自分との約束を大切にしよう
こんばんは、紡葵(つむぎあおい)です。
そして、この記事を見つけてくれたあなたへ。
ようこそ、いらっしゃいませ。
ゆっくりしていってね。
今回は、理想を叶えるためにも自分との約束を大切にしようね、というお話です。
『他の誰かとの約束なら守れるのに、自分との約束はついつい後回しにしがち』『自分のことを大切にしたいのにうまくできない』と感じるあなたへ向けたお話です。
これを読んだあなたが少しでも、自分との約束を守ろうと思えるようになったり、自分のことを大切にしようと思えるようになったりしたら嬉しいです。
自分との約束
あなたは、自分との約束事ってありますか?
そして、それをちゃんと守れているでしょうか?
自分との約束とは、過去の自分との約束です。
この約束には2種類あって、
何かを叶えるための約束
自分を守るための約束
があります。
前者はいわゆる目標的なものです。
たとえば、
「今年こそ、英語を話せるようになる!」とか
「今年こそ、運動するぞ!」とか。
後者は価値観や経験に基づいた、自分を大切にするためのものです。
たとえば、
「やりたいと思ったことは、やろう」とか
「話していて違和感を抱く人には近づかないようにしよう」とか。
今回はどちらかというと後者の自分を守るための約束がメインです。
私は、2年前に自分との約束事を決めて、なるべく守るようにしています。
はい、こんな話を書いておきながら、私自身まだ約束を守りきれていないところがあります。
だからこそ、自分との約束を守るのって、やっぱり大事だなと改めて、思っています。
私が自分との約束を決めるようにしたのは、自分を大切にしたかったからです。
人のために優しくしたり、尽くしたり、言うことを聞いたり。
以前の私はあまりにも他人軸でした。
自分に目を向けるより、他人にばかり目を向けていたので、自分のことはよくわからなかったし、自分に優しくすることができていませんでした。
そのときの私は、自分自身に向ける優しさですら、他の人へと与えてしまっていたのです。
だから、自分に休むことを許可できなかったし、頑張ればどうにかなると思っていました。
頑張れば、乗り越えられる。
頑張れば、結果が出る、と。
完璧主義の私は頑張りすぎていたのに、「まだ頑張りが足りない」と、自分で自分に鞭を打っていたのです。
こんなんじゃだめ。
まだ十分じゃない。
そうしていると、だんだんと、心が、壊れていくようでした。
楽しいことも、嬉しいことも、好きなことも、いっぱいあったはずなのに、全部が色あせて見えて。
誰かにあげられるほどあった優しさは、もう底をついてしまったのです。
使い果たしてしまったのです。
気付いたときには、勝手に涙が出てきていました。
こんな風になりたいわけじゃなかったのに、って。
こうなりたい、と憧れがあったのに、その憧れからはどんどん離れていって。
完全に自分を見失った時期でした。
何を大切にしたいのかすらもよくわからなくて、「このままではマズイ」と思い、自分を取り戻すため、自分との約束事をしました。
これ以上、自分をないがしろにしないために。
これ以上、摩耗しないために。
私が、私らしく、幸せに生きるために。
そうして考えて作った自分との約束事は、とてつもなく優しさであふれているものでした。
今でも、たまに読み返して、なるべく忘れないようにしています。
たまに追加することもありますが、そんなにいっぱいいっぱいだと守りきれなくなっちゃいそうなので、これくらいでいいかなとも思っています。
私の、自分との約束
日常にころがる些細なものも出来事もすべて美しい夢であることを忘れてしまわないように、心に刻み、留めること
自然にふれること
散歩すること
睡眠は7時間とること
自分の世界を大切にすること、忘れないように記録すること
月に一回 something new(何か新しいこと)をすること
疲れたと感じるなら休むこと
日常を過ごすだけでなく、ちゃんと非日常も味わうこと
自分の感情を無視せず、その気持ちに気づくこと
自分のものさしを人に使わないこと
思っているだけでは伝わらないから、ちゃんと言葉にすること
大切にしようと思う人を大切にすること
