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異星人生活日記⑧〔このままでいいのかな・一番好きな季節・おすすめ映画と本vol.2〕

・いつの間にか

 最後の投稿を振り返って、びっくりしました。こんなにもほったらかしにしていたんだなと。自分にとって激動の2023年が終わり、いつの間にか2024年という年を迎えていました。2023年は、自分にとって忘れられない年になりました。マイナスな意味で、というのが悲しいことです。
 2024年という年は、生きてきた中でもっとも大変な年になると思います。なので、また、いつの間にか2025年を迎えているような気もしています。今のところ1ヶ月先の自分をも想像できない状態。既に疲弊が約束されているようなものですが、踏ん張り時なのかもしれません。


・電車に乗れない

最近明確に自覚したことですが、どうやら異星人は電車という乗り物がどうやら苦手なようです。乗り物酔いではありません。では一体何かと問われますと異星人もわからないですが、どうやら電車とやらに乗ると、心と身体の両方に異変が生じしてしまうようなのです。具体的には、心はなぜか降車を希求し落ち着かず、ひどい時は叫びたくなる衝動に襲われ、身体は冬にもかかわらず多量の汗をかき、呼吸がしづらくなる。なんとも難儀な心と身体になってしまったものだ、早く普通にならねば、と思うと同時に、これはどんな人間にもある欠陥(これを欠陥と呼ぶのはある意味でただの甘えになってしまうのだろうか)の一種で、それは当たり前のような、あってしかるべきバグのようなものかもしれないと。だからといって、現状悪化の道を猛スピードで走っているこのバグを放置するのはわりと危険なのでは、と感じています。
もし、有識者がいましたら対策をご教授願いたいものです。

・おすすめ映画と本 vol.2

いつのまにかシリーズ化しそうなこの話題。異星人にとっては記録にもなるので、まぁいっか精神でやってます。本日は小説『ループ・オブ・ザ・コード』、映画『『メッセージ』の2つを紹介したいです。

『ループ・オブ・ザ・コード』 著 荻堂顕


宇宙とかが出てこないSF。伊藤計劃著『虐殺器官』、『ハーモニー』の系譜。その2作を愛してやまない異星人にとっては、非常に好みの作品でした。以下簡単なあらすじ。

舞台は近未来。とある<疫病禍>を経験した世界で、恥辱の歴史を<抹消>したかつての独裁国家、イグノラビムス。そこでは原因不明の病が子どもたちの間で起こり始めていた。また、同時に<抹消><以前>に使用された、<抹消>の原因となった生物兵器が盗まれた。これらの2つの解決のため、WEO(世界生存機構)に所属するアルフォンソ・ナバーロはイグノラビムスへ派遣される。

はい、最高です。取り扱う内容が内容だに少し重くなりがちだが、この物語は読後、奇妙な優しさに包まれます。二段組の構成とその文章量に少し面食らうかもしれませんが、全人類に読んでほしいなと思うばかりです。

『メッセージ』 監督 ドゥニ・ヴィルヌーブ

最早、説明不要。あらすじさえ不要。本当に観てほしい。





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