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文フリで出るもの ほか(2024)
サムネは負けの街の負けガストで食べた負けポテトです(なんなんだよ)
12/1(日)開催の文学フリマ東京で刊行される同人誌にいくつか参加させてもらっているので、宣伝をさせてください。
①『未完領域』
『未完領域 第1号 特集:ホラーのある生活』にて「ごみ山のゴースト ーニコニコ動画映像試論ー」という名で批評を寄せさせていただきました。ホラーと全然関係なくてかなりごめんなさいなんですけど、こないだ出たハチの「砂の惑星」新MVが認められないだろ!みたいな話をしています。主宰のすぱんくさんにはお褒めいただきとてもありがたかったのですが、手つきはいつも通りでまだまだ習作だなあという感じです。ただまあ、アーキテクチャとしてばかり論じられきたニコ動やコメント文化の視覚的特性について考えてみようという視点はわりとよかった気がします(まだまだ論じきれてない部分ばかりなんですけど、その辺はみんなでやっていこうということで……)。あとはパンとかティルトとか映像の説明もできるようになったのは若干の進歩かも。演出とかはまだまだ全然気付けないことばっかりだし、映像論方面も引き続き頑張りたいですね。よろしくお願いいたします。
②『mimetica』
『mimetica』特集《擬態》に「擬態と撹乱 ——アニメーションにおけるキャラクターの生起について」という題で論考を寄稿させていただきました。「擬態」をテーマにキャラクター論を、というお話だったのでキャラクターが「人格」のようなものを獲得する過程がメディアごとに異なるのではないか、という問題意識から議論を始めています。なのでまあ参照してるのはいつも通りなんですが、議論の射程はいつもより長いように読まれたら嬉しいかなと思います。
近い世代の錚々たるメンバーに囲まれており大変肩身が狭い&光栄なのですが、個人的には『未完領域』さんに寄せた文章と合わせて、自分の問題意識がはっきりした気がします。要は人間と近しいようで全く異なる存在としての「キャラクター」(それはつまり、データベースに人格のようなものが宿った存在という説明がよいのでしょう)に興味があるんですね。もちろんこのことは主観的に捉えれば、我々とキャラクターの境目がどんどん曖昧になっていくことをどのように考えていくべきかという問題圏に接するんだと思いますが、自分はやっぱりそれを可能にするシステムとか構造の方に興味があるのだと思います。それを自分を含めた人間がどう需要しているかには興味がないっぽい(おい)。拙い部分や雑だな〜という部分も多々あるのですが(と書いていて今、「キャラクター=行動様式の束」みたいな議論をすっぽかしたことに気がつきました)、とりあえず今できるところまでは整理できてたらいいな〜と思います。
それはそれとして提出が遅れて本当にすみませんでした……。興味のある方はぜひご一読ください!
③『青春ヘラ』 ver.0
『青春ヘラver.0「ぼくらの青春ヘラ」』で「マイナーサークル運営者座談会「20年代前半の学生文化」」に参加してるのと、若干校正をお手伝いしました。ぺしーみと対面で出会ったのも21年の秋文フリで、だいぶ遠いところまで来ちゃったな……みたいな話をしてる……んだと思います。よかったらご一読ください。
思えば青春ヘラ全10冊中4冊に参加しており、なんか結構お世話になったなという印象です。非会員で一番参加してるはずなので、これで俺がペシミTOだと証明できたようなもんですね。いつも感傷マゾ研の後塵を拝し続けてきた俺ですが、これでようやく時代が来るな……(嘘です)。
ともあれ、ぺしみくん本当にお疲れさま!!!!!!!たまにはちゃんと休んでね……
④『試作派』
評論限定アンソロジー『試作派』さんに、校正担当で参加しています。4作くらいやらせていただきました。素人校正の域をいつまで経っても抜けないのはそれはそれでどうなのって感じだし、こういうのって大体変なくせがついていざ本当に校正とかやる!ってなった時に大変なのは目に見えてますよね。まあともかく、直させていただいた原稿がちょっとでもいいものになっていたら幸いです。自分が直さずともどれもすごく面白い原稿だったので、ぜひぜひご確認ください。
以上4冊をよろしくお願いいたします。また、改めてお誘いくださった皆様に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!
ほか(近況報告)
プロ批評家になった!!!!!(嘘)
ありがたいことに、『リアルサウンド』映画部さんにて記事を書かせていただきました。今回は放送中の『アクロトリップ』と『株式会社マジルミエ』を通して最近の魔法少女ものの系譜をでっち上げてみようという目的で書いてみたのですが、多少は上手く行ってたらいいな〜という気持ちです。
今回のご依頼は明らかに幸運に恵まれただけだし、全然実力も伴っていないのでお見苦しい文章になっていると思いますが、それはそれとして自分の中ではとても嬉しいことのでたまには自慢させてください。普段こういうこと滅多にないからね……。引き続きこうした機会にありつけるよう頑張っていきたいと思いますので、暖かく見守ってくださると嬉しいです。目指せ批評で飯を食うルート(嘘です)。
9月以降人生が始まってんのか終わり出したのかよくわからないですが、何にせよいろんなことが動き始めていて、まあ生きていくしかないか〜みたいな感じです。とりあえず進路が確保されて、ちょっと成果が出てきて、ついでに友達とシェアハウスでもしよっかという感じにもなっています。わけわかんねえ。おかげさまで文フリには出られなかったんですが、こうして色々お誘いいただけることは本当にありがたいです。これで大丈夫なのかは正直わかんないですけど、まだまだやっていきたいと思いますので引き続きどうぞよろしくお願いします。相変わらず多方面に多大なご迷惑をおかけして生きているなと感じる今日この頃です。みんないつもごめんね……。いつか何かの形で恩返しできたらいいなと思います。
そういうわけで、次回は「アニメアワード2024(審査員:俺)」でお会いしましょう〜。みんなのガールズも聞かせてくれよな!(まずは卒論かな……)
舞風つむじ