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吐露2

81
個人的な書き物です。
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2022年11月の記事一覧

初心

生まれて初めて立ち上がろう
生きようとしていた頃があった

短い人よりは長めに
長い人よりは短めにある今

自分の足で立つことが怖い

もう一度
ただ立つ
生きることを楽しむ

どんなことも恐れずただ楽しんできた自分は飛んでいたのだろうか

横になり終わりを待つほうが楽だなんて

期待するより諦めるほうが楽だと決めつけてしまった

そこには変化がないと気づいてもいる

変わりたいという本音

変わ

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歪む季節

一番外

乾いていく

地に落ちていく

より低い気温を耐え抜くため

超えていくための営み

小さきもの 集い笑う時あり

ほころび

枯れゆく

小さきもの ぽつりきて

家族きて

仲間きて

バラバラに感じ

刻み

去る

時来ればまたぽつり

ザクザクと音を立て

ただ生き残る様を眺めにやってくる

ひとりでもよく語り触れ笑む

集えばより笑う

ここに残らず超えていけ

暮れても暮れ

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ひとの手

手摘みの距離でずっと一緒にいられたらよかった

ただそこに在るものたちと踊るように遊び回った記憶

手つかずのものたちは変わらずにいた
そのことを忘れて過ぎたわたしの時間

壊す前から分かっていたこと

壊すのは簡単で短すぎた

過ち

止まらなかった

なくしたあとに気づくこと

便利さの後ろめたさ

失った規模の大きさ

わたしもあなたの一部だった

記憶の奥深くに刻まれた祈り

手つかずの存

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女の子

いつも顔色をうかがっていた女の子

不機嫌な母の期待に応えようと一生懸命がんばり続けた女の子

笑ってほしかった

ずっと笑顔でいてほしかった

大好きだよといってほしかった

優しく抱きしめてほしかった

安心したかったの

母の機嫌がいい日、ごめんねと謝ると「いいよ」と優しく言ってくれた。

大切な記憶

もっと
優しくされたかった
もっと

欲しいものは手に入らないまま
今日を作り出すことが

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