夢見る猫のハレブタイ
前置き
2023年4月奏みみちゃん初のリアルワンマンライブ「アンダーパス・ドリーマー」が池袋Harevutaiで開かれました
これはその個人的な感想レポートです
レポートのタイトルはライブ名称の「ドリーマー」と猫耳姿である奏みみちゃんとライブ会場のハレブタイを繋げたものです
ライブのダイジェストはこちら
【ダイジェスト】奏みみ 1stワンマンライブ - アンダーパスドリーマー - 【#奏みみとハレブタイ】
https://youtu.be/UAWdk2GgWGg
ライブで発表されたアルバムはこちら
2ndアルバム『Underpass Dreamer』5月1日デジタルリリース
https://ingrv.es/bgisqvoa-898-4
朝
その日の朝、そわそわどたばたしている人がそこに居ました
推しているアーティストのハレの日だってのにまだ準備もできておらずに急いでリュックに荷物を詰め込み、プレゼントは手紙が良いと言っていたのを真に受けて、小さなカードにメッセージを急いで書いて入れて、着替えどうしよう暑くなるかな、どうでもいい事ばかりに気を取られて出るのが遅くなるのはいつも通り
とりあえずTシャツを重ね着して見た白いTシャツと黒いTシャツの組み合わせがなんか変。結局アパレルコラボで買った黒Tの上にクラファンでもらったXLのTシャツをきて、薄めだけど撥水性のウインドブレーカーを羽織ってロゴ付きパーカーはリュックの底に
クラファンでもらったペンライトは全部一応入れとく
リュックには缶バッジやらキーホルダーを付けて、出発！
とりあえず見たかった美術展が会期が迫ってたので行って見よってことで家を出ました
初めてのこと
日比谷まで行って見た展示会は初めての場所で建物を見て回るのも楽しく、いつの間にやらこんな時間
というのは建前
こんな半世紀も生きたおじさんが慣れてもいないライブに紛れて行っても良いのかな？と内面自問自答しながら美しくて魅力的な絵をたくさん見られる展覧会にかこつけてうろうろしていたら時間が経っていたのでした
リュックにペンライトは入れたもののライブで振ったことは一度もないし、2列目なんて距離でライブ見たこともないし、そもそもVシンガーのライブなんて何かのフェスでキズナアイちゃん見たのと富士葵ちゃんのライブを端っこで見てたくらいだし、どうなるんだろ
向かう電車でもそんなことを考えていたら池袋の駅の中で東口の北まで出るのにちょっと迷ったり
一応時間は17時には間に合いそう
だけど、昼めしもちょっとおにぎり食べたくらいじゃないか、何か腹ごしらえしたいけど、、、結局またおにぎりをちょっと食べて、到着
harevutaiの前の人だかりを見て、ああ集まってるなと思ったらもう入場始まってるみたい
さてiPhoneをポケットから出してチケットを表示して、ん？繋がらないぞ？と焦ってうろうろと電波を探し回りましたが、ほんとに繋がらない。挙動不審。困る。
結局隣の豊島区の施設のFreeWiFiで緊急的につないだら画面が出てきたので消えないうちに入口へ
係の人がスマホのモニターにスタンプを押すと画面上にスタンプが出てびっくり
色々と初めての体験ができるものだなあ、と逆に嬉しくなったり
会場
ドリンク代600円を支払って(ドリンク代って500円玉一枚の方が楽なのにインフレってヤダなと思いつつ)会場に入るとどでかいフラワースタンド
圧倒的な存在感でお出迎えされてもやもやした心の声は吹き飛ばされました
ドリンクはだいたいいつもジンジャーエールを頼みます
好きなのもあるけど、生姜がなんか体を温めてくれるような気がするのです
フラワースタンドを良いなあと思って眺めつつジンジャーエールを飲み干したら会場へ
大画面にタイトルがどどーんと表示されてるところに、いつもみみちゃんの配信で流れる曲がかかっていて、やっぱりこの曲だよなあとほっとしたり
