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ナーフとバフで2pick環境は変わる?
10月26日のツイートによって、4枚のカードのナーフと2枚のカードのバフが明らかになりました。
それぞれのカードの修正とそれによる2pickへの影響を考えてみましょう。
トリニティモンスターズ
修正点は2つ。スタッツが5/5になったこととターン終了時のバーンダメージが減少しました。
総じて中々の痛手です。盤面の圧が弱まり、リーサル力も下がってしまいました。ネクロマンス15で分身するということもありナーフの影響は見た目の2倍と言っても過言ではありません。
霊道でリアニメイトした場合の点数も2点下がっています。リーサルレンジという点ではインパルスに劣るようになりました。
コスト対スタッツがかなり低いのが気になります。出来るだけ分身させて使いたいですね。
ただそれ以外は据え置きで、コストは変わらず7で2体出てくるとかなり重たいでしょうし、守護や必殺、ラストワード、分身などの能力はそのままなのでカード順位は少しは下がるでしょうがそれでもトップ5は硬いと思います。
ネクロマンサー自体はどうなる?という話ですが、トリニティは金虹でピックへの影響は少ないし、トリニティ自体絶対的1位のカードというわけでもなく、他に強い金虹はたくさんありました(ミルティオ、アーカスなど)。加えてSORネクロマンサーのアイデンティティである「攻め」を担うインパルスや語り部などの優秀な銅銀カードは健在なのでリーダーの大枠が歪むということは無く、影響はそこまで無いかなと思います。
ホーリーエンチャンター
3コストになりました。それに伴い気持ち体力が上昇しましたが大勢に影響なし。
3コストというのはかなり痛いです。そもそもホーリーエンチャンターの能力自体が他カードとのくっつきを考慮したものであり、そう考えると実質能力にもナーフがかかっていると言えます。
先見の神官との相性も悪くなりました。6コストで相手のフォロワーを破壊しながら山札を掘る動きはまぁまぁ優秀だったと思います。悲しい。
他にはエンハンス光の信仰者にくっつかなくなりました。もう3枚ドローすることは叶いません。
ナーフされたホーリーエンチャンターを上手く使う方法として、イヴィルで鉄腕の修道女を抱えて次のターンで003と動けばナーフの影響を最小限に抑えながらドロー出来ます。他には聖杖の司祭やサンライズシスターやウィルバードなど、守護を生成出来るカードと合わせれば複数ドローが狙えます。ただ聖杖の司祭は取りたいカードというわけではないので少し微妙なシナジーです。
感覚的にはピラータートルの互換札といった所でしょうか。3/3に踏まれない分序盤ではピラータートルの方が強く、終盤では複数枚ドローに期待できる分ホーリーエンチャンターの方がおいしいと言った感じ?
ビショップ自体はどうなる?という話ですが、少し厳しいと思います。先程のトリニティモンスターズと違い、銅のカードでかつ順位も高い寄りのカードだったので影響はかなりあると思います。
(元々ホーリーエンチャンターを2で投げることはあまりしませんが)ただでさえ少なくなりがちなビショップの2コストフォロワーがさらに減ってしまい、ピックでの2コストフォロワーの重要性はさらに上がりました。
ホーリーエンチャンターはビショップの弱点であったリソースを補う数少ないカードでしたが、このナーフによりビショップのリソースは壊滅的になったと言っても過言ではありません。ギタリストや探偵の推理に頼る他ありません。
総じてビショップの弱点を浮き彫りにするナーフであり、リーダー順位下落の可能性すらあります。しかしカインドブライトやセト、ラーなどの強力なカードはそのままなので、そこを活かせるピック、ホーリーエンチャンターのナーフを補えるピックが出来ればまだまだやれるでしょう。
アーティファクトスキャン
1コストになりました。初見ではそんなに大きな影響は無いかなと思います。そもそも0コストなのがやってるという話はあると思いますし、まぁ適正コストかな…と。
ただ本来ならアナライズが出ていた所が出なくなったり、エンシェントの3点を出すのに2PPかかるようになったりと、細かい所で0コスならなぁ…となることは往々にしてあると思います。
