なぜスプラトゥーン3をnot for meだと感じるのか
イカ研のスプラへの解像度が低いというnoteを見かけて自分も近い考えをもっていたんだけど、どちらかというと「解像度をあげない」という方針に決めたのではないかとおもう。
もっというと、e-sports路線を諦めてお祭りパーティゲームにしてマーケティングで売ろうとしているんだと考えてる。
イカ研はさすがに開発なのでデータもたくさんあるしユーザテストもやっているはずなのでゲームに対する理解度が低いとはとてもおもえない。
でも実際としてとてもスプラをまともにプレイできる状態ではないことからエアプとか言われている。
このギャップはどこからくるのか考えると、もう組織全体の方針としてバトルのバランスというものを諦めているのだと考えるしかない。
つまりスプラ3は練習して上手くなるゲームではなく友達とワイワイ楽しんだりするゲームなので。
そう考えると追加予定のウルショ撃ち放題モードとかお祭り的なモードの追加は非常に納得がいく。
また、新規追加されるステージ構造がどれも同じようなものでオブジェクトにユニークさがないというのもステージを追加すれば盛り上がるからなにか出せば良いという考えなのだと予想できる。
バトルにおいてステージやブキが終わっているのはそもそも調整するモチベーションがないのだろう。なぜならお祭りパーティゲームだから。
一方でPvEのサーモンランのイベントを追加したりイベントを開いたりギアやロッカーなどバトル以外の要素が大量に増えたのはそういうバトル以外へ開発リソースを注ぐという決定をしたからだと考えれば納得がいく。
そのような広告を大量にバラまいてSNSや口コミを増やし販売数を増やしていく方針なのだろう。
たしかに、スプラに限らず対戦ゲームを買うほとんどのユーザはエンジョイ勢であり初心者だ。
Xマッチでしのぎを削る人なんて数%しかいないだろう。
しかし、スプラというコンテンツが伸びた要因としてガチ勢が努力して大会や動画、配信、コミュニティを盛り上げてきたところは少なくないわけだ。
近年のマーケティングの基本として熱心なファンを大切にするというものがある。
熱心なファンをお金をかけずとも商品を宣伝してくれるからだ。
イカ研はそのようなファンをターゲット層から外すような方向にシフトしている。
これが良いのかどうかは私が決めることではない。
いずれにせよ、スプラトゥーン3は自分向けのゲームではなくなってしまったということが悲しいだけだ。