それでもそわそわしてトイレに立ったり
極度の人見知りですし、特にライブ慣れしてるわけでもない初老のおじさんですから回り見てへえほうしておりました
曲の音量がほんの少し大きくなったところで、みみちゃんのナレーション
(多分わざと)噛んでたのを聴いてちょっとほっとしたりして
前置きはこの辺で、ようやく開幕です
-opening- 〜 MiMi the Super Cat
みみちゃんのナレーションが終わってしばらくするとまたBGMの音量がほんの少し上がってあのオープニングの曲と光のアーチを思わせる画面に歌詞になぞらえたメッセージが並んでいく
いつも同じようでちょっとずつ変えていてみみちゃんやKanadeCrewの思いが込められてる
正直その時メッセージを読み込めていたかというと覚えてないけど春のハレブタイにみみちゃんと一緒に居るってことだけは理解できて頭がいっぱい
そしてオープニングが終わったところで雄叫び
一曲目はこれかーと納得したと思った瞬間、自然とペンライトを振ってました
『ナニサマ？』は乗れる曲。上半身を大きくくねらせて踊りつつ会場を沸かすみみちゃんに合わせて 「はいはいはーい！」も「はい！はい！」もリアルでのれるの楽しかった。余談だけど「はらただしい」にも正論で殴るなという意味が込められてるんじゃないか？と個人的にはにらんでます
拍手もそこそこに『こと勿れ』が始まってみみちゃんのキレキレのダンスに魅了されます
『こと勿れ』のダンスは決めポーズの首の角度がほんと魅力的
少しダークなのにはじけるようなイントロのEDMと相まっていつみてもカッコよい
そして『MiMi the Super Cat』
takeoffしたら飛びっぱなしだー！と思ったらお腹が鳴って猫に変身？
小さな猫の姿でも会場全体が見渡せるようにステージがせり上がっていくのをみて、椅子に乘ってたみみちゃんを思い出したり
もう「ねこ」の姿でのこの曲歌うのはほんと感情が良い意味でぐるぐるになったり「ぱっちん！」ではしゃがざるを得なかったり
君色 〜 ダンスチューンメドレー
曲が終わっても猫姿のままMCへ
3曲歌って喉も渇いたし、お水タイム
後ろを向いたときのしっぽがほんとにかわいくて思わず「しっぽ可愛い」とつぶやいたところで振ってくれたのがほんとサービス精神旺盛で目が離せない
そして「みんなはみんな色で良いんだよ」という話をするみみちゃん
メジャーデビュー曲『君色』の歌詞に出てくる色とりどりの風船になぞらえて話しているのを察してペンライトを操作して色とりどりにする会場
こんなところの一体感もライブならではの楽しみなんだなと
ねこの姿はメジャーデビュー発表時の姿。そのままでの『君色』は単に衣装違い以上の意味があって
そして「sugao」
みみちゃんの普段のままを映してる猫の姿での「sugao」は胸に来るものがありました
心が落ち着いて疲れが取れる気がしたところで「踊りたくなってきた」と言って肩を回してたみみちゃんが、かなり個人的にツボ
積み重ねたオンラインライブの経験がこんな風に観客を魅了することにもつながってるんだなあと思ったり
あとに続く曲は『SING-ALONG』 そして 『I lOVE ME!!』
『SING-ALONG』は途中に入るサックスがかっこいい英語曲。英語曲だけど何度も聴いてるからコーラスの所はなんとなく口ずさんでた。
『I lOVE ME!!』は「み！み！み！」の掛け声がすごく楽しい！
いずれも少し短くアレンジした曲が二つ続いた後に初めて聞く重厚感のあるメロディが流れて会場がざわついたところで『Wanna Know Me??』のイントロが始まるという絶妙なタイミングで沸かせてたのもすごいなあと思ったり
イントロの間のダンスもすごくかっこ良かったけど『Wanna Know Me??』の緩急織り交ぜたダンスはほんとかっこよい。最後でドレス姿に変身した後のダンスや所作の変化もほんと楽しい
