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【アイデアの雫:第1回】人体実験編

挨拶

アイデアの雫では毎週1~2回、公開しても問題ないと判断した創作のネタをテーマを決めたうえで記事にまとめて投稿しています。つまるところ、この記事は公開ネタ帳です。

今回の記事では人体実験関連のネタを記載したいと思います。

※当記事にはR15相当の内容が含まれています。閲覧注意。
※また、記事の内容に関して現実的かどうかはあまり考慮されていません。

人体再生計画

概要

人の肉体は一度失われるともとには戻せません。
近年は義足・義手などの技術も発達してはいますが、手足が元に戻せるとしたらそれより理想的なことはないと思いませんか?
そこで、人体を再生するための薬を試作し、その効果を実証するための人体実験を実施します。

実験内容

失われた部位を再生する薬の効果を実証するため、あらかじめ実験体の該当する部位をもいだうえで薬を投与します。例えば腕の再生薬の場合、実験前に実験体の腕をもいだうえで実験を開始します。

投与量や投与時の薬や人体の状態が検証に必要になるため、基本実験は人間で行うものとします。

注意事項

・等研究では研究費用を削減するため、実証対象の薬以外は検証時のデータ収集のために必要な場合を除いて一切使用しません。
・あくまで実験であるため、薬の効果が必ず出るとは限りません。その場合、例えば義手や義足の類いは研究予算の都合上用意されません。
・人体実験が成功し、もいだ人体の再生に成功した場合、実験体に対し成功報酬が支払われます。その額は働かずとも一生生活できるほどの額です。
・実験体は実験が失敗した際には再実験を申し込むことができます。再実験を申し込んだ場合、再生薬の試験薬が投与されることになりますが、データ収集のために必要な場合を除き麻酔をはじめとする試験薬以外の薬は一切投与されることはありません。また、再実験を申し込まなかった場合は契約実験体には一切の保証がなされないものとします。
・上記内容はすべて360ページで構成される契約書の中に含まれる内容であり、契約を結んだ時点でいかなる場合においてもこれらの内容を拒否することはできません。

拷問計測計画

概要

人に秘密を吐かせる際に有効な手段の一つが拷問です。
しかし、秘密を吐かせるためにどこまで拷問するべきか、どのように拷問すればよいのか、その調整については悩みが尽きないところです。拷問にも少なからず費用が掛かるため、できるだけ時間と費用をかけないで済ませたいと思うのは自然なことでしょう。
そこで、拷問の内容とその効果の統計を取るため、実験体に対し様々な種類の拷問を行う人体実験を実施します。

一秒一時間計画

概要

人は時間を持て余すとどうなってしまうのかについて調査することは興味深いトピックです。
人というのは不思議な生き物で、時間がないと暇を求める生き物であるのと同時に、時間がありすぎると作業を求める生き物でもあります。
では、もし一秒が一時間と同じ長さに感じるとしたら、人は一体どうなってしまうのでしょうか。我々はそれを実現する薬を開発しました。この人体実験では薬の効果の検証もかねて、流れる時間が極端にゆっくりになってしまったら人はどうなってしまうのかを検証します。

注意事項

・実験体は一人では足りません。時間は相対的なものであり、同じ時間が流れても人によってその感じ方は異なります。よって、できるだけ多くの実験体を集めることが必要です。
・我々が開発した薬を投与すると、一秒を一時間と同じに感じる、つまり被験者にとっては時間の流れが極端に遅くなるということになります。
・一度薬を投与し、実験が完了した後は元の時間間隔に戻す薬を投与します。ただし、元の時間間隔に戻す薬もまた開発したばかりの薬であり、被験者の時間感覚を確実に戻せることを保証することはできません。
・万が一事故が発生した際は、被験者が生存することが不可能になった場合に限り保険が適用されます。それ以外の場合はいかなる場合においても保険が適用されることはありません。

体内飼育計画

概要

遺伝子操作技術が発達した結果、人口生命体TAE-110を作り出すことに成功しました。
このTAE-110は人間の体内で活動することが可能であり、生息している間は人体の環境を維持しようとするため、十分な研究が進めば人類にとってこれ以上ない益虫となることが期待できます。
しかし、このTAE-110が益虫として機能するにはまだまだ遺伝子操作等を含む研究が必要であり、そのためには改良途中のTAE-110を人体の中で活動させる必要があります。そこで、実験体の体内に改良中のTAE-110を入れて飼育させる人体実験を実施します。

今回の書いてみたまとめ

人権って大事だね……

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