マヌルネコ界に激震!?神戸どうぶつ王国の「レフ」が那須へお引越し
どうする?どうするんだ!ボル…
(ヘッダー画像は那須どうぶつ王国のボルくん)
なんと、神戸どうぶつ王国のレフくんが、那須どうぶつ王国にお引越しするそうです。
と言っても、同じ系列の動物園内での移動です。
現在、レフくんはポリーとボルの娘アズちゃんとお見合い中でしたが、うまくマッチング出来なかったようです。というのも、レフは8才、アズは3才とひと世代ほどの年齢差があったからと言われています。
そこで白羽の矢が立ったのがポリー(7才)。
すでにボルくんとペアリング中で、2回の出産経験があります。
↑ つい最近、那須どうぶつ王国に行った時の記事です。
なぜ、ポリーとマッチング?
えっ…ポリーとボル、レフの三角関係?人間でいうと、反町隆史・松嶋菜々子夫婦のお宅に西島秀俊が居候する?
(野生動物世界の話を人間に例えるのは良くない。実際、野生では繁殖期ごとに出会ったオスとメスとの間で生殖活動が行われるのですから、当然と言えば当然)
普通、マヌルネコは一匹ずつ展示するケースが多いのですが、ポリーとボルはかなり若い頃から一緒にいるので、ミックス展示が可能になったようです。
そんな二匹の間に、レフを連れて来るのか〜。
でも、そこまでするのには理由があります。
それは、日本で飼育されている多くのマヌルネコの血筋を遡ると、一匹の母猫タビー(埼玉こども動物自然公園)にたどり着いてしまうからなのです。
国内のマヌルネコ16頭のうち10頭はタビーの子孫。また、記事には記載されていない上野動物園にいるユス、ドロー、ナイマはタビーの兄弟。プリームラはタビーの孫(レフの娘)です。
それ以外の血筋は、外国の動物園からやって来たポリーとレフ、上野動物園で飼育されているオスの1匹だけ。最近、プリームラとこのオスとの間に2頭の子どもが産まれています。
今回、上野動物園から神戸どうぶつ王国へ若いオス1頭がやって来て、アズとお見合いするようです。(誰なんだろう…プリームラの旦那さんなのか?う〜ん、いや、人間の感覚で考えたらダメだ!)
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2022/8/5追加
上野動物園から神戸どうぶつ王国に、2021年に生まれたプリームラの息子「ナル」くんがやって来ました。名前の由来はモンゴル語の「太陽」だそうです。
ナルくんはレフの孫にあたります。
ちょっと複雑ですが、アズの父親(ボル)から見ると、姪の子となります。
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国内で自力繁殖を続けるためには、新たな血筋によるマッチングもやむ無し。
でも、あの気の強いポリーちゃんとおっとりしているレフくん。
一体、どうなるのだろう?
レフくんについて
どのような場所でも生き抜く、さすらいのマヌルネコ。
意外とたくましいナイスGUYなのかも知れません。新しい場所でも頑張れ!!
しばらくはバックヤードで飼育されるようですが…
ボルのいない時間帯に、あの展示室にレフくんを入れるのかしら?(マーキングで匂いが付くのは大丈夫なのかな)
ポリーとボルをミックス展示したまま、バックヤードでレフくんとマッチングするのだろうか?謎が多いなー。
難しい試みとは思いますが、飼育員の皆さんも頑張ってください。
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最新情報(2022/7/27、8/6)
情報が更新されてました。今後、ボルとポリー、レフを交互に展示するようですね。みんなでマーキングとニオイつけスリスリ合戦が始まりそう…。
那須どうぶつ王国で、レフくんの展示も始まったようです
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でも、ボルくん…
長く連れ添ったポリーちゃんが別のお相手と…なんて
案外、一人でのんびりできたりして!