城を失う
「この度、実家に帰らせて頂きます。」
なーんて、
喧嘩した夫婦みたいな言い方をしてみましたが、
そうではなく
正式に、引っ越しが完了しようとしています📦
もうほとんど、実家にいるし、そんなに変化はないと思ったのですが、なんだか物悲しい。
色々事情もあり、この部屋にお世話になったのはたった1年ちょっと。
それでも、
私の好きな物で囲み、
私の好きな生活をして、
私の好きな人を沢山招いた、
いわば私の城でした。
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先日、夜、久しぶりに、駅から一人暮らしをしていたアパートまで歩きました。
ああ、こうして歩くのも最後かな。
恋人や友人と、夜のコンビニに行くのが楽しかったな。
あの居酒屋さん、美味しかった。
色んな人たちが遊びにきてくれたな。
結局、あそこのお店行かずに終わってしまうな。
お気に入りの場所、お気に入りのお部屋に、
沢山の思い出を、勝手に詰めてしまっていて、
余計、感傷的になってしまいます。
物や人、場所に、情が移りすぎてしまうことが、昔から私の悪い癖です。
もっとサッパリ、かっこよく生きていきたいのですが、どうしてもクヨクヨしてしまいます。
今も寂しくて仕方がありません。
寒い夜、寒い寒いと愚痴を言いながらも、その中で、あの街を歩くのが、大好きだったということに、今更気づいた夜でした。
人にしても、場所にしても、いつも別れは突然で、感情が着いていきません。
大人になるにつれて、その辺の感情って上手くかわしていけると思っていたのですが、
かわす「ふり」だけ上手くなって、実際そんなことないんだなと、この感情と出会う度に思わされますね。
実家に私の城はありません。
城無しで、私は、私を保ってやっていけるのでしょうか。
不安ですが、やっていくしかありません。
頑張ります。
私のお城、今までありがとう。
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関係ないけど、最近、自分の感情がなかなか文章になってくれなくて、困っています…
皆さん、なぜそんなに、文章が上手なのでしょうか…
知りたい…笑笑
読書量が違うんだろうなあ…
ここまで読んで下さりありがとうございます🌼
暖かくしてくださいね。