踏み込んだ先の世界は、案外優しい
こんばんは、紡葵(つむぎあおい)です。
そして、この記事を見つけてくれたあなたへ。
ようこそ、いらっしゃいませ。
ゆっくりしていってね。
今回は、夢に向かって行動するときの最初の一歩について、そしてその踏み込んだ世界は案外優しいというお話をしていきたいと思います。
今、一歩踏み出したいのに、怖くて怖くてたまらないあなたへ向けたお話です。
夢に向かって行動するときの最初の一歩って何をするもの?
さて、夢に向かって行動するとき、最初の一歩としてあなたは何をするでしょうか?
おそらく、大きく分けて以下の2つになるんじゃないかな、と思います。
そもそもどんなことをするのか、よくわかっていないから調べる
何をすればいいかはわかっているから、その最初の一歩を踏み出す
私も、夢はあるけど、どういう風にやっていけばいいかわからないときがあります。
たとえば、前回お話した『ポエム・フォトブック』。私は実際に本を作るのってどうやればいいのか、知りませんでした。
「本の形にするのってどうやればいいの?」
「自費出版?」
「同人誌とかを作る感じと似ているのかな?」
って、わからないことだらけ。
わからないことは、どんどんと疑問から不安に変わっていきます。
「どうすればいいのかな?」
「本当に私にできるかな?」
「うまくいかなかったら、どうしよう……」
でも、そうやって不安になる前に、まずは調べてみるんです。
調べるだけなら、情報を集めるだけなら、「怖くて動けない」ということはないでしょう。
だから、その不安を少しでも解消するために、知らないから怖いままであることを調べていくのです。
実際に疑問点を挙げて、調べてみると、答えは結構いろんなところにあります。
本でも、ネットでも、誰かに聞くでも。
何でもいいから、知らないことを知らないままでいさせないようにしましょう。
知らないままにしておくと、その恐怖は厄介なものになり、最終的にはあなたのことを動けないままにしてしまいます。
最初の一歩を踏み出すことなく、夢を諦めてしまうことになるのです。
そんな風に、夢を諦めたくはないですよね。
やりたいと思ったことを、知らないという不安に押しつぶされてしまうのなんて、もったいないです。
だから、まずは調べてみましょう。
知ってみましょう。
そしたら、「案外やれそうかも」って思えるかもしれません。
私の場合、調べてみて、「自費出版って意外と高いんだ……!」ってことを知ったり、本の大きさや紙の質感、表紙のタイプに製本の仕方などを決めないといけないってことを知ったり。
長い道のりだな、とは思ったけれど、道案内のない道なき道を進むわけではないんだ、とちょっと安心しました。
こうして、ああして、こういって、これをやって、これをして、って。
そう、調べてみるとやるための手順や必要なものなどがいっぱい見えてきます。
わかってきます。
その中には、「うへぇー」となってしまうくらいに大変なこともあるかもしれないけれど、知らないまま不安でいるより、何倍もマシです。
だから、まずは、知らないことを知っていることに変えていくのです。
そして、知ってしまったからには行動するしかないのです。
行動するときが一番怖い
そうは言っても、この行動するという最初の一歩が一番、怖いものです。
あなたもここで足が止まってしまうんじゃないでしょうか?
とくに、発信したり、自分のものを世に出したりするときは、尋常じゃない怖さがあります。
私自身、何度も怖くて緊張に手が震えたまま、その一歩を踏み出したものです。
たとえば、
初めて歌ってみたを投稿した日
初めて英検の試験を受けた日
初めて小説を投稿した日
初めて英語のオンラインサロンに入った日
そこで初めて英語でライブ配信をした日
初めて海外に行って、英語で話した日
初めてnoteを投稿した日
初めてstand.fmで音声配信をした日
どれもこれも、怖くて、不安で、失敗したらどうしようって思ってました。
「怖い」
「緊張する」
「やっぱりやめておこう」
「私には無理かも」
「上手くいきっこない」
「へたくそって笑われるかも」
「批判されるかも」
でも、入念に下調べをして、何度も練習して、「大丈夫」って自分に声をかけながら、そっと深呼吸をしました。
「何もしなければ、何も変わらない」
「ここまで来たのに……」
「あとは、ボタンを1つ押すだけなのに」
怖くて、躊躇した手をどうにか言い聞かせて、ボタンを押しました。
実はこれらの「初めて」、8割は勢いで、投稿ボタンを押しました。
「もう、どうにでもなれ」って。
でも、怖いことも、不安に思っていたことも、何も起こりませんでした。
それは逆にびっくりしてしまうほどに、あっさりできてしまったのです。
へたくそだ、と笑う人はいませんでした。
あなたが書いたことなんて読む人はいないよ、という人はいませんでした。
むしろ、優しい反応をもらえたのです。
そのとき、私は思ったのです。
「ああ、なんだ。世界って、案外優しいんだ」
って。
「しかも、案外みんな他人に興味ないんだ」
って。
初めてを見に来てくれる人は、中々いません。
それに、その初めてに対して、悪く言うようなそんな人もほとんどいません。
なぜって、それは、まだ誰もあなたを見つけていないから。
たとえ見つかったとしても、ほとんどの人は通りすぎるのです。
ちょっとだけあなたのことを気になった人が、何気なくいいねを押したり、反応したりするだけなのです。
ね?
