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エースで4番を育てたい

  • 軟式少年野球のコーチを20年ほどやっていました、チームは1年から4年のジュニアチームです、毎年春になって新入団の子たちと練習している時思うのは最初から野球が上手い子はいるけど、ボールの投げ方も知らない子もいるのです。そんな子供達に何を教えてあげれば打てるようになるのかまとめてみました。

  1. 起動のタイミング

  2. ミートポイント

  3. バットの角度

  4. 目を離さない

  5. 力を入れて

  6. 本当に解っているのか


1.起動のタイミング
バッター、ピッチャーはフォームも起動のタイミングも全て違うので基準を決めます、まずはピッチャーが球を離したタイミングで起動させてみましょう、球をミートポイントで捉える為の、球に合わせるスイングなので、ゆっくり力を抜いた起動スイングです、合わせる余裕が無い場合は起動を早くするよう指示します。

2.ミートポイントは何処か
真ん中のコースをセンターに弾き返す事が基本なので、バットのグリップをピッチャーに出した所で、両手は肘を伸ばしてこの時手首は右バッターの場合左手首は下向き、右手首は上向きになる何処です。

3.角度
センター返しは球をミートする時バットの角度はピッチャープレートに平行が基本です。
グリップから出し始めたスイングは、ヘッドを出しながら球を捉えた時平行になるようにします、また少しずつ力とスピードを増したスイングはピークになり球を捉え更に手首を返しながら打球に力を込めて行きます。

4.目を離さない
よく見て打て、コーチの決まり文句ですが、どう見るのか、まずは投手の手元から始まります、球を捉えるポイントは、投手の手元を見た時、視野の中のに入っているので目線を球から切る必要は無いのですが、良く見ろと教えると目線を近くに切り替えてバッターボックスの近く迄見ようとして、結果的に手が出ない子がいるのです。
ミートポイントにティースタンドを置いてミートポイントを教えましょう。

5.力を入れる
ダウンスイングを教えらた子供達は、球を捉えた瞬間、力を抜いて当てただけのバッティングになる子がとても多いのです、これはコーチの説明不足から来ている事が有ります。合わせる為の柔らかいスイングであるはずのダウンスイングを打撃の全てだと教え、思い切りダウンスイングをさせていませんか?その結果スイングの起動時に力が入り始動が遅れる、球を捉えた瞬間には力のピークを越えており、当てただけのバッティングになっているのです。
バッティング練習で合わせて打つを身に付けさせましょう。

6.指示しても解っていない。
子供達には野球用語は解りません、試合中指示を出して解ったかと聞くと、必ずハイと答えます。本当に解っていなくてもとりあえずハイなのです、子供に解る言葉で指示しましょう、ハイと答えた子に本当に解ったか必ず確認してください。
長くなりましたがこれで打撃編は終わりです、コーチはプロではなくほとんどが野球好きのお父さんが頑張っているのです、お父さんコーチのみなさん、優勝目指して良いチームを作ってください。
次はチームの要エースについてまとめてみたいと思っています。

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