田村由美先生が世間に見つかってしまった件
こんにちは。ツナです。
今日も元気にしております。赤ちゃんもすやすや眠っています。
さて、表題の件について。
そう、長らくの推し、田村由美先生がこの度とうとう日本中の民に広く知られることとなりまして。
先生の現連載作品「ミステリと言う勿れ」が月9でドラマ化されてるんですね。
かねてから推しておりました。
今回は田村由美作品について愛を叫びます。
先生のことについて語るので敬語です。
私が先生に出会ったのはもう20数年前。
そう、私は小学生でした。
うちは母親が大の漫画好きでして。家にいろんな漫画があったんですね。
もちろん私と妹(年子)はりぼんとなかよしを毎月購読しておりました。
魔法やドレスやウブい恋の話にときめいていた私が、何気なく母の本棚から見つけた1冊の本。
それが「BASARA」だったのです。
フラワーコミックス(だったかな?)って書いてあるし少女マンガかな、なんだろくらいの気持ちで読み始めて、まあービックリしました。
こんなに苛烈な少女マンガがあんの???って。
小学校高学年で良かった。
低〜中学年だったらナニコレむずかしいとかってほっぽってたかも。
これがわかる時期に出会えてよかったです。
(けど読み返すたびにまた前とは違う感慨もプラスされてくからほんと前の私わかってなかったって思うんだけども)
もうとにかく一気にのめり込んでずーっと読み続けて、
そんで大大大大大号泣しました。
いや、読んでない方にネタバレしてはいかんからね。これ以上内容には触れません。
ただ本当に心を全て持っていかれました。
その時は知らない言葉だったけど、
「重厚」
この言葉に尽きる。
今まで読んできたどのマンガより重厚だった。
割とジャンプ作品とかも読んでたんですけどね。いやいやパンチの重さがケタ違いにも程があります。
ずーっと決定打をみぞおちに喰らいまくってんのよ。
死ぬよ。感受性が悲鳴をあげとるよ。
初めて本読んで涙とはなみずいっぺんにでたわ。お母さんにメッチャ心配されるくらい目ぇ腫れたわ。
名言に名シーンに心掻き乱される展開にキャラのお茶目さ愛らしさかっこよさ愚かさ儚さそして強さに、生き様に圧倒されたよ小学生…。
そして先生の他の短編も読んだりしたけどその後中学生からはなんとなくマンガから離れてしまう時期に。
これがツナの「空白の5年の非ヲタ期」です。
(しらんて)
そして時は流れ19歳ごろ。
また出会っちゃうんですよ…。
「7SEEDS」に…!
え????は????ちょっとまて?????これ田村由美って書いてあるけどあのBASARAのひと???????あんだけの作品を産んだ後、これ、普通思いつく??????????????????????????
まーじで心底びっくりしてそう思ったしそん時の彼氏にも熱弁しました。彼はわかってくれんかったね。絵がムリとか言って。別れて正解!!!
BASARAの後に7SEEDSって、やばい。
また大大大大大号泣。
今度はバイト先のみんなにメッチャ心配されたよ。目ぇ腫れすぎてて接客業に支障が出たよ。
先生の脳みそはどうなっておられるんでしょうか。ほんとにひとりで描いてるの?????もしかして田村由美って5人くらいの天才集団なんでしょうか。ってくらい一切の手抜きなし、油断なし、もうわたしのみぞおちには穴が開いているよ。
そして1番の不思議は、
その才能を持ってして、
なぁんでこの程度の知名度なんですカァァァァ?!?!?!?!?!
みんな知らないわけ。
田村由美先生って言っても田村直美?って言うし、BASARAって言ったら戦国?って言うてくるし、
7SEEDSって言ったらもう???って顔するし!!
マンガ貸したらハマってくれるんですけどね。
でもそれもバイト先の後輩にBASARA貸したらそのまま借りパク連絡つかずになってからやめました。
人の本を借りパクするやつは
全員ずっと左の瞼が定期的に痙攣しますように。
なんでこんなに大々的に有名にならないんだろう。
この作品たちを知らないままの人間がこんなにいるなんて…と常々悲しい思いをしていた矢先の
月9。
そしていざ始まってみたらば、
い〜感じにみんな気づいてきたんじゃな〜い?????
あれ?これ、メッチャ面白くない??って。
そうでしょうそうでしょう。
そうなんですよ。
いや、ミステリと言う勿れが連載開始した時は少し異色だな〜と思いました。これまでの苛烈で過酷な物語たちと比べて。
でもよくよく読んでくと紛れもなく田村由美作品なんですよ。
むしろ先生の思考回路がダイレクトに伝わってきてエッセイ的な?!わぁ、実は1番濃い???的な!!!!(アラフォーが的な的なうるさいね、ごめんね)
登場人物全員に血が通っていて深みがあって、
ずーっっとおもしろいの。なにこれ。
田村由美って10人くらいの集団で描いry
とにかく、20年来の推しである田村由美先生が世間に見つかり、それが大変好評であるという流れにニンマリせざるを得ない私ってわけです。
田村由美先生、あなたの作品に早い段階で出会えたことで、私は人生を歩むくっきりした道標をもらったんだと思っています。
大好きな揚羽や花、整くんたち語り切れない登場人物たちの生き方、考え方に触れさせてくれてありがとうございます。
これからも推してます。
とりあえず借りパクされる恐れのない旦那には布教成功。彼はゴミ捨てちゃんとできます。
娘にも私と同じくらいのタイミングで読んでもらえたらいいな〜。
推しが輝くことはなんと素晴らしいことか。
これからも、推せる時に全力で押させていただきます!!!