歌っているのかわかる。
歌詞をあえて要約すると、
「まるで青汁」な人生でも、「週末には彼女が踊るんだ」
だから「恥も銭も二の次で愛を捧げよう」
何かを推して、それ自体を生き甲斐にしている、したことがある人にはめちゃくちゃ共感があるし、その時は本当に何があってもそれが楽しいから生きようという気持ちになれるのが推しなんですよね。
週末に踊るっていうのはももクロの「週末ヒロイン」っていうフレーズを隠していてそこも粋。
二番はおそらく卒業が発表されたあとの心情が歌われていて。
嗚呼 今はもう袂を分かち
一寸先は闇 明灯らない
君の笑顔が未来を変える
君が僕の未来を決める
ここの「明(あかり)」は間違いなく早見あかりさんのことで、それを絶望とかけるという言葉遊び。(実は他にもこの遊びが入っている)
この歌詞の通りで、本当に何かエンターテインメントによって生かされている時って、「君が僕の未来を決める」んですよ。
でもこの後、新しいステージに挑む推しを、「打ち噛ませ」と後押しする。
でも終盤はやっぱり辛いという気持ちと、推しは新しい世界へ踏み出す=大人になっていくのに、自分はなれないし、いつまでも追いかけていたいという本音が漏れてしまうのがSAKANAMONの捻くれ方。
それでも
「露命繋ぎながら 強かな愛を捧げよう 花色の美少女へ」
本当にこの曲は歌詞を認識した上で聞くと全く感想が変わるのでみんなにおすすめ。
まだ言いたいことはたくさんあるけど長くなりすぎるのでここらへんで。
自分もこの気持ちを忘れずにエンタメを推していきたい所存。