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どんぐり拾いと下準備

娘と公園へどんぐり拾いに出かけた。

まるまる コロン とした、かわいいどんぐりが沢山落ちていて、娘は嬉しそうに鞄がパンパンになるほど拾っていた。

拾っている最中にも、ポトンポトン とどんぐりが落ちてきて、まるでトトロの世界の気分。頭の中には自然とネコバスの曲が流れていた。

持ち帰ったどんぐりは、虫が出てくる可能性があるのでまずは下準備をする。昨年はこれを怠ったせいでゾウムシの幼虫と何度かリビングで出くわした。息子は嬉しそうに観察してから外へ逃していたけれど、幼虫を外に帰してやるためにも、消毒するためにも今年は下準備をしようと思う。



まずは点検。一つ一つどんぐりを目視しながら傷や割れ、穴がないかを点検していく。娘と2人で黙々とどんぐりを点検していく。「これはどうかな?」「これくらいの傷ならいけるかな?」と、娘は楽しそうにやっていた。

点検が終わると次は、たっぷりの水をはったバケツの中にどんぐりを沈める。しばらくすると浮いてくるどんぐりがあるので、それを取り除く。目視では見つからなかった穴や空洞があるとどんぐりが浮いてくるので、それを選別するというわけだ。

どんぐりの中にいる幼虫の命を守るためにも、この2つの作業はなるべく丁寧に、念入りに。避けたどんぐりは公園へ返しに行く。



選別したどんぐりは丁寧に洗い、たっぷりの水をはった鍋で茹でる。熱湯の中にどんぐりを入れると急な温度差で割れてしまったりするので、必ず水の内から入れておく。

沸騰したら更に10分ほど、ぐつぐつと煮る。

(わが家では布おむつの時に使っていた大きなホーローの鍋を使って煮た。タオルを煮洗いする時や足湯をする時、金魚の水槽の掃除をする時などに未だ大活躍をしている鍋だ。)

娘は何度も鍋の中を覗き込み、すご〜い!ぐつぐつぅ〜!(クレヨンしんちゃんの口調)と、喜んでいた。笑

10分たったら水を切り、水気を軽く拭き取ってからチラシを敷いたカゴの中に入れて、一週間ほど乾燥させる。



下準備をしたどんぐりはピカピカでとても美しい。数々の点検を乗り越え、煮込まれただけあり貫禄すら感じる。

茹でたてのどんぐりを触り、あったか〜い!と大はしゃぎする娘と貫禄たっぷりなどんぐりを眺めながら、秋を満喫しているなぁー!と、大満足な気分だった。

乾燥し終え、どんぐりで遊べる日が待ち遠しい。




#紡ぐ日々、

/ 𝟤𝟢𝟤𝟦𝟣𝟢𝟤𝟧


ことごと紡ぐ、






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