【タスマニア・パラオ編】東京海洋大学専攻科の7か月実習に迫る!最終回③
こんにちは!@海洋大情報サイト「TUMSATY」です。
前回記事に引き続き、海洋大専攻科の実習についてお話を聞いていきます。
【マグロ延縄・バリ島編】東京海洋大学専攻科の7か月実習に迫る!大物がかかったぞ①
【フリーマントル・南極編】東京海洋大学専攻科の7か月実習に迫る!いよいよ南極だ②
前回のおさらいになりますが、以下、航海の基本情報です。
実習の年と時期と船
航海ルート
3か月の航海ルートは以下の通り。
前回記事では南極までを話していきました。最終回となる今記事ではタスマニアのホバートからのお話になります。先輩方が4年次の乗船実習で行ったパラオについても併せて載せていますので、お楽しみください!
④タスマニアのホバート
南極を出発し、一行はオーストラリアの島・タスマニアのホバートに到着します。12月に東京を出て、タスマニアに到着したのは2月頭です。
▶タスマニアでは、色々動物見たよね!
以下、オーストラリアらしい動物たち。
▶マーケットにも行ったり。他には皆でバーベキューもしました!
Me:(他の写真を見て、)タスマニアでは学生たちも私服なんですか?確か、バリ島やオーストラリアで観光していたときは制服でしたよね。
▶タスマニアでは私服でした。タスマニアのホバートでは、シーシェパード(海洋環境保護団体・環境テロ団体)の船やその関係者もいるみたいで、だから制服だと「捕鯨団体」として思われてトラブルが起きたら嫌ということで、私服で過ごすようになっていました。
いよいよ7か月実習は終わりを迎えようとしています。この先、船は東京に向かい、実習は終了となります。
▶2月の終わりに東京帰ってきたときはよく覚えています。電波が入って、就職先から配属先のメールが届いていたから(笑)
専攻科の7か月実習を振り返って。
Me:マグロはえ縄に始まり、バリ島→フリーマントル→南極→ホバートと、盛り沢山な実習でしたね。7か月実習(うち航海3か月)という長い期間ですが、辛かったこと、良かったことはありますか?
▶電波が入らなかったこと、食べたいものが食べれなかったこと、ですかね!あとはもちろん、同じ空間での共同生活なので、ちょっとしたことが気になったりもしましたね(笑) 洗濯物を取らない人がいたりとかで、いざこざが起きたり(笑)
▶ただ、人間関係で色々なことがあるけど、滅多にない体験をできたことは本当に良かった。社会に出てから、「実は南極に行って」とか「マグロ獲って」とか何気なく言うとビックリされますね(笑) また、船上での生活を経て精神的にも強くなりましたし、一緒に実習をした仲間たちとは共に苦楽を乗り越えたことで、今も続く仲になれたのは自分の中で大きいです。
皆さん、東京海洋大学の専攻科のお話はいかがでしたか?航海を学生目線で語っていただき、大変有意義な時間になりました。「専攻科ってどういうことをするの?」という疑問を持っていた海洋大生や、「大学生が航海に出て南極に行っちゃうってどういうこと!?」と思っている外部の方、記事を読んで楽しんでいただければ嬉しいです。もし、あなたが高校生以下であれば、ぜひ海洋大学に入学してみましょう!(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました!
(以下、番外編のパラオとなります。)
番外編:4年次乗船実習のパラオ
今回お話しした南極実習の前には、4年次の3か月実習(航海は1か月)があります。先輩方はその航海でパラオに行ったみたいです。また、この実習でも、マグロはえ縄漁を行ったみたいです。
▶現地でツアーを申し込んで、ミルキーウェイ楽しんだよね。やっぱりずっと船上にいるから、陸に降りるとみんな羽を伸ばしていました(笑)
▶泥をかぶっている人もいました(笑)
謝辞
今回取材にご協力していただいた、土屋さん、宮本さん、どうもありがとうございました!また、素晴らしいプロ並みの写真をありがとうございました!
写真提供元:
土屋さん、宮本さん、今井さん