世界って、案外勇気を出して踏み出した一歩を、優しく受け止めてくれるのです。
私は今まで、幸いにも人に恵まれて、発信したものたちに反応がありました。
「見てくれた数」、「いいね」や「スキ」、「フォロー」、「スタンプ」、「コメント」、形はさまざまですが、どれもこれも、優しい反応ばかりで、心があたたかくなるようなそんな気持ちになるものばかりでした。
勇気を出して、踏み込んでよかったと。あの日、頑張ってあの恐怖に立ち向かってくれた自分に感謝したくなるほどでした。
勇気を出して一歩踏み出そうとするあなたへ
だからこそ、勇気を出して一歩踏み出そうとするあなたの背中をそっと押したいです。
あなたが飛び込む先は崖なんかじゃない。
恐ろしいほどの暗闇でもなければ、罵詈雑言が飛び交う世界でもない。
ただ、今のあなたと同じように、最初の一歩を怖がって、それでも踏み出した人たちがいる場所です。
同じスタートラインを越えてきた人たちです。
だから、彼らは優しいのです。その怖さを知っているから。
だから、歓迎するのです。よく来たね、と。
でも、この怖さを知らない人が、この怖さを忘れてしまった人が、心にもないことをあなたに投げつけるのです。
だからといって、そこで諦めたりはしないでほしい。
せっかくやってきたあなたが、そこで終わってしまったら、私はとても悔しいです。
勇気を出して、踏み出した一歩を、踏みつぶされるなんて。
踏みにじられるなんて。
そんなこと、あっていいわけがないんです。
だからといって、あなたがつらいまま、そこに居続けるのを見ているのもつらいものです。
本当は気にしないのが一番なんですけれど、そう簡単に「気にしない」ができるわけじゃないのは、わかっています。
だから、その場を離れることを選んだっていいのです。
でも、これだけは知っていてほしいです。
「2:6:2の法則」です。
自分に対して好意的な人が2割いて、
逆に自分のことが嫌いな人が2割いて、
そのどちらでもない人が6割いると言われています。
つまり、どれだけあなたが「みんなから嫌われたくない」と思っても、2割の人たちをどうこうすることはできないんです。
悪くいってくる人たちは、存在します。
多くの目に触れるほど、攻撃されることは増えていくでしょう。
でも、その2割の人たちにばかり目を向けないで。
あなたが届けたい相手は、あなたのことを好意的に思っている2割の人や何とも思っていない6割の人たちだと思うのです。
目を向けるべき相手は、そっちなのです。
さあ、今の部分を読んで、「さらに怖くなった」という人がいるかもしれません。
でも私はあえてこの話をしました。
踏み込んだ世界は案外優しいものです。
それは間違いではありません。
だからといって、厳しくないわけでもありません。
何でも楽にいくとか、すべてうまくいくとか、そういうあまい言葉にのせられて、いざやってきたら、手を離されて、突き放される。
少なくとも、私はそんな言葉がほしかったわけじゃないのです。
怖くても、つらくても、その先の景色が見たいと願ってしまったから。
だから、それを乗り越えるだけの勇気がほしかっただけなのです。
怖いことも、つらいことも、わかっていれば、備えていれば、案外どうにかなったりするものです。
わからないから、怖いのです。
わからないから、つらいのです。
だったら、最初から怖いものだって、だれか教えておいてくれればいいのに、って。
つらく、きびしい道になるかもしれない、ってその可能性を少しでも教えておいてほしかった、って。
だから、この話をしました。
希望にあふれただけの話じゃ、困難に出会ったとき、どうすればいいか、わからないから。
備えておくことすら、できないから。
だって、ここまで読んでくれているあなたはきっと、私と同じような人です。
夢を見てしまったのです。
これがしたい、って。
これがやりたい、って。
こうなりたい、って。
夢のその先が美しいものであることを願うと同時に、その道のりは簡単ではない、と。
でも、それでも、その夢を叶えたいから。
たとえ、どんなに怖くても、どんなにつらくても、叶えたいと思ったこの思いは嘘ではないから。
怖いもつらいも全部、乗り越えるだけの勇気がほしいと思ったから。
だから、今一歩踏み出したいのに、怖くて怖くてたまらないあなたへ
大丈夫。
あなたが踏み出したその一歩はいつか、誰かのためになる。
怖くていい。
不安でいい。
そのままのあなたで飛び込んでほしい。
世界はあなたが想像するよりも、きっと優しいはずだから。
それでは、今回はここまでとさせていただきます。
少し熱く語りすぎてしまいましたが、夢を叶えたいと願うあなたのお役に立てれば、嬉しいです。
次回は、考えすぎる私が考えすぎたっていいじゃん、と思いに至ったまでのお話をしたいな、と思います。
それでは、みなさん。おやすみなさい。よい夢を。
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