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留さんと留吉さん

祖母は明治生まれ、名前は留(とめ)金沢の生まれです。留の筈なのに祖母には弟がおりまして名前は留吉。

留さんが物心ついた頃には貧乏で
学校を卒業すると先に女中奉公に出ていた姉を頼り大坂のお屋敷で働かせて貰ったそうです

奥様に着物をいただいた話、失敗して叱られた話
冬の朝の水が冷たかった話など祖母は楽しそうに話してくれました。

弟の留吉さんは親の借金を背負い、「やっと返し終えました〜」と笑顔で祖母のともへ報告にきてくれた時には
留吉さんはもうお爺ちゃんになっていました。

白山比咩神社によくお詣りに行ったと言う祖母


人生に抗わずケセラセラと生きていた・・そんな気がします。

留さんの両親は江戸時代の生まれです。
留さんの生きた時代は江戸時代はありませんが両親の話でその時代を身近に感じたように思います
私も祖母の話の中に出てくるWordの1番古い江戸時代!今も身近に感じます。

写真は東大寺境内 階段先のお堂は法華堂です。



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