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海宝さんは確かにそこにいた

ミュージカル俳優である海宝直人さんがvocalを
務めるバンド、CYANOTYPEのライブに初参加。

こんなに多幸感溢れるライブは初めてで
何から書けばいいのか状態。

CYANOTYPE

バンド名「CYANOTYPE/シアノタイプ」は、
英語で“青写真”を意味する。

ギター小山、ベース西間木はエレキインストバンド「B.C.V.」のメンバーとして、ヴォーカル海宝は「シアノタイプ」の活動と同時に、俳優としてミュージカル・舞台・映像など幅広く活躍するなど、それぞれが独自のサイドストーリーを持つ。確かな演奏力とここに持ち合わせた音楽性の奇跡的な超融合が無類のクリエイティビティを生んで
いる。

圧倒的歌唱力×バンドによる化学反応に
心が震えるライブだった。

セトリ

キャラメル・シティ
ハッピーエンド
将棋の神様
間違傘
after the rain
花色
最終電車
届かないラブレター
闘争心という名の本能

ナルコレプシーの創造論

アンコール

新しいとき
運命の輪

キャラメルシティな海宝さん

暗がりの中、メンバーに続いて海宝さんが時間差
で登場。
衣装はなんとキャラメルシティのMVと同じ、、!
ゆるっとしたシルエットに赤い靴下×ローファー、緩くかかったウェーブの前髪を顔にかけアンニュイな雰囲気。
舞台用のシュッとした海宝さんではなく、ナチュラルな感じが最高にエモくて素敵だった。
本当にファラオやってた人かしら、、。

流れるように1曲目のキャラメル・シティへ。
まさかの一曲目で心の準備ができてなかったけど
僅かにあった緊張感がゆっくりほぐれていくような、素敵な始まりだった。

CDの音源を聴いてるみたい

そう感じてしまうほどの歌唱力、そこに感情ものせられて、全曲違う表情を見せられる。

目を耳を心を、一瞬も離してくれない。

ミュージカル楽曲の歌い方とはきっと違う、
それでもドラマを見ているかのように心を揺さぶられる。

普通に歌える、のではなく歌い方を模索して、
練習して、私達に届けてくれる。

それを受け取る側も全身全力で受け止めたいと五感全て総動員。
キラキラの笑顔と楽しそうな表情も見逃したくなくて、五感が忙しいこと、、!

一番大好きで絶対に聞きたかった曲。
本編ラスト。
シアノタイプにとっても大切な曲です、という言葉と共に海宝さんの歌い出し。
伴奏もなく海宝さんの歌声だけに包まれる会場。全身で受け止めようとしても受け止めきれないほどの壮大さと優しさと強さ。

「この青く澄み渡る空を 響くように駆け巡りたい」

ステージギリギリまで出てきてくれて最高に素敵な表情で歌い上げる海宝さんの顔が涙で少しぼやける。
歌声が、鐘が、高く遠く響いて、この瞬間が永遠に続いてほしいと心から思った。

帰りに雨雲を抜けた窓から見えた青い空。
スマホからは鐘が流れてきて、泣けた。
空が続く限りどこまでも、歌声と存在は響き渡っています。

運命の輪

アンコールラスト、会場の隅々まで歌声と笑顔を届けるように上手サイドから下手、2階席へと
順番に眼差しを送る海宝さん。

誰も置いていかない、会場にいる誰もを楽しませ幸せにしてくれる。この状況禍はきっとまだ続くけれど迎えにきてもらえた気がした。

小山さん、西間木さんもプレイはかっこよく、
トークは面白く本当に素敵な方で楽しそうに歌う海宝さんに向ける西間木さんの温かい眼差しが何度もあって、海宝さんがメンバーの中にいる雰囲気を見て本当にお互いを大切にしているメンバーなんだろうなって。

総括:海宝さんは確かにそこにいた

沼入りが王家の紋章だったこともあり、メイク
濃いめのファラオな海宝さんしか観たことがなく
今回初めて素に近い海宝さんを目の当たりにした。ストローで水も飲むし、汗もかくし、それを丁寧に拭くし、面白いことがあると膝から崩れ落ちるし、リアルな海宝直人さんがそこには確かにいた。

ましてや目線をくれたり手を振ってくれるだなんて、、!

他にも書きれないほどあるけど、多幸感溢れるライブに参加することができて本当に良かった。

そうこうしているうちに海宝さんのソロコンが迫ってきているので余韻に浸りつつ、思いを馳せることにしよう。


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