現実とのリンク!?真・女神転生から学んだ人間の力
「真・女神転生シリーズ」というダークファンタジーゲームの金字塔
日本が誇るゲーム制作会社「アトラス」が手掛ける知る人ぞ知るゲーム「真・女神転生」。そのダークな世界観と挑戦的なメッセージはプレイヤーに衝撃を与え、シリーズ累計2245万本を売り上げた人気タイトルです。
そんな真・女神転生から今回は「真・女神転生4FINAL」に登場したあるセリフに注目したと思います。(以下セリフ)
万物を《観測》し“答え”を出す力
難しく聞こえるかもしれませんが、出来る限りわかりやすく解説していきます。
まずここで言う《大いなる理》とは「神様」「宇宙の創造神」「超越した何かしらの存在」そのように捉えて差し支えないかと思います。
その存在が人間だけに《観測の力》を与えた…。つまり、よく分からないものを見て、触って、使ってみて、分析して、「これは〇〇だ!」と断定する力と言い換えられるでしょう。
もう少し具体的に言うと…例えば未確認生物が発見されたとします。
当然の如く研究者たちはその動物を観測し、それが一体何なのかの答えを探します。
やがて爪があり、肉球があり、体は毛で覆われ、そこに居るだけで癒しを与え、ツンデレかと思えば甘えるときは甘え、一日の大半は寝て過ごし…!!(強制終了)……と、このように観測することでそれが一体「何ものなのか」の答えを人間は導き出せるわけです。
そして、よく分からない「不確定」の存在だったものが初めて「ネコ」だという「事実」に変わり、その認識が「固着」するわけです。
それは神の存在を固着する力にして、神の存在を葬る力
不確定のものを観測し「ネコ」であると答えを出したことでそれは紛れもない「事実」になりました。そして時を経て…ネコはイヌの数を上回り、「信仰」へとなり、飼い主はネコを崇め、ネコに準ずる忠実なしもべとなります。
やがて人々は一つの「真理」に辿り着きます。
「ネコの可愛さは万国共通であり人の心のオアシス」なのだと……。
そしてそれは「ネコ」を「神」に置き換えても同じことが言えます。
僕のように霊的なものが見えない人間かつ、宗教家でもない人間からすると、神が居るのかどうかはよく分からないというのが正直なところです。
日本では神道があり、各地域では祭りや風習など神仏を敬う習慣はあります。しかし、参加はしていても実際には見えない。
もっと言えば「居ると思えば居るし、居ないと思えば居ない」と言えるでしょう。先ほども説明したように、人間には観測し答えを出す力があります。神を認識すれば神々に活力を与え、神を認識しなければ信仰は途絶え神々は居なくなる。
ゆえに「神々に活力を与えることもできるが、逆に殺す力にもなり得る」わけです。
現実世界でも同じ
世の中は分からないことだらけです。その分からないことを少しずつ解明いていった結果、今の世界があります。
きっとこれからも分からないことが出てきますが、何も恐れることはありません。いつものように観測し、分析し、答えを出していくだけです。
思考停止にならずに、「幸せとは何か」「自分は何がしたいのか」「自分は何者なのか」「この世界は一体どうなっているのか」「宇宙とは何なのか」
いつかそんな難題に答えを出すその日まで…。
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