2020年アルバム5選
Nelkoというバンドのギター担当のtuppinです。
今年聴いたアルバム(2020年発売のもの)の中から,特に良かったもの5つを厳選して紹介します。
Bruno Major / To Let A Good Thing Die
UKのシンガーソングライターBruno Majorの2ndアルバム。
アコースティックでゆったりとした楽曲に甘美で穏やかなボーカルが非常に心地良くて,今年何度も聴いた。
クラシカルなソウル・ジャズからの影響が感じられて,そこらへんに魅力を感じている最近の自分の好みにぴったりだった。
コロナが終わったら日本にライブしに来て欲しいなー。
Easy Life / Junk Food
またまたUKから。5人組ヒップホップバンドEasy LifeのアルバムJunk Food。
ヒップホップだけにとどまらない様々なジャンルから影響を受けてそうなトラックに,まるでMac Millerを彷彿とさせるような気怠くて儚げなラップがまじでかっこ良い。こういう声にほんとに弱い。
そういえばこのアルバムでコラボしているArlo Parksのアルバムが来年出るのでそれも楽しみ。
Prep / Prep
またまたまたUKから。UK熱いな。4人組シティポップバンドPrepの1stアルバム。
AORやソウル,ファンク,R&Bなどの影響が感じられる,懐かしさと都会の洗練されたセンスを同時に併せ持つような楽曲ばかり。
特にPictures of Youという曲がズバ抜けて良くて,今年自分が一番聴いた曲かもしれない。
Vulfpeck / The Joy of Music, The Job of Real Estate
アメリカのLAのファンクバンドVulfpeckが今年出したアルバム。
Vulfpeckはもうずっと好き。今年はこれだけじゃなくてCory Wongがめちゃくちゃ音源出しまくってたり,Cory WongのプロデュースしたPhoebe Katisのアルバムもめちゃ良かったり,Theo Katzmanもアルバム出してたりと,Vulfpeck繋がりで良い音楽にいっぱい出会えた。
実は今年リリースしたNelkoのシングル3曲のギターの音は,スタジオでアンプ通して録ってなくて,ライン録りでCory Wongのシグネチャープラグインを使って音作りしてるので,そういう意味でもVulfpeckからはめちゃくちゃ影響受けてる。
自分の大好きなJoey DosikがボーカルやってるLaxがまじで名曲だし,ベースのJoe DartのE音を3回鳴らすベースラインがかっこよすぎて出来た3 on Eもかっこよすぎる。
まぁでも他のアルバムに比べると少しボリュームが少なくて物足りなさはあるかもしれないな…。
早くJoey Dosikの新譜出ないかなー。
James Tillman / Modern Desires
個人的に一番他の人にオススメしたいアルバム。
アメリカのブルックリンのアーティストJames Tillman。ジャズやR&Bから影響を受けた楽曲はどれもコード進行が非常に魅力的で,独創性に溢れているのにちゃんと聴きやすくて,作曲やってる身からするとただただ尊敬しかない。歌声もダンディーさとシルキーさを兼ね備えていて聴いているだけで涙しそうになる。ギターの音作りやアルペジオの感じとかも多大に参考にさせてもらってる。
James Tillmanは2014年に出したShangri La,2016年に出したSilk Noise Reflexが両方ともまじで良かったんだけど,そんなに知名度上がることなくその後あんまり音沙汰無くて,久々に出したVm2っていうEPはちょっと攻めすぎててそうでも無くて,残念だなーと思っていた矢先にこのアルバムが発表されて。
もうどの曲も最高すぎて最近ずっとこのアルバム聴いてる。
特に5:00 amがまじで名曲なのでみんな聴いて欲しい。
5枚しか選べられなくて非常に悩んだ。
結果的にUKとUSばっかりになってしまったな。邦楽も選べばよかったかな。
来年も良い音楽にたくさん出会えますように。
その他今年たくさん聴いたけど紹介しきれなかったアルバム
Brasstracks / Golden Ticket
Cory Wong / Elevator Music for an Elevated Mood
Phoebe Katis / It's Ok To Cry
青葉市子 / アダンの風
WONK / EYES
Jak Lizard / Humphrey
Joji / Nectar
Childish Gambino / 3.15.20
Mac Miller / Circles
YOHLU / YET YONDER YEARNING
yonawo / 明日は当然来ないでしょ
LUCKY TAPES / Blend
Lianne La Havas / Lianne La Havas
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