カバー曲
ここまで曲の途中で自然に変身を繰り返してきていて今はドレスの姿のみみちゃんがスタンドマイクを呼び出してカバー曲を歌うとのこと
始まったのはピアノの伴奏
これはいわゆる「おシャルル」
市川空さんの絶妙なライブ感あふれるジャズピアノバージョンの伴奏は本当におしゃれでこの『シャルル』で朝ノ瑠璃さんや他の人とも多くコラボするなど貴重な財産になってます
そんな曲だからファーストワンマンに選んだんだろうなとしみじみ
そしてもう一曲は『Everything』
子猫の頃のみみちゃんが上手く歌えなくて悔しい思いをしたというこの曲
みみちゃんの声でも何度も何度も聴いた曲で毎回素晴らしいと思って聴くのですが今回のライブどうかというと、最高を更新しました
フェイクっぽいところを美しくまとめるのはMISIAさんのライブを聴いていても日によって違うのが分かる気がします
メタ的なファン心理としてみみちゃんもこの曲を何度も歌うことで研究してるんだろうなというのが分かってみみちゃんの研究熱心で真面目な所が好きになる曲でもあります
ドラマチックじゃなきゃいけませんか？ 〜 Crazy Crew
余韻に浸りつつもみみちゃんは舞台袖から会場を見ていたことやいろんな日々があって今ここがあることを語ってくれていて
このMCを聴いてピンとくる次の曲は『ドラマチックじゃなきゃいけませんか？』
「みみの人生の主人公はみみ、あなたの人生の主人公はあなた」という決め台詞からの歌い始めでかすかにふるえるみみちゃんの声が分かって聴いてるこちらも涙をぬぐったり
自分的にはこの曲のイントロや間奏で聞こえる「ポコン」という水の音のようなSEが何かの考えを胸の内に飲み込んで納得することを表しているようで好きです
その流れの中で赤いプリンセス衣装に変身して歌い始めるのは今回のライブタイトル曲にもなっている『アンダーパスドリーマー』
強い変拍子に翻弄されるのがめちゃくちゃ気持ち良かった
ペンライトの赤信号はそのままで突っ走ってた気がする(実際の運転は安全運転第一です)写真はラップの途中で蹴とばしてるみみちゃん
そして、知らないイントロが始まり新曲だと気づく
ノイズから始まるイントロから一気に駆け抜けるような爽快な曲
クルーとともに進んでいくことを大航海になぞらえた歌詞
初めて聴くのに会場の一体感がすごかった
初めて聴くのになんか懐かしい感じまでする
歌い終わった後にみみちゃんの説明でみみっこ隊ふくめたCrewのことなのだと聴いて一体感を納得してしまった自分がいた
タイトルがCrazy Crewと聞いて昔外国のお客さんが来た時に車で送ったときに案内を間違えたけど面白いルートで会場にたどり着いてcrazyと笑われたことを思い出したり
大航海ということは海の外へも向かって行くのだろうなと期待を持ったり
バイプレイヤー・スター
「そして実は次の曲が最後の曲になります」
会場からは「えええー！」と悲嘆の声
そして「今来たばっかりー」
今来たばかりというのは真実ではないかもしれないが体感はほんとにあっという間
みみちゃんが「やったーホントに聞けた」と思わず言ってしまって笑う
そして「貰った人生を精一杯生きてる人が描いている半径1メートルの精一杯が世界を支えてるんだ」の言葉から曲が始まるのは『バイプレイヤー・スター』
もう「こんなもんじゃない！」なんて言ってる場合じゃなかったし
「おかえりください」のポーズは優雅
「ノシノシ」「ダンダンダンの釘を打つような拍子」
リアルで手を振れるのが何と気持ち良かったことか
encore 〜 ごろごろ
ここで終わってしまったーって思っている人は会場には一人もいなかったと思う
しかしアンコールの拍手が始まるのが早すぎる
曲が終わったとほぼ同時に「アンコール！」の声と手拍子が始まったのにはニヤニヤしてしまいました
