これからの「つながり方・つなげ方」探究会〈11月の会〉
これからの「つながり方・つなげ方」探究会とは・・
「アフターコロナ」「パラダイムシフト」「サステナブル」・・・、社会の中で新しい視点や価値観がうまれたり、必要となったりしています。
このような社会の中、よりよい地域の未来をつくるためには、地域の多様な立場、スキル、ネットワークを持つ人たちが「つながり」、それぞれの力を出し合って地域づくりを進めていくことがますます大切になってきています。
「つながる」ためには、「つながる場」が必要です。そして、「つながる場」がうまれるには「つなげる人」が必要です。この探究会では、「つながる」をテーマに、「つながり方・つなげ方」をみんなで探究していきます。
令和4年11月の会
令和4年11月16日(水)、第2回探究会を開催しました。
探究会は今回も3部構成。
第一部:「つながる事例探究」
ゲストを招いて「つながる」にまつわる経験、成功例、失敗例などを話題提供していただき、そこから「つながる」を探求します。
今回のゲストは、福島伸江さん。子育て中のママたちがつながり、地域で孤立しないように交流するきっかけづくりや、市民ファシリテーターとして地域のさまざまな人たちが集い、我がまちの地域づくりを楽しく語り合う場づくりなどに取り組んでいます。
福島さんが「つながる場づくり」を進めるときに大切にしていること、「つながり」に関するホッコリエピソード、ドキッとしたエピソード、これから取り組んでみたいことなど、賑やかな雰囲気でトークを進めました。
第二部:「つながるワーク&トーク」
探究会の世話人から、「〟バタフライ エフェクト〟の巻」と題して、ワーク&トークを行いました。
「北京で蝶が羽ばたけば、ニューヨークで嵐が起こる」〝バタフライ・エフェクト(バタフライ効果)〟「ささやかな行為により、思いもよらぬ変化がどこかで起こる」ことを表現する言葉から、「つながり」について探求しました。
第三部:アフタートーク
探究会のふりかえりを行い、気になったこと、感じたことなどを情報交換しました。
探究会書記の皆さんからのコメント等
探究会では毎回、感想や気づいたことなどを紹介してくださる「書記」を募集します。今回の書記を務めてくださった方の探究会メモを紹介します。
内沢礼子書記
内沢書記は探究会の様子をグラフィックデザインで整理してくださいました。
野村廉士書記
野村書記は第一部に参加して感じたことを詳細にまとめてくださいました。
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第一部ではゲストの福島さんに「問いかけ」を行い、その回答から「つながり」を探求していきました。
【①福島さんにとってつなげ上手な人って?】
⇒『コミュニケーション上手な人かな?聴き上手な人かな?」(福島さんの人柄が見えるようなやさしい言葉)、『評価しない人もいいですね』
【②福島さんにとって「つながる場」って?】
⇒『サロンで集まってます。ここでの人と人との関りが好きです。』
【③つながる場で大切にしていることは?】
⇒『話を聴く、誰もが話せる場づくり、声かけのタイミング』
【④自身が運営している場でつなげるために何をしてます?】
⇒『ん~・・・参加してくる人をよく知ることかな?イヤじゃなかったらどうぞとかの声かけかな』『以前失敗して、教える体(てい)で接して反省してます。聴くことから始めないと』
【⑤場づくりで良いエピソードは?】
⇒『メンバーのそれぞれの役割から目的やゴールが共有され協働のような場になってワクワクしてきて、新たにつながったりして、いい仲間?いいチーム?ってなってきました』
【⑥残念なエピソードは?】
⇒『ガンバったけど、場がなんかチーンとなって・・・ひとりで実践したからなと』
【⑦福島さんの自己評価でつなげる力とつながる力は何点?】
⇒『つなげる力は6、7点かな つながる力は4点・・・』 『引いちゃうんですよねー あとで一人で落ち込むんです・・』(意外な福島さんの自己評価)
【⑧最後これからチャレンジしたいことは?】
⇒『高齢者と子どもをつなげたいです。いろんな高齢者の方々がいるので、得意なことや特技だったりを子どもとつなげたい』
福島さんからは、ほのかに金木犀のような香りがするお話が画面越しに伝わってきました。その香りに探究会の参加者が寄せられ、画面上でのつながりがあったように見えました。