【映画レビュー】コンフィデンスマンJP〜プリンセス編

コンフィデンスマンJPのドラマがNetflixで観られるようになって、先日全部観てやった。

続編とかやったらそれなりに数字取れると思うけど、東出昌大があんな事になったから、難しいかな。あぶない刑事みたいに、映画版だけ定期的にやったら、それなりに稼げそうな気もするけど、どうだろう?あそこまでおっさんホイホイにはなってないけど。

で、今回は映画版のプリンセス編を観た。

前にたまたまロマンス編を妻と一緒に観たんだが、それしかないと思ってた。他にもあったんだな。英雄編も観たから、今度それについても書いてみよう。

この映画を語る上では、やはり登場人物のうちの2名の俳優について語ることを避けることは出来ないだろう。

そう、三浦春馬と竹内結子である。

どちらも2020年の公開に前後して自死にて急逝してしまった。

お二人のお元気な姿を本作で観られて、良かったのか悪かったのか。正直複雑な気持ちになった。

特に三浦春馬は、JUJUと一緒にやっていた『世界はほしいモノにあふれてる 』が大好きだっただけに、余計に感じるところがあった。鈴木亮平もいいんだよ、彼も好きなんだよ。でも、やっぱりこの番組は、JUJUと三浦春馬だったんだよなぁ。

三浦春馬は30歳、竹内結子は40歳で逝去。どちらもまだまだ若かったのに。今更ながら御冥福をお祈りします。

って、それを書きたいわけじゃなかったのだけど、書かずにはいられなかった。

で本編だ。映画のレビューだけど、パターン化してきたから、このまま続けるのは難しいよね、とは思った。

柴田恭兵演じるトニー・ティンが清濁併せ呑むのか、ってところは少し意外ではあったけど、彼にとって大事なのはフウ家であり、フウ一族であって、レイモンドの子供である必要はない、ってことなんだね。

トニーはフウ家に仕えていた、ということなのか。

途中で赤星がやってくるところで、「あー、これは完全に殺し屋は子猫だよね。玉璽もすり替えるフリだけだよね」ってのが分かるわけだけど、そこを読ませる作りにしてるんだね。「読めるよね」って思ってる時点で制作側の意図にハマってるわけだ。

手紙と写真とあの女性まで仕込みとはね、ってのも、まあ今までの流れからすると読めるところではあるよね。なんか、伊坂幸太郎の作品みたいな感じだな。全部が全部伏線になってる。必然の結末に落とそうとしている感じ。作り物なんだけど、それが面白いんだろうね。

でも最後のところは面白かった。レイモンドの「ミシェルに継がせる」発言も、まさかのでっち上げだったとはね。その前に自分が死んでもうたら選べへんやんけ、とは思ったけど、「あとは好きにやって」ってことなのかな。

それで言えば、コックリが後を継ぐってのは、レイモンド的にもOKどころか、してやったり、ってことなんだろうね。

それにしても、相変わらずこのシリーズは豪華キャストだな。豪華キャストの無駄遣い。最後のワンシーンのためだけに石黒賢が出てくるとか、濱田マリにあんなことやらせるとか、贅沢でしょ。無駄遣いもいいところ。

GACKTやデヴィ夫人などは、まああんなもんでしょ。

最後、どこかで柴田恭兵に「関係ないね」とかやらせるかな、と思ったけど、流石になかったか。もう知ってる人も少ないだろうしなぁ。あぶデカみたいにおっさんホイホイってわけじゃないから、使わないか。

全体的に面白かった。柴田恭兵がやっぱり良かったなー。三浦春馬も観られて、個人的には満足。

【採点】(5点満点)
・ストーリー:4.5(ある種様式美だよね)
・柴田恭兵がカッコいい度:5
・三浦春馬が惜しすぎる度:10

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