ちょっとは余韻ってものを感じさせてよ、みみっこ隊ｗ
待ち遠しくて仕方がなくて結構長く感じられた時間の後にみみちゃんがTシャツそして新衣装のデニムの姿で登場！
したのは良いですがピンクのふちの丸サングラスはずるい
アンコールの単調な呼び声でほんの少しだけだれていた空気が一瞬のうちに笑いに包まれました
そして『ごろごろ - GROW GROW』を歌い始めて一緒に踊るのはほんとに楽しかった（上手くは踊れなかったけれども）
ごろーごろーでくるくる回すのも上や下に押し付けるのも両手を擦り付けるところも何なら間違えてたって楽しい
サングラスで「外は暗いな」のところでもクスっとしました
CAT STREET
「初めて曲を作った思い出そしてこの場所に立ててるのはこの曲があったから」という話を聞けばデビュー曲の『CAT STREET』
ハレブタイバージョンで直接語り掛けてくれるのが嬉しかった
個人的に手を挙げて指の形で感情を伝えたいなと思う曲
その時々の感情をリリックに載せて伝えてくれてるこの曲だから聴く側もちゃんと聞いてることを手の形で伝えたい、なんてこと思ってたり
初めてのペンライトでもたもたしてしまった
アーカイブでは手を挙げてる人もいて良かったな
もしセカンドライブがあれば上手く手や指の形を伝えられたらな
Hello-Hello
「これでオーラスです」みみちゃんの声
少し寂しいけどリアルワンマンでやりたかったことの筆頭の時間
どこにいてもどんな状況でも音楽で繋がっている
クラップとコーラスが会場全体に響いてそれだけでハレブタイに来た意味があった
曲が終わった後、もう一度みんなでコーラスを繰りかえしたのはほんと名残惜しかったからだよな
end-title credit-CAT STREET
エンドロールでクラウドファンディングに参加した人の名前が流れる
やっぱり自分の名前を見つけると嬉しくなるもので
偶々名前を聞いた隣の方の名前がでたときにめくばせをしたりしてちょっと嬉しい
エンドロールが終わって特報が流れる
セカンドアルバムリリース！しかも5月1日
その嬉しさのまま今日に至ってる
(VFesなどもあったけど)
セットリスト
個人的なセトリを乗せておきます
-opening-
ナニサマ？
こと勿れ
MiMi the Super Cat
-MC-
君色
sugao
-MC-
SING-ALONG/I lOVE ME!!/Wanna Know Me??
-MC-
シャルル
Everything
-MC-
ドラマチックじゃなきゃいけませんか？
アンダーパスドリーマー
Crazy Crew
-MC-
バイプレイヤー・スター
encore
ごろごろ - GROW GROW
-MC-
CAT STREET
-MC-
Hello-Hello
Chorus
end-title credit-CAT STREET
終わりに
この文章はVfesが終わって余韻に浸っているとき(4月30日)に書いています
ライブのアーカイブの購入は昨日まででしたので今から見ようと思っても購入していない方は見られません。
しかしダイジェスト版は出ていますので載せておきます。
もしみみちゃんの魅力に気付いた方は、リリースされたアルバムや前の曲を聴いて、これからも多く開かれるであろうライブに一緒に参加しましょう。
みみちゃんのライブには変な初老のおじさんもどこかにいるかもしれませんが、気にせず楽しみましょう！ってことが一番言いたいことでした。
【ダイジェスト】奏みみ 1stワンマンライブ - アンダーパスドリーマー - 【#奏みみとハレブタイ】 https://youtu.be/UAWdk2GgWGg
2ndアルバム『Underpass Dreamer』5月1日デジタルリリース
https://ingrv.es/bgisqvoa-898-4