ペドロ・マルティネスの個人別勝敗記録
要約
勝率加算(WPA)を用いると、ペドロ・マルティネスのキャリア価値は平均より+51勝程度と推定される。
実際の勝敗は219勝100敗(+119勝、平均より+59.5勝)。
指数1.82のピタゴラス予想式を用いると、ペドロの失点率はリーグ平均の66%で、勝率は~.680、つまり平均を+58勝上回る。
ペドロの「個人別勝敗記録」を提案している。9イニングの試合を0.42の「Game slice」に分割。 ペドロの2,827イニングを考慮すると、「Game slice」の正確な値にもよるが、116勝16敗または108勝8敗となる。
この個人成績は、WAR値73-76程度に相当し、様々な方法で推定される平均を+50から+60上回る勝利とよく一致。
重要なのは、WAA(Wins Above Average)を中心的指標とする事で、 season、試合、playのlevelで全てを一貫して加算できる。
クレメンス、マダックス、ランディ・ジョンソンのような他の一流投手のWAA値を自分で推定することを奨励し、その推定に基づく個人記録のsampleをいくつか提供している。
ペドロ・マルティネスのゲームシェアを、2,770イニングを投げ、ERA+100を記録したマイク・フラナガンのような典型的投手と比較している。 フラナガンの成績は158勝158敗、53勝53敗、ゲームシェアは0.34であった。
ペドロのゲームシェアは9イニングあたり0.36と推定でき、これはビル・ジェームスのWin Sharesのアプローチと一致する。
平均勝率に対するどのapproachがBestかを決定的に決めない事を推奨し、WAA(Wins Above Average)を用いることがすべてをうまく機能させる鍵であると述べている。
クレメンス(+85)、マダックス(+64)、ランディ・ジョンソン(+68)といった他の一流投手についても、リーグ平均に対する勝敗成績とERAからWAAを推定している。
ゲリット・コールの2023年のスタッツ(20.5勝、209イニング、64失点)を、207.1イニング、112失点を許したトリオ(ドミンゴ・ジャーマン、ジョニー・ブリット、コルトン・ブリュワー)と比較している。 コールはこのトリオを3.5勝上回った。