僕のターニングポイント3/4
*あらすじ(前回の記事読まなくてもOKです。) 地元 愛知県から350kmの道のりを自転車で駆け抜けたぼくは無事東京にたどり着き、生で東京の生活を体験しここで人生をリセットしたいと決心する。その決心を愛知に帰り、文転を勧め続けていた先生についに告げた。
「先生、僕、文転して東京に行きたいです。」
帰って来て最初の登校で、僕は先生にこう告げた。先生は待ってましたと言わんばかりの笑顔で僕を出迎えてくれた。
「作戦会議しよう。君が諦めさえしなければ、絶対に僕が君の人生を変える。」
なんて心強いのだろう
「お父さんは説得させられそう?」
「いや、、、無理ですね。親父も頑固なので。。。」
「まずは、差し当たって今まで不真面目だった君がいかに真剣なのかをわからせなきゃいけない。まずは、秋の模試までにセンターレベルの英単語1800と文法を全部網羅してきてもらって、模試の結果を親父さんに見せて想いを伝えようか。」
(いや、きっつううううううううう!!!補講を追い出されるレベルの人間にはきつすぎるハードスケジュール、、、)
(やるしかないもんな。。。学校始まってももどうせボッチでひまだし勉強しよう)
「やります。やってみせます。」
もちろんつらかった。英語の成績は常に下の方で、高校レベルの単語どころか中学生の単語すら何もわからなかった。全てがネットのURLみたいに意味のない文字列にしか見えなかった。本腰を入れる前にもやってはいたものの、テストでつけるように覚えるというのは、本当に果てしなかった、、、、
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~高校二年生秋~
無事、模試までに単語と文法の授業を終えれた。。。そんな中、結果を出さなくてはいけないというプレッシャーを初めて感じながら受ける模試。
(やばいやばいやばい。こええええ、、、、)
「大丈夫。やってくる前より下がるなんてことはないから、信じなさい。」
なんて言葉に励まされて、模試を解いてみると。
(すごい、ブツブツにだけど「文字」として情報が入ってくる)
今まで解いた、英語の試験と全然違う。「問題を解く」という感覚がしっかりと感じることが出来た。
(ちゃんと単語を勉強しただけでこんなに違うのか)
そんな実感の中、模試は終了。
結果を採点してみると、点数は全然違っていた。得点は今までにないくらいしっかり伸びていた。とはいっても、このままではそこら辺の大学にも受からないレベルだが、、、確実に成長はしていた。(現代文は相変わらず普通に高得点であった)このままちゃんと伸びてくれれば、、、ほんとに、
「よくがんばったね。確実に伸びているよ。夏の努力が出ている。これなら親父さんとの面談でも言えるんじゃないのかな?」
ラスボスへの宣戦布告(親父との面談)を忘れてた。
~面談~
「...というわけで、点数がこのように伸びまして。」
「そうですか」
「で、彼の方から報告があります。私からも強く勧めていたんですが...お父様の許可とご協力が必要になると思いますので...」
「なんだ、言ってみなさい。」
「...本気で勉強を頑張るので、文転して東京の私大に行くことを許してください。そして、学校ではできない教科の授業を受けることを許してください。...お金かかるけどお願いします...」
「.......本気で言ってるのか。」
「彼は口だけでなく、本気で頑張ろうとしてます。夏から頑張り、この通り模試でも成果を出しました。彼が早慶、最低でも関関同立Marchに受かるようサポート致します。」
「この子が、早慶?March?本気で言ってます?...まあ、上を向いて勉強することは悪い事ではないですが、なるほどねぇ。...いいでしょう、地元のそこそこの私大に引っかかれる位にはなるでしょう。許しましょう。このままアホな私立の理系大学に行かれるよりは安上がりなんで。」
ー終了ー
何ともさっくりではあるが、許可を貰うことが出来た。合理的で、冷静な考えの元の許可であった。終わった後は、授業をどのように進めどう伸ばして受けるかなど具体的なスケジュールとお金の話をして解散となった。
許可を貰ったあとは、安心して死ぬほど勉強をし始めたわけなんですけど長くなったので、次回に行きます。(次でこそ終わります。)
*今更ですが、この一連の記事では具体的な受験勉強方法や教材には触れずエピソードのみで行きます。(需要があればまた書きますが)
#エッセイ #人生 #ターニングポイント #受験 #逆転合格 #原点
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