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20年

余裕があったのに

明日は成人式

娘を生んで20年も経とうとしてる
そんなに長い時間経った?
って感じだけど

子どもを生む時に
色々理想の育て方を
掲げたりしたけど
そんな理想通りになんか
いかないのは世の常

31歳のときに出産して
お祝いに来てくれた叔母から
「やっぱり20代で生むより
ママに余裕があって
落ち着いてていいよね」
なんて褒めてもらって
嬉しかった

そんな幸せな
ゆったりした時間は
瞬間で終わり
娘が成長するにつれて
周りに社会が生まれる

ママ友関係に翻弄されたり
娘はそれほど問題は
起こさなかったけど
トラブルに巻き込まれたり
はじかれたり

私の方がテンパって
抑えてた自分の見せたくない面も
娘の前でさらけ出してた


魔の反抗期

娘がまあまあちゃんとした
反抗期に入り5年間
戦った
戦ってしまった

夫は娘の言動や行動を
受け流してろって
言っていたけど
私はバカ正直に
真っ向から戦った

反抗期の前半までは
戦うことが子育て!
みたいなとこがあった

私が正しい
私がそれはおかしい
違うって教えなきゃ
って必死だった

『ママはいっつも違う違う!
っていつも人の話聞かないじゃん』
『アタシの話に被せていうのほんとイヤ』

って言われて
だって違うんだもん!
考え方が幼くて強引で
危なっかしくて
「私が叱らなくて誰が叱るんだ!」
使命感私の思いどおりに
ならない娘へのジレンマ

しかなかったな
今振り返るとね...


居心地のいい場所

そんな私を見てきっと
娘は『こうなっちゃいけない』
『ママのこういうところマジでウザ』
って心に刻んだのだろう
そう思うと
自分が残念で仕方ない


そんな娘高3の後半から
霧が晴れていくように
反抗期が終わる
と言うよりはママの扱いを
心得たんだと思う

『こういう言い回しするとキレる』
『こういう場面はこういう話し方をする』
とかね

でも私もね色々と習得した

  • 子どもは自分の所有物ではない
    血は繋がっていても他人

  • 一旦話したいことは抑えて話を聞く

  • 昭和の凝り固まった考え方が
    自分の頭の中に存在していても
    それを迂闊に口走ってはいけない

だいたいこの3つが大事
現代では当たり前のことなので
今更と思われるかもしれないけど

血が繋がっていても
ほんとに私の考え方とは
別のものを持っていたり
教育自体が違うから
それ変なのって思っても
指摘しちゃダメ

『これだから昭和は』
って言われるのがオチ

別に言いたいことを
言っても良いとは思う
でも大抵それをやると
ぶつかることになる

もう腹を立てたり
モヤモヤする要因は
増やしたくない
お家を居心地のいい場所にしたい

その努力が少し功を奏しているのか
娘は花の大学生(もう古い言い回し💦)
だと言うのに
バイトの用事以外は
一刻も早くうちに帰りたい人
になってしまった


結局なんでも反発から生まれる

とにかく娘は東京が嫌いで
うちは神奈川県葉山町
大船から先に行きたくない
(横浜までは可)

私が学生の時は
遊びに行きたくて行きたくて
週に2回は新宿でサークルで飲み会
できればオールとか
したかったくらいなのに

(それにはそれなりの理由は
あったけど話が長くなるので
また今度)

でも私には門限があった
学生なのに門限10時😑
新宿を9時に出たら
その頃の実家は戸塚
間に合うはずない
※当時は湘南新宿ラインは
存在しなかった

早くて1次会終わってから
新宿の街をダッシュ!
そんなだから余計家に
帰りたくなかった

そんな自分を振り返ると
子どもたちには
門限とかうるさく
言わないできた

それが逆に功を奏したのか
早く帰ってきてしまう
なんだか複雑

娘は自由が売りの
中高一貫校に
通っていたので
彼女の中で遊び尽くして
しまったのかもしれない


ありがとう

なんやかんやと神経質で
男勝りが故に女の子といるより
男の子といる方が楽な娘だけど

優しい所もあるし
本来もっと勉強しなきゃ
いけないはずの高1の息子より
常に勉強して勤勉な所がある

ただ就職はどういうことしたいのか
教えてくれない😭
『ママって優しそうにしてるけど
ポロッと平気で人の気持ち
へし折るから教えない』

って言われてしまった...

やらかしちゃってるんだなぁ自分

自覚症状がなかったのでショック!
一応謝ったけど
何か手伝えることが
あったらいいなとは
思っている


小さい頃からの娘を思い出すと
ほんとに可愛くてもっと
愛情を注いであげれば良かったと
後悔してたりするけど

今 反抗期を経て
また小学生の頃のように
無邪気に会話してくれたり
一緒に買い物に行くような
間柄になった

戻ってきてくれてありがとう

そして成人おめでとう

ここまで五体満足で
事故にも病気にもあわず
無事に育ってくれて
ありがとう

明日は最高の成人の日を
迎えられますように

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