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#0 西成生活/ガチニートが10万貯めるまで

2021年2月5日。
高知から汽車とバスを乗り継ぎ6時間。大阪、難波に着いた。
そこから歩くこと30分弱。
僕は大阪市 #西成 区あいりん地区へ向かっている。

『#日本のスラム』

あいりん地区(釜ヶ崎)は半世紀以上前からドヤ街、#日雇い労働 者の街として発展してきた。(歴史を知りたい方は自分で調べて下さい、僕もあまり詳しくない笑)

つまり定職を持たない人達が集まる街らしい。
その人たちのため?に簡易宿泊所、アパートなどが多くある。

ホームレスの姿もあり有名な三角公園には多くの浮浪者が集まっていた。

確かに大都会大阪の中心部からほど近いこの一角だけ古い建物が密集していたりゴミも多く異様な雰囲気がただよっているがスラムは言い過ぎな気がする。笑

なぜこの街に来たのか。

確か中学生の頃だったと思う。
あまり覚えていないがYouTubeでまとめられていた西成の動画を見た。
日本にもこんな街があるのか...誇張されている部分も多かったとは思うが強く印象に残りずっと興味があった。

それから数年。旅にのめり込み高校卒業後フリーターになった僕に(世界中に)新型コロナウイルスが襲いかかった。
海外は愚か日本ですら不要不急の外出は控えろ、と。

約10ヶ月程祖母の家に居候しアルバイトをしながら生活していたがもう限界だった。
もちろん舐めてはいけないと思っているが10代、20代が感染したところであまり深刻にはなりにくいという現状。

なら、行くよ?

2020年秋辺りから21年の計画を立て始めた。
海外に行けない今だからこそ日本で何をするか、何がしたいか。
ふと思いだしたのが西成だった。

YouTubeやblog、本にまでなって観光地としても知名度が上がり治安も良くなりつつある。
恐らくだいぶとっつきやすくなっているであろう...。

いつまでもあるかわからないこの街を日雇い、短期の仕事で旅の資金も貯めつつ内側から知りたい。
そう思い、"画面の向こう側の世界"へ飛び込むことを決めた。

そして西成へ。

2月5日、大安。
前日まででアルバイトを辞めて高知から大阪へ。
難波から歩いてあいりん地区まで向かった。
近づくにつれ少しの異臭とゴミが増えてきたような...。後ホームレスも。

あらかじめとっておいた地区内にある一泊1000円以下のゲストハウスに荷物を置き早速散策してみた。

裏通りや路地は薄暗く少し怖い印象だったが、商店街に出ると難波や大阪駅周辺などとは違う活気があった。
それに深夜とは言わずとも19時前後の日が落ちた時間帯に若い女性(中にはjkも)が1人で歩いていたり自転車に乗っていたのに驚いた。

スラムや貧困街、ましてやそれなりに治安がいいエリアでも海外ではあり得ない。
『日本のスラム』なんて言われているがやっぱりこの国は安全だな。。

重々しい雰囲気の警察署。
まるで刑務所のよう...

有名な三角公園から見えるビルに掲げられた横断幕。まず覚醒剤が普通に売られてる時点でおかしいのだが笑

大声で私はわんわん☆¥$☆$→...と自転車でS字を書きながら走り去っていったおじさん以外に特に変わったことはなかった。笑

これから最大1ヶ月少々、どんな生活が待っているのだろうか?
期待しつつ移動で疲れた体を休めるとしよう。

2月5日22時50分

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