小学校教師を辞めて会社員になって無職になった話@教員と転職
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どうも。久しぶりに早起きをしようと寝て、朝起きて時間を見たら結局寝坊をしてしまっていた、じーもです。
今日は、28歳のときに小学校教師から一般企業へ転職をし、その後無職になって今に至るまでの経験を書きます。教員からの転職は休職をしているときに転職活動を行ったこともあり、時間的には余裕をもってできた気がします。参考にされる方は、その辺も考慮の上、お読みいただけると幸いです。
どこに応募するか
さて、転職を決めた理由は、「外部組織で教員の働き方改革をしたい」というものでした。(自分としてはポジティブなつもりでしたが、純粋に、すぐには教員という仕事にもどる自信がなかったのかもしれない、とも思います。ちなみにその辺の経緯はこちらに。)
ですが、当時、そういった事業をしている企業はありませんでした。正確に言うと、自分の希望条件に合った企業が見つからなかったということです。じゃあ、どこを受けよう?
ここで、まずは、条件面での自分の希望を整理しました。ざっくりいうと、①今住んでいる場所での勤務(転勤なし) ②評価制度など人材育成の充実 ③月の残業時間30時間以内 ④休日数(できれば完全週休二日) でした。ここからも、当時の私は、公務員のような個々の頑張りよりも年齢が優先される年功序列ではなく、頑張りに応じた評価制度について。教員時代の月残業時間60時間以上(おそらく中高の先生など、校種によっても人によっても、もっと多い方はいると思います。)の半分である残業時間について。など、教員とは違った働き方を求めていたことがうかがえます。
これを満たすとなると、地域(場所)にもよりますが、結構数が絞られます。つまり、わがままを言ってるわけです。そのため、私は給与面にある程度目を瞑ることにしました。また、②は入ってからじゃない結局わからないな、という結論にも至りました。(笑)
ただここで問題です。
条件面だけで見ると(知人に話を聞いたり、ネットで転職の話を読んだり)、強いんですよ。公務員。福利厚生の充実具合。賞与など収入について。とにかく安定感がすごい。(もちろん様々な考え方があるので、今の時代、変化しない体制に危機感を持たれる方もいると思います。)困った…。でも、やっぱり、自分がしたいこと(教員の働き方改革)のため、まずは一般企業で経験を積みたい、と考え、かなり揺れながらも、いくつか企業をピックアップしてみました。
ちなみに、その時期は同時進行で、いわゆる自己分析(自分の価値観や好きなことを改めて見つめ直すこと)もしました。
2勝2敗
さて、本格的な転職活動開始です。まずは評価制度を扱っている企業に応募しました。結果、書類落ち。まあ、そうですよね。そんな簡単にはいきませんとも。次に、IT系の企業へ応募。書類突破!面接落ち。ん~やっぱりうまくはいきませんよね~。
そして次は、人材派遣の企業と教育スクール系の企業へ応募します。共に書類選考突破!面接へ。すると、人材派遣企業に内定をいただくことができました。教育スクール系の企業からも、次回の面接について連絡をもらっていましたが、悩んだ結果、人材派遣企業の方へ転職することになりました。
ネット求人サイトでは、「人材コーディネーター」となっており、企業と求職者の架け橋となることを想像していました。でも、入ってみると、おやおや、正社員で所属はしていますが、実質派遣のような形で別の企業がしている仕事に携わることに。
あれ?どういうことだ?そういえば、面接のときにもコーディネーターの仕事内容などは聞かなかったなあ…。あれ?もしかしたら、入社する前にきちんと聞いた方がよかったのか?いや、聞くべきだった…。ていう感じで、新しい職場へと通うことになりました。
ここで失敗のワンポイント!(笑) 教員からの転職では、とくに、ぐいぐいと、というかきちんと仕事内容について聞くことが難しいように思います。もともと、そんな職場(学校現場)ではないですから。でも、ここはきちんんと労働環境や雇用条件、仕事内容について話を聞いておくべきだと思います。ただ…後述しますが、ぐいぐいと自分の気持ちを強く持ちすぎると、もしかすると企業からは「ちょっとめんどくせえなあ。」と思われる可能性も…無きにしも非ず、かもしれませんので、ご注意を。(笑)
そうしてなんとか転職ができました。こう書いていると、不満があったように聞こえるかもしれませんが、実際、そんな不満ではありませんでした。派遣先(?)は販売員としての業務であり、扱っている商品もその場の人間関係も、とても自分には合っていたからです。当初の目標とは違いましたが、それなりに、いや、普通に楽しんで仕事へ行くことができました。
転職後のこと
