初めて会った日①(毒舌あざらし視点)

※公式の見解と異なる部分がある場合がございます。
※この小説は1ファンの妄想です。独自の解釈が含まれております。キャラ崩壊してると思われる部分もあると思います。苦手な方は閲覧をしない事を推奨します。

あれは確か僕が3歳位の時だったと思う。ある日パパとママが従兄弟のツンちゃんをお家に連れてきてこう言った。
「今日からね、ツンデレあざらしちゃんが私達と一緒に暮らすことになったの。
いきなりでビックリかも知れないけど弟ができたと思って可愛がってあげてね。」

パパとママに連れてこられてツンちゃんは今よりもうんと小さくて細くて恥ずかしそうにモジモジしてた。
「ぼく、ツンちゃん…」
舌足らずな自己紹介をしてくれた。自分の名前が最近言えるようになったらしい。

ツンデレあざらしは僕のママの妹の子供、つまり従兄弟にあたる。ツンちゃんとはお盆やお正月の時に集まった時に会ったくらいだった。

その時はまだ赤ちゃんでお包みに包まれてて親戚のおじさんやおばさんが「可愛いねぇ」「お父さんの敬語あざらしにそっくりだねぇ」と言ってた。

ツンちゃんが産まれてくる前は一族の中で僕だけが唯一の子供だった。だから僕は王様のごとくチヤホヤされてたのに、ツンちゃんが産まれたらみんなツンちゃんツンちゃんばっかり言うようになった。
だから、僕のことはどうでも良くなったの?ってたくさん泣いてパパとママにヨシヨシされたのを覚えてる。

「でもママ、なんでツンちゃんが僕達と一緒に暮らすことになったの?」

ママは一瞬困った顔をした、すかさずパパが言う。
「ツンちゃんはね、パパやママとはぐれてしまったんだ。だから私達が引き取ることにしたんだよ。」

ツンちゃんの顔を見ると目の周りが赤かった。沢山泣いたんだろう。

その日から僕とツンちゃんは一緒に暮らすことになった。

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