西谷戸横穴墓群 鶴見川遺跡紀行(19)
道路脇に突然現れた、謎の横穴墓群
前回からの続き
沢谷戸自然公園の風の舞台からのスタートです。
鶴見川沿いからここに来るまでが、ホントに一苦労。急坂を自転車を押し押し、ようやく辿り着きました。(ヒラメ筋が5mm肥大したはず!)
そこから先は、キレイに区画整理された住宅街の「かえで通り」をまーっすぐに走ります。
三輪緑山球場の角から、
坂道を気持ち良く下って行くと、グーグルマップ上の目的地に到着。
しかし、一体どこに遺跡がある?
周囲をキョロキョロしていたら…
西谷戸横穴墓群
あ、あった!すぐ横の斜面に穴がボコボコと。
1992(平成4)年に都指定史跡に指定。かつてはフェンス越しに見学出来たようですが、長年風雨に晒された影響で崩落する危険性があり、2016年にコンクリートの表面保護と埋め戻し等の保存工事が行われたようです。
西谷戸に隣接する丘陵の東斜面に9基が開口しています。
7世紀につくられたと推定され、圭頭大刀、鉄鏃、ガラス製玉などの副葬品が発見されました。圭頭大刀(頭が将棋の駒のような形)は市、内で唯一発見されたものだそうです。
7号墓
6号墓
4〜7号墓
ここで、肝心の4、5号穴の個別写真を撮り忘れるという失態。
なので、太っ腹の町田市デジタルアーカイブを活用させていただきます!
5号墓
↓内部のパノラマ映像をどうぞ!
かなり、はっきりと線刻画が残っているのが見えます。
圭頭太刀は、ここから発見されました。
4号墓
↓内部のパノラマ映像をどうぞ!
いつの時代に掘られたか不明ですが、いたずら書きが残っています。
9、8号墓
1〜3号墓
1、2号墓
全景
近景ばかり撮影して、全景を撮るを忘れてました
(またもGoogle頼み)
う〜ん。すごい、すごいのだけど…なんか微妙。
やはりお墓は隠されるくらいが、ちょうどいい。
(個人の感想です)
配置図
昔の様子はどうだったのだろう?
横穴墓の前にあったお地蔵さん…
写真を見ると、祠は昔からこの場所にあったんですね。
【ご参考】西谷戸横穴墓群 3Dパノラマ紹介
三輪山廣慶寺
横穴墓群の先には、お寺がありました。
ここから鶴見川へ下る途中で、隣の谷戸に入って行くと…
下三輪玉田谷戸横穴墓群へと繋がっています。
次回は…あの神社へ!
オタク気質の長文を最後まで読んでいただきありがとうございます。 またお越しいただけたら幸いです。