雪と読書と淡い思ひで
本日の雪予報。
警戒レベルですが、
何事もなく過ぎ去ってくれればと願うばかりです。
雪が好きではないわたし
故郷を離れて過ごした、
初めての冬に経験したことの無い雪に見舞われ
それから、雪が好きではなくなりました。
ただ、ただ、降り積る雪に
ただ、ただ、降り積る雪に
恐怖を覚えて、鬱々とした感情を
持て余していた頃に出会った本
ただ、美しいそれだけ
そんな中であった本
『雪の断章』著書:佐々木丸美
ただ、ただ雪の描写が美しく、
それから憂鬱な雪も少し好きになりました。
少女の瑞々しさと、
女性としての姿とか
何かに潔癖さを求めてしまう、
少女時代特有の瑞々しさと、
女性として成長した姿に、
思い当たる瞬間を見つけては、
懐かしさと切なさを感じました。
本に閉じ込めた淡い思ひでは‥。
以前、ご縁があった方に、
オススメの本を貸出していました。
貸出ししたまま、
縁が切れてしまいましたが
淡い記憶はほんのりと残ったまま。
ページをめくると
ページをめくると
本の内容の、当時の記憶と、
感情や香りが、蘇ってくる読書
いまはまだ、
ページをめくりないけれど
いつかまた、ふたたび、
めくれる日を、振り始めた雪に願うのです。