The Isley Brothers「3+3」
実はこのグループのことを人に語れるほど詳しくはないのだが、全部を知らなくても好きなものは好きなのだ。
私が高校1年の時にワムのFreedomが大ヒットした。街中の至るところで流れていたような記憶がある。
クラス内でもワム旋風が巻き起こり、私も流行りに乗って友人にテープ📼を録ってもらったのだ。
その中にIf You Were Thereという曲が入っており、私はその曲を気に入ってテープをシュルシュルと巻き戻しては繰り返し聴いていた。
とにかく好きだな思うとのめり込んで聴くのは今も変わらない。当時はその1曲が好き!というところで完結。
そして時は流れ、会社で仕事中に突然この曲と再会する。職場では仕事の邪魔にならないよう、控えめなボリュームでJ-WAVEを流していた。
あ、このメロディ知っている!ワムの曲!
でもヴォーカルが違うし、アレンジも違うぞ。
誰が歌っているのだろう?
私は仕事の手を止めて全神経をラジオの音に集中した。
そして私はアイズレーブラザーズと出逢う。
長いことワムの曲だと思っていたが、実はカバーだったのか。
ワムが歌うと軽快なポップソングといった感じなのだが、本家はこっちなのね。アイズレーブラザーズか。聞かねば!
私はすぐに仕事そっちのけでアイズレーブラザーズを調べ、どのアルバムに入っているのかを確認し、その日のうちにタワレコへ行き「3+3』を購入した。
そして…なんと言うことか!大好きなジェイムステイラーの曲をカバーしているではないか!
すごく良い!情感たっぷりでセクシーなヴォーカルにうっとりする。
むむむ、ドゥービーの曲も!そして一番衝撃を受けたのが、シールズ&クロフツのSummerBreezeのカバーだ。
これはもう、原曲を上回るほどの素晴らしさなのだ。私は完全に痺れてしまった。
ギターがね、たまらないのですよ。感涙にむせぶとはこのことか。
このアルバム、オリジナルの楽曲も素晴らしい!!
今でもIf You Were Thereを聴くと、たちまちハッピーになる。きっとこの先もずっとそう感じるに違いない。
そしてSummerBreezeを聴くと最高すぎて唸ってしまう。どんなセンスがあればこんなアレンジになるのだろうかと、ただただ感服する。
洋楽を愛する全ての人にオススメしたい。SummerBreezeはもうイントロからゾクゾクしてしまう。
このアルバムは聴くほどにその素晴らしいヴォーカルに、ギターの音色に酔ってしまう。
最初から最後までずっと。
レコードを聴ける環境にある方はぜひアナログ版で!真空管アンプをお持ちの方はぜひとも真空管アンプで!!
アイズレーブラザーズについては説明不要だろう。たくさんのアルバムをリリースしているが、私の中ではこの「3+3」が一番思い入れがある。
#アイズレーブラザーズ
#TheIsleyBrothers
#70年代洋楽