A3!BLOOMING LIVE 2019 神戸公演のライブビューイングに行ってきたよレポ①
女が・・・女が沢山いやがるっ・・・!
わたしはそう思った。
わたしは無人島に漂流し20年以上そこで過ごし帰還した男ではないし、伊藤開司でもない。
ここはA3!BLOOMING LIVE 2019 神戸公演のライブビューイング会場だ。
ライビュ自体初めての私だが、こんなに女の人が大勢いる現場に来るのは初めてだ。
というのも、わたしは地上から地下まで様々な女性アイドルのオタクをしてきたわけで、ペンライトを振り歓声をあげる現場には慣れていたのだが、やはり女性アイドルということもあってオタクの大半が男性だ。主現場である某女性アイドルグループはその中でも男女比率が比較的小さい方ではあったのだが、男性の方が多い。
そして、ライブには付き物のコールアンドレスポンスだが、わたしの行く現場の歓声といえば「おおおおおおお↑(低い声)」という感じだ。
正直、女性向けコンテンツのライブでの叫び方が分からない。
お正月にジャニーズのカウコンを見たり、たまに少クラを見ることもあるが、歓声は「キャアアアアアアアアア(高い声)」という感じだ。
わしには……できん…………
ずっと男に囲まれて育ってきたのだ。
今更そんな甲高い女の声を出せと言われても…
しかもそういう現場ではオタ芸も打たない、MIXも打たない、推しジャンもしない…
それでどうやって推しへの愛情を表現すればいいのか。わたしはそれしか愛情表現を知らない不器用な女だ。ライビュだから推しが目の前にいないとはいえ、悩んだ。
ライビュに向けてA3!の曲を聴きこんでいた時も無意識にコールを打っている。だめだ、タイガーファイヤーを言っては!ガチ恋口上も打ってはいけない!そう思うがもうこれは生理現象に近い。なかなかやめることはできないのだ。
そんな心配を抱きながらライビュ当日。
A3!は女性向けコンテンツ。もちろん、男性のファンの方もいるとはいえ、わたしの行った会場では男性の方は見受けられなかったように思う。両隣が女性、後ろも女性…なんとも不思議な感覚である。
そして、ライブが始まった。
ステージ上に団員が登場する。
次の瞬間、わたしは衝撃を受けた。
ギエエエエエエエエエエ!
今まで聞いたことの無い歓声だった。
そうか…これで……これでいいんだ………!!
これはライブビューイング。
推しは目の前にいない。
推しに恥を晒す心配はない。
思い思いに、推しへの思いを叫べばいいんだ………!!!
そして推しが登場。
ヒイイイイイイイイイッッッ……
わたしなりの歓声はこれだ。
もう声も出んかった。でも、これでいいのだ。
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