2023年ベストアルバム10選
NelkoのギターのTuppinです。今年も書きますアルバム10選。
2023年に発売(配信)されたもの限定です。
Sampha / Lahai
サウスロンドンのシンガーソングライターSamphaの2ndアルバム。
多分今年一番聴いたアルバム。
ジャンル的にはR&Bだけどエレクトロニカやドラムンベース、Jazzなど様々な音楽からの影響を感じられる曲ばかり。
全体的にスピリチュアル・幻想的かつ張り詰めた緊張感を感じられる雰囲気で、めちゃくちゃクールでかっこいい。
2曲目のSpirit 2.0がシングルリリースのときからずっと大好きで、今年一番聴いた曲かもしれない。
Tiny Desk ConcertもSamphaのリズム感の良さを存分に感じられる動画ですごく良かった。
Asake / Work Of Art
ナイジェリアのアーティストAsakeの2ndアルバム。
今年一番驚きを感じた作品。
これまでアフリカのアーティストとか全く触れて来なかったんだけど、何かのきっかけ(忘れた)でたまたま知って聴いてみたらめっちゃかっこよかった。
ジャンル的にはナイジェリアのAfrobeatsと最近南アフリカで流行っているAmapianoを融合したような音楽らしい(シーンに詳しくないので詳細はわからない)。
Asakeに感銘を受けて他のナイジェリアのアーティストもいくつか聴いてはみたんだけど、あんましっくり来なかったから、Asake特有のメロディセンスだったりリズムだったりが個人的にハマったのだろう。
最近サンレコでAmapiano特集が組まれたりしていて今後どんどん流行りそうな雰囲気があるので引き続きアンテナを張っていきたい。
この曲が一番好き。
Bruno Major / Columbo
イギリス出身のシンガーソングライターBruno Majorの3rdアルバム。
2ndアルバムが大好きだったんだけど、このアルバムはそれを超えるレベルでお気に入りの1枚。
前作のレトロで落ち着いた雰囲気はそのままに、より多幸感のあるリッチな曲が多くて最高だった。
そして今年行われた来日公演に行ったんだけど、それがもう最高で最高で…。
歌声も素晴らしかったしギターもめちゃくちゃ上手くて、今年一番感動したライブだった。
また来日して欲しいな。絶対にまた観に行く。
確かこの曲をライブの終盤にやってくれたんだよなぁ。曲名も相まって非常に良かった。
Sebastian Roca / Slushy
オーストラリア・シドニーのシンガーソングライターSebastian Rocaの2ndアルバム。
正直全然詳しくなくて、Apple Musicのおすすめで出てきて聴いてみたらめちゃくちゃ良かった1枚。確かPuma Blue関連のおすすめで出てきたのかな?
Spotifyの月間リスナーも4万人くらいだしそこまで有名ではないみたいなんだけど、ダウナーで幻想的、少しサイケデリックなR&Bが好きな人には是非ともおすすめしたい。
この曲がめちゃくちゃ良くて最近ずっとヘビロテしている。名曲。
Jessie Ware / That! Feels Good!
サウスロンドンのシンガーソングライターJessie Wareの5thアルバム。
このアルバムから初めて知ったんだけど、レトロなディスコソウルサウンドが自分の好みどストライクでめっちゃ聴いた。
どの曲もオケが踊れてかっこいいし歌声もパワフルでエモいしで素晴らしい。ライブ観たいなー!
この曲が一番好き。
Jungle / Volcano
ロンドンの2人組ユニットJungleの4thアルバム。
前作に引き続き今作も最高でした。
Jungleはジャンルとしてはフューチャーディスコなんだけど、KasabianみたいなUKロック味も感じられるサウンドで、レトロな質感もあって、独創性が本当に高い。
JungleはMVも全部かっこいいのばかりなのでそれも好きな要素の一つ。どれも長回しのダンス動画なんだけど全部クオリティ高い。
Puma Blue / Holy Waters
サウスロンドンのシンガーソングライターPuma Blueの2ndアルバム。
前作が本当にお気に入りの1枚で(2021年ベストアルバムにも選んでた)定期的に聴いているんだけど、前作に比べると少しダークで陰鬱な感じに寄っていて、個人的には前作のほうが好きかも。
それでも前編通して良い曲ばかりで、おそらくこれから冬が深まるにつれて価値が高まっていきそう。
サウンドの空間の広がりが本当にリッチで、初めて聴いた時からどうやってレコーディングしたんだろうって疑問に思い続けてる。
Sparklehorseとかに通じる陰鬱を1周回って辿り着く浮遊感・脱力感みたいなものが俺は大好きなんだと思う。この曲とか。
cero / e o
日本のバンドceroの5thアルバム。
洋楽ばかりが続いていたのでここらへんで邦楽を。
今年はcero以外の邦楽はアルバムほとんど聴かなかったなー(EPは良いのいっぱいあったんだけど)。
前作に引き続き相変わらず大衆に媚びない孤高のサウンドを突き詰めていて本当に尊敬に値する。
前作と同じくらい、ともすれば難解なコードワークやメロディラインなんだけど、何故か気づいたら口ずさんでしまっていて、すごく不思議な感覚だった。
難解さとキャッチーさって本来であれば同じベクトル上の相反するものとして捉えがちだと思うんだけど、独立した別ベクトルとして共存することも可能なんだなと気づかせてくれたこの作品は本当に素晴らしいし価値があると思う。
アルバムの中で一番脳内でループ再生してた曲。
Benny Sings / Young Hearts
オランダのシンガーソングライターBenny Singsの8thアルバム。
Benny Singsこれまであんまり聴いたことなかったんだけど、NelkoのSayaちゃんが確かNelkoプレイリストに入れてて知り、今年アルバム出たから聴いてみたらめっちゃ良かった。
Hip-hop味を感じるオケにゆるいメロディをのせたポップスが本当に心地良くて、今年の精神安定剤になってた。
この曲のBメロ部分のメロディがエモくて本当に好き。
Arlo Parks / My Soft Machine
ロンドンのシンガーソングライターArlo Parksの2ndアルバム。
1stアルバムから話題になってて自分も好きでよく聴いてたんだけど、似たような曲が多すぎてちょっと振り幅が少ないなぁなんて思っていた。
でもこの2ndアルバムは前作からさらにパワーアップしていて、前作からのメロディセンスと歌声の良さはそのままに、曲調の振れ幅が多様で飽きのこないバラエティ豊かな作品に仕上がっている。
前作のロック味のあるサウンドではなくシンセを多用したサウンドが多いのも個人的に刺さった要因だ。
この曲が大好き。
まとめ
最終的にUK、特にロンドン発のアーティストばかりになってしまった。
来年は邦楽ももっと聴いていきたいね。あとはアフリカもっと掘りたい。
来年も良い音楽にたくさん出会えますように。