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絵本紹介.1 どんなに きみがすきだか あててごらん

皆様こんにちは🌿
初めてのnoteでドキドキしております、おかゆです。

今回おかゆが紹介させていただく絵本は「どんなに きみがすきだか あててごらん」という絵本です。
この絵本、おかゆが学生の時に丸暗記した絵本でとても印象に残っている絵本です。(あの時はたいへんだったなぁ…(´-`).。oO)

まあそんなことは置いておいて(笑)
理由はそれだけではなくて、どうしても1番に紹介したいほど、おかゆくんが大好きな絵本です。表紙の絵のタッチから分かるように
・めっちゃハートフルな
・読んでいて胸がほかほかしてくるような
絵本です( *´꒳`*)

あらすじ

チビウサギのおやすみのじかん。チビウサギはデカウサギにこう聞きます。
「どんなに、きみがすきだか あててごらん」
デカウサギが「そんなこと わからないよ」
と答えると、チビウサギは「こんなにさ」とどのくらいデカウサギのことが好きなのか体で精一杯表現します。
だんだんそれは大きく大きくなっていって…?
最後にチビウサギたちはどんな言葉を交わすのでしょうか。最後は思わずにっこりしてしまう、ハートフルな物語です。

ここが好き&オススメポイント

※絵本のネタバレを含みます

まずこの絵本を推したい理由は
・チビウサギの圧倒的まっすぐ感
・デカウサギの海のような愛情
・デカウサギの最後の一言

まぁちょっと聞いてください。
こちらのチビウサギさん、おやすみのじかんに「どんなに きみがすきだか あててごらん?」とデカウサギに聞くんです。

ここでもう可愛すぎですよね、唐突にどれだけ好きかクイズが始まってしまう世界線。

デカウサギさんが「そんなこと、わからないよ」と言うと、待ってましたと言わんばかりにチビウサギさんは「こんなにさ」と腕を思いっきり伸ばして表現します。

それを見たデカウサギさんはふむふむと考え、チビウサギさんよりもながーい腕を広げ、
「でも、ぼくは、こーんなにだよ」と応戦します。

チビウサギさんも負けてはいられません。
今度は背伸びをしてデカウサギへの愛情を表現します。こうやってどんどん表現が大きくなっていくのですが、ここで注目したいのは
「デカウサギさんの表現方法」なんです。

デカウサギさん、チビウサギさんよりもちょこっとだけ大きくなるように表現しているのです。(私はそう感じました)
うーんと大きく表現してしまうと、チビウサギさんが、それより大きいものはないじゃないか!と途方に暮れてしまうからでしょうか?
それともチビウサギさんとのコミュニケーションを楽しんでいるのでしょうか?そんなデカウサギさんの愛情、見どころのひとつです。

最後の方では、チビウサギさんはもう眠くなってしまい、なんにも考えられず、ふと見上げた夜空に輝いている月を見ます。
「ぼく、おつきさまにとどくくらい きみがすき」
そう言って、デカウサギさんの腕の中で眠りに落ちるチビウサギさん。
デカウサギさんは、チビウサギさんを木の葉のベットにそっと寝かせ、おやすみなさいのキスをして、最後の一言を呟きます。

「ぼくは、きみのこと、おつきさままでいって―――
              かえってくるぐらい、すきだよ」

この一言がもう…。デカウサギの海のような愛情をひしひしと感じますよね…!まるで恋愛小説、少女漫画。
しかもここの推しポイントは、チビウサギが眠った後に、おやすみのキスをしてから、ほほえみながら最後の1言をささやくわけですよ。

え、デカウサギさん、チビウサギさんの事、
めっちゃ好きじゃん。

最後のページは私の好き!が詰まってて、チビウサギさんの寝顔、デカウサギさんの表情・目線、そして最後の一言。全て大好きです。

ここで気になるのは、この2人どんな関係性…?ということですが、これは読者によって本当に様々だと思っています。
親子なのか、はたまた恋人同士か、夫婦か、兄弟・兄妹・姉弟・姉妹なのか…。

私は全て正解だと思っています。
好きの中でも色んな気持ちがあると思いますが、どんな好きでも正解なのかな、と。

また、この絵本のおすすめポイントは
・好きだということを素直に表現出来る
という所です。私、おかゆくんは天邪鬼で恥ずかしがり屋な所があるのでなかなかチビウサギさん達みたいに「このくらい好きだよ!」と伝えるのはなかなかハードルが高いのですが、この2匹はそれをいとも簡単にやっているんですよね。
好きって思っててもなかなか伝わらないこと、あると思うんです。そしてそれを伝えなかったために誤解されてしまうなんてことも、あるかもしれません。
それってとっても悲しいなぁって思うんです。

気持ちを全部伝えることが良い事ではないと思うのですが、その時々で感謝とか、好きな事とか、はたまたごめんねと思っていることとか、伝えられたらもっと優しい世界が待っているのではないかな〜とおかゆくん的には思っています。
そんな素直な心、いつまでも忘れずにいたいなぁってしみじみ思いました。(´-`).。oO

こんな時に読む?

・寝る前の読み聞かせに
・好きを伝えたい時に
・ほわほわが欲しい時に

他にもこんな時読みたい!と思いましたらコメントで教えてくださると
おかゆくんすっごく嬉しいです!

最後に

長くなってしまいましたが、これにておかゆ劇場閉幕です。上手く伝えられたかは分かりませんが、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます(;_;)
またおすすめ絵本がありましたらここで紹介させていただきます!

今日も皆様に幸あれ( *´꒳`*)

書籍紹介

書籍名:どんなに きみがすきだか あててごらん
文:サム・マクブラットニィ
絵:アニタ・ジェラーム
訳:小川 仁央
出版社:評論社
定価:本体1300円(税別)

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