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不運を乗り越えて 2020 J1 12th Sec
J1第12節。この日の前日、チーム関係者に COVID-19 に掛る検査の陽性反応があったことが判明したため、試合の開催が不透明な状況になっていた。
8/21実施のPCR検査結果のお知らせhttps://t.co/O9xS9kSUBh
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) August 22, 2020
67人の検査結果および、判定不能者について弊クラブ内ならびに試合開催に関わる関係者に濃厚接触者なしの判断により、明日のJ1リーグ第12節・サンフレッチェ広島戦は、予定どおり開催されることを併せてお知らせいたします。
相手チームは既にこちら横浜に向かった後だったので、ひとまず上記リリースの通り延期は回避され良かったのだが、チームは練習を制限されたまま試合当日を迎えることになり、不安要素は消えないのだった。
スタメン
STARTING LINE-UP presented by @haysjapan
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) August 23, 2020
GK: パク
DF: 小池 チアゴ 實藤 ティーラトン
MF: 扇原 喜田 マルコス
FW: 仲川 ジュニオール 前田#fmarinos #Jリーグ #HAYS pic.twitter.com/7Zqfv768Hi
熟成を待つ最前線、そのほかはSB以外はほぼ前節と同じ面々。サブに前節の結果が反映されているように見える。誕生日を迎えたとはいえ喜田の連戦連勤は大丈夫か! とにかくホームであるし、結果が欲しい。
上手くいかない前半
特別根拠はないのだけど、キックオフ直後にJFKが何か仕掛けてくる気がして仕方なかった。ごちゃついてサイド展開から枠内シュートを許したものの、この立ち上がりで失点せず胸を撫で下ろす。
前半に試合を動かせないうちの傾向、さらに後半にかけてのことを考えれば、先に失点してはならないし、541で引かれるとますますまずいことになる。
大然のスピードを生かそうとする狙いは見て取れるのだが、「いかにも」という直線的なパスを狙いすぎたり、それ自体合わなかったり。中央や逆サイドに時間を作ってからの裏、というごく単純なメカニズムが欲しいところ。
攻撃は、左も上手くいかないが、右もどうも良くない。ファイナルサードまでどうにか前進するものの、最後の1,2プレーが繋がらずフィニッシュできない。相手もそうだが、シュート数が稼げないなんとも物足りない前半となった。0649や2609、3400のような被決定機を決められずに済んでよかったと、心底思う。
魂の勝利
やはり動かないのかと思われた前半終了間際に、マルコスが先制弾を叩き込む。狭い中央を複数のパスで突破したが、詰まったと思われたところ、サントスが大然のパスをスルーしたような形でマルコスに渡りフィニッシュ。
もうひとつ得点の匂いがしないところでこの先制点は大きかった。
しかしこのまま突き放して快勝!といかないのがうちである。( ̄▽ ̄;)
53分に追いつかれてしまう。ただ最近では珍しかったセットプレーをFKから直接ヘッドで決められたものなので、偶然だと片付けることにしよう。笑
後半も追加点の雰囲気はさほど感じられなかったものの、またも唐突にサントスが派手なヘッドで勝ち越し点を挙げる。
右サイドの密集から左へ横断するように繋ぎ、そこから方向性を逆転させるようなブンのクロス。テルの動きも見てほしい。構図は前節の高野のアシストを思わせるもの。サントスはボールが左へ移動する間に「止まった」ために一瞬フリーになり、短い助走をつけ、跳んだ。
2-1になった時点でまだ30分ほど残っていた。さすがにオレもこの時ゲームを殺せとは思わなかったが、残り10分を過ぎてなおカウンター合戦をするチームに、今までなら憤慨していたことだろう。
果たしてピッチに現れたのは、ATに入ってから生まれたエリキの今季初ゴールとなるダメ押し弾だった。
アンジにはじまり、マルコス、ブンらが見せた感情、そして全ての選手が最後まで表現し続けた得点のための闘志。これらは冒頭のようなチームの置かれた状況を受けてのものでもあったことはおそらく間違いない。
チームはこのような戦い方を続けて、この先いくつかの勝点を落とす痛い目に遭うだろう。事実、8453など被決定機は何度かあった。
スタイルが賞賛されるのは勝ったからであり、そんな評価は毎試合結果次第でコロコロ変わる。
だが、それでもいいんじゃないか?
オレも若干センチになっちゃったかな。そんなことを思わされた、呆れつつもちょっと(ちょっとだけね!)爽やかな勝利だった。