ネメシス自体はどうなる?という話ですが、そこまでの影響は無さそうです。スキャン自体がAFシナジー前提のカードであり何枚も取るカードではないと思いますし、めちゃくちゃ痛いナーフという訳でもないので、銀のカードですが大勢に影響は無さそうです。廃品の選別は健在ですしね。
《世界》・ゼルガネイア
修正点は2つ。6コストになり進化後のスタッツも下がりました。手から投げるゼルガネイアも直接召喚によるゼルガネイアもナーフされたことになります。
ピックでは6コストでも十分強いカードだと思います。ピックの手から投げるゼルガネイアは本当に強いのでまぁこれくらいが妥当でしょうといった感じ。6コストになったので点数下げますということはあり得ないでしょう。
それに比べて直接召喚時のスタッツが下がったのは重たそうです。体力が3も下がったことで、殴ってリーダーに効果を付与してしまうと高確率でこのカードも破壊されてしまうでしょう。また、ピックでは殴らずに0/10/10として運用することもあったのでそういう点でもスタッツの下方修正は重たいと思います。
ゼルガネイアの点数はどうなる?という話ですが、変わらず強いままだと思います。やはり直接召喚を持っているというのは2pickではかなり強いです。バーンやAOEはそのままなのでリーサル力や逆転力はそのまま。前述の通り6コストになったことはそこまで痛手ではないと思うので見たらほぼ取るカードであることには変わらないと思います。
ここからの2枚はバフカードになります
ギガントパスチャー
顔にも点数が飛ぶようになりました。ゲームウィズの翻訳は間違ってなかった!
元々強いカードだったのでこの修正は嬉しい。リーサルに絡むようになったのは偉いな~と思います。
が、このカードは現状ドラゴンと並んでBANリーダーにされがちなエルフのカード(しかも金虹)であるということが足を引っ張ります。このカードだけ強くてもエルフの順位が上がることはないというのはエターナルホエールが既に証明しています(その上ギガントパスチャーはエターナルホエールより弱い)。そのため2pick環境で見かけることはほぼ無いでしょう。
ウールヴヘジン・アラガヴィ
進化時効果がかなり変わりました。ほぼ別カード。進化時に1ダメージの自傷が追加され、自分のPPが4以上なら8点AOEし、疾走を持つようになりました。(「自分のPPを4消費し」の文面が無いのですが、多分書き忘れでしょうね)()
ケア不能の6点疾走ということでとんでもないカードになってしまいました。多分ネレイアクラスのバカカードになるんじゃないかと踏んでます。唯一の懸念点は自分の場にも点数が飛ぶので基本このカードしか盤面に残らず、相手への処理要求が低い点。ですがまぁ8点AOEかまして顔に6点入れれるならこれくらいのデメリットは必要経費です。かねてより友田一貴に叫ばせたいカードランキング1位だったウールヴヘジン・アラガヴィはこのバフにより友田一貴が叫ぶ可能性が生まれました。
ただこのカードはUCL出身でありpick環境では次弾でスタン落ちしてしまいます。ウールヴヘジン・アラガヴィは一瞬の輝きを放つことが出来るのでしょうか…
ヴァンパイアはどうなる?という話ですが、これまた順位は据え置きになりそうです。ギガントパスチャーと同じく金虹のカードでありヴァンパイアの大枠は変わりません。しかも新弾補正もかかってないのでギガントパスチャー以上にピック出来る可能性が低いです。
ただ燃え盛る抵抗やルーレットヴァンパイアなど所々で光るカードがあるのでもしかすると現状5位に置かれがちなウィッチを押し退けてヴァンパイアが5位に登ってくる可能性がなきにしもあらず、といった所でしょうか。
環境予想
基本エルフはBANのままでしょう。
ヴァンパイアはワンチャン中堅リーダーになれるか?といったところ。
ビショップは元々弱点であったリソースがさらに弱まり1位陥落の恐れがあります。
ネクロマンサー、ネメシスはリーダーの特性が危ぶまれることはありませんでしたがやはり出力の低下は否めません。
他リーダーの低下によりロイヤル上昇の可能性?ただ元々不利だったネクロマンサーはそこまで弱体化していないので基本的には向かい風のままです。
といった感じで今回はこれで終わりです。
それでは後期レートで!
???「ウールヴヘジン・アラガヴィィィィィィイイイイイ!!!」