杞憂では済まずに引退となってしまいました、、率直に言って残念です。今年は結婚も発表されてイギリスなどにも騎乗に赴き、重賞に乗る機会も増えていたなど公私ともに充実、これからもう一伸びあるかと期待していた矢先でしたから。
最初の記事が出たときは、昨年(2023年5月)の「スマホ6人衆(今村聖奈、永島まなみ、古川奈穂、小林美駒、河原田菜々、角田大河)事件」との絡みで「その時に口頭で厳重注意を受けていた」との事。これは「二重処罰」に該当しないのか、週刊誌のゴシップネタに日和ったのかねJRAさんは、位でしたが、、
と思ったら、こちらのJRAの言い分をストレートに受け取ると「2023年当時、持ち込んだことは認めたが外部との通信はしていないとの証言であった」とのことでしょうか。これが「事実であれば虚偽の証言」、個人的には「騎乗停止」は仕方ないだろうなぁとの見立てです。
それなりのニュースバリューもあるのか、「X(旧:Twitter)」での各競馬系記者さんも含め、結構な頻度での続報が出てきていました。個人的に気になったのが、先日の永野猛蔵さん、小林勝太さんの時もですが、揃って「厩舎関係者」と連絡をしていたとの点。
また、先日に亡くなった角田大河さんの事案も「厩舎関係者」が絡んでいたとの事で、さすがにここ最近多くないですかね、、これで処罰を受けているのが騎手だけであるのならば、さすがにバランスが悪すぎないかと。
個人的には「厩舎関係者」に対してJRAが内偵開始しているくらいに考えたいところですが、何はともあれ騎手への処罰だけで留めてはアカンと思います。もしかしたら思ったより根っこが深いのかもしれません、、この辺りは(藤田さんが所属していた)根本先生からは何か出てこないのかな。
なお調整ルームには前日の21時までに入ればよいので、裏を返せばその時間までは「スマホ使用可能」との事になります。仕事として携わっていくのであれば騎手に限らず使用制限がかかるケース、普通の企業でも「就業時間内は私用スマホ禁止」は珍しくもないでしょうから、そこまで「時代遅れ」とは個人的には思いません(待機時間も仕事ですし)。
仮定の話になりますが、もし昨年の口頭注意の際にきちんと裏付けも確認していたら、その時点で(スマホ6人衆と同様に)騎乗停止などの処分が下されてたはずで、その場合は今回のような後味の悪い辞め方にはならなかったのではないかな、、そして騎手もまだ継続されていたのではないかな、なんて風にも考えてしまいます。
そういった意味では、今年のパリ五輪前に「(恐らくは常習であった)飲酒・喫煙で代表を辞退することになった事案」とは異なり、「一定の評価があれば、何をしても許されるとの歪な成功体験を与えてしまった」が故の顛末、とも言えましょうか。
裏どりについて、個人情報云々で難しい面があったのも想像できますが、そこも含めてJRAさんの責任も重いよなぁ、、あとはやはり「厩舎関係者」への言及が今後出てこないのであれば、こちらの方が歪だとも思います。
「自分たちのせいで「時代遅れ」のままになっていることを自覚してほしい」、本当、これに尽きるかと思います。厳しいルールにはそれだけの理由があるはずで、それを変えていくにはきちんとした手続きが必要だと思います、その組織に所属し、継続させていきたいのであれば(あれだけハッチャけたCMを出すような組織です、懐はそこそこに広いと思いますよ)。
何はともあれ、非常に残念なのは確かですが、またどこかで何らかの形で「馬」と関わっていってほしいなぁ、とも思います(角居先生のところとか)。まぁ、旦那さんがJRA職員なので、国内外への転勤も含めて「競馬」の話題は身の回りにあり続けるでしょうけど、、細江さんみたいに上手く昇華していってほしいなぁ(下ネタはイランですが)、と、東スポチャンネルを眺めながら。