テストのルール、どこまで許す?
こんにちは、つんです。
今回はテストを行う難しさについて。
この間、ネパールやベトナム、ミャンマーなど非漢字圏の学生が多いクラスで漢字の小テストをしました。
新入生のため、やる気は十分。
テスト用紙を配りいざ開始!
黙々と書いていたのは…ほんの数分。
隣をちらちら、はまだいい方で後ろを普通に振り返る者もいる。
母語で隣に何かを聞いていたり…ってこれテストなんですけど!?
一応これ、テスト前にさんざんカンニング行為ややってはいけないことを説明しています。理解もできています。でもこれ。
中国人の多いクラスでテストをやったときは、普通にボールペンで書き始めて「おいおい」となった。
もちろんこれも事前に鉛筆で!と言っている。わが校の中国学生はボールペンしかもっていないのも多く、鉛筆を持っていてもなぜかボールペンでという学生もいる。
母国ではもしかしたら許されたのかもしれない。そこまで厳しくないのかもしれない。
じゃあしょうがないか、それではだめだと私は思っている。
今までそうしてきたのなら、その癖はすぐ抜けるものではない。学校の小テストならまだいいが、彼らにとって重要な日本語の試験や受験でこれらをやったら当然アウトである。
日本の厳しさをその時知るのでは遅いし後悔してもこれまた遅い。
初回こそ優しく対応はするけど、2回目以降はとにかく目を光らせ小テストだろうが厳しく注意し叱る。
再三注意してもニヤニヤ誤魔化すようなら容赦なく採点は0点。
もちろんすべてのクラスがそうというわけではないけれど、たかだか10分程度の小テストにもそれなりの労力が必要なときもあるんです…。
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