自分を大切に扱うこと、傷つけたり、ぞんざいに扱ったり、無茶したりしないこと
心惹かれるものを大事にすること、興味をもつこと
「めんどくさい」の一言で片付けてはいけない
気持ちを吐き出すこと
誰かの道を歩くのではなく、自分の人生を歩くこと
自分のために生きること
何をして生きていきたいか、何をして死にたいか、考えること
未来ばかり見すぎずに、たまには振り返ること
自分に誇りをもつこと
好きなものは好きと、嫌いなものは嫌いと言葉にすること、ちゃんと自分でわかっておくこと
世界を広げようとすること
まだ見ぬ素晴らしいことに出会うため、一歩踏み出すこと
他でもない自分を愛し、自分との約束を守ること
自分を恋人のように扱うこと
完璧である必要はない
できないことはあることを自覚すること
「面白そうだから」という動機を大事にすること、やってみること
月に一回、自分とデートをすること
全力でやりたいと思ったことに全力をそそぐこと
頑張った次の日は休んでいい(いつもより手を抜こう)
私の生きた証を残すこと
自分との約束は、何かを達成するための目標じゃなくてもいいんです。
自分を大切にする約束事があったっていい。
自分の幸せのために時間を取っていい。
自分にもっと優しくしていいんです。
甘やかしていいんです。
今まで向けられなかった自分からの優しさを、まずは自分に向けてみましょう。
自分が満たされていなければ、他人に与えることはできませんから。
さあ、そんな自分との約束ですが、あなたはきちんと守れているでしょうか?
ついつい後回しにしちゃうのは、強制力がないから?
自分との約束って、ついつい後回しにしがちになっちゃいませんか?
人との約束は守れても、自分との約束って「まあ、いっか」で流れちゃうことがよくあると思います。
人との約束は、相手がいるので、「その人に迷惑がかかるかもしれない」とか、「約束を破るなんて失礼だ」とか、そう思うから約束は守れるんじゃないかと思います。
でも、自分との約束って、そういう強制力とか一切ないんですよね。
あくまでも、自分との約束だから、迷惑をかける相手がいない。
その約束を守らなくても、どうにかなる。
けれど、後々の自分が後悔することになるよ、ってことだけはわかっている。
つまり自業自得なわけです。
だからこそ、あまり真剣に向き合わないことが起きるのではないかなと思っています。
でも、何よりも一番大事なのは、自分との約束を守ることなのでは、と思うのです。
自分が「こうなりたい」とか、「こうありたい」と思ったから、その約束をしたのに。
それをないがしろにするのは、あんまりじゃないですか。
自分を大切にできていないことになるじゃないですか。
何をするにも、まずは自分から。
他の人のことは自分の余裕ができてからでいいのです。
あなたが優しくするのも、あなたが時間を作るのも、まずは自分のためにするのです。
余った優しさを分け与えればいいのです。
余った時間を自分以外の大切な人たちに使えばいいのです。
守れないからって、落ち込まなくて大丈夫
上記にも挙げた私の自分との約束事ですが、守れていないものもあります。
守れていないからといって、自分を責めたりはしません。
大事なのは、守ることよりも、守ろうとすることだと思います。
事故を起こさなければ、危険な運転をしてもいいわけじゃないように。
事故を起こさないように運転する方がよっぽど大事だと思いませんか?
つまりは、そういうことです。
自分との約束を守ろうとすること、すなわち、自分を大切にしようとすること。
それが大事です。
自分を大切にしようとするから、大切にできるのです。
そして、自分との約束が守れないときは、どうか思い出してください。
過去のあなたが、未来のあなたを想って、決めた大切な約束だということを。
必死になって生きてきた過去の自分を、私は裏切りたくはなかったです。
だから、私が、私のままでいられるために。
あなたが、あなたのままでいられるために。
自分との約束を大事にしよう。
それでは、今回はここまでとさせていただきます。
次回は、心理学科を卒業した私が心理学的観点から、モチベーションについて、お話できたらな、と思います。
それでは、みなさん、おやすみなさい。よい夢を。