さて、覚えることは多いけれど、それ自身も楽しく、人間関係も良好で、楽しい日々を送っていました。教員時代と違うのは、土日が出勤日であること。平日が休みであること。です。販売は、携帯電話やネット回線の契約業務をしていたので、土日が書き入れ時です。自分自身、かかわりのあることで、研修や勉強も楽しかったです。加えて、私の場合は人と話すことが好きな方だったので。ただ、しいて言えば、"営業”という面では押しが弱かったかな、と思います。
残業も少なく、月の残業時間が10時間を下回ることがほとんどでした。教員の時と比べると、働き方が大きく変わったと思います。教員の時の違和感についてはこちらをお読みください。
0勝10敗
でもね。ある日気づいちゃうんですよ。あれ?これがしたかったんだっけ?加えて、正直、平日ってけっこう平和なのどかな時間が続くんですよ。もちろん、営業の仕方にもよるとは思うんですが。何せ、お客様商売ですから、場所に来てもらわないと、こちらから仕掛けることができないんですよね。
空いた時間には勉強をしたり、自作の営業ツールを考えたりしてたんですけど。やっぱり、時間がと~っても長く感じることが多くなっていったんです。そうなるとね。人間はわがままです。なんだかこの時間、もったいない!何かしたい!って思っちゃうんですよね。教員時代は、あんなに休みが欲しい!とか思ってたのに。
おとなしくしてればいいんです。残業時間も少なくて、給料も(教員時代からはぐっと減りましたが)とりえあえずは貰えている。ただ土日は家族が楽しそうにしている写真を休憩時間に見ながら、時計を見てる。そう、我慢して、割り切って、続けていれば…。
はい、そんなことが無理だと感じた私は、再び転職を決めます。教員から転職した先は1年間の勤務でした。ということで、20代後半で、しかも短いスパンでの再転職を目論んだ私です。結果。
0勝10敗。
書類選考落ちが3社。面接落ちが6社。途中辞退が1社。
はい、ボロ負けです。わかってますよ。わかってますとも。経験、年齢、共に見ても不安要素はあります。というか企業からはメリットを見つけられなかった、ということでしょう。それにこの時期は、私自身少し面接も慣れてきていたことから、ずけずけと自分の聞きたいことも聞いていました。
企業だけでなく、自分にも選択肢があり、面接はマッチング作業だ、と偉そうに思っていたんです、はい。結果、全滅でした。(笑) いやいや、これくらい、わかってましたよ。仕方な…くないですよ!!へこみますよ。書類で落ちたら、「ああ、やっぱり必要とされていないのか。実際に会ってもらえれば…!」面接で落ちたら、「ああ、実際に会ってもダメか。必要とされないんだな…」なんて。うん。こちらは、ろくに就職活動をしてこなかった人ですから、これくらいのことで少しずつダメージを受けていっちゃうわけですよ。
はい、ここで失敗ワンポイント②!(笑) 落ちても、「ただ縁がなかっただけ」という風に思えばいいです。実際、そうですから。私は、相方に言われて少し気が楽になりました。でも、完璧主義者の私は、受ける時点でかなり調べていてその企業のことに思いが入ってしまってましたから。落ちたときはそれなりにショックでしたけど。
ちなみに、受けた先には、教育系も入っていましたが、落ちました。それも落ち込んだ一つではありますね。それと、もう一つ。そんな状況なのに、私は、退職日を決めて、職場に提出していたのです!(なんと馬鹿なことを!)はい、そうして退職日が近づき、転職先が決まっていない私はある決断をします。
「よし、会社に所属しないでみよう!」
今現在と今後のこと
はい、ということで、今、私は無職です。無職のまま1年が経とうとしています。もちろん家族もいますから、アルバイトはしています。求職活動も。(ちなみに4月からは新しい職場にいけそうです。)
あれ?会社に所属しないのでは?と思った方。まあ、人は変わるものなので。(笑) まあ半分冗談で、半分本気です。次の仕事もずっとしていたいとは思っていません。(ちなみに正社員ではありません。)
だから、今後は、自分で何かやってみたい、という気持ちがなくなったわけではないのです。それが副業的なのか、本業としてするのかはわかりませんが。でも、何かしたいという想いはあります。ある講座も受けましたし。(その話はこちらに。)
もしかすると、この記事を読んでくださっているあなたとお仕事させていただける日もあるかもしれません。そんな日がくれば、私は嬉しいです。もしご縁がありましたら、その時はよろしくお願いします。
最後に。
想像以上に長くなってしまいました。(笑) ごめんなさい。そして、一番大事なことも書き忘れていました。
家族のことです。
きちんと話し合っておくことをおすすめします。それも、きちんとお互いの気持ちを隠さずに話し合うことを。
それと、無職になっても、何とかやっていけます。そんな国の制度もすごいですし、何とかなる世の中になってきてる、とも思います。働かないでいいよ、ってことじゃなくて、選択肢はひとつじゃないよ、っていう話です。(えらそうに言えることじゃないかもしれませんけど。)
以上。最後までお付き合いいただきありがとうございました。よければまたお会いしましょう。では。