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スパイラルソックスの爪先

靴下編みに興味を持った方なら、皆さん一度は目にしているはずのスパイラルソックス。
私も「ベルンド・ケスラーのスパイラルソックス」という大人気書籍を数年前に購入しており、今年の春やっと編んで履く事が出来ました(笑)

こちらがその編んだ記事です。
真っ直ぐ編むだけ!という簡単さに心を奪われたのに、こんなにも放置になっちゃって…とご紹介したSNSで私も寝かせてます!という声を多く安心しました。
簡単に出来て可愛いんですけどね。
爪先が絞ってあるのと、カカト位置が決まってない無いことの不安感でしょうか、躊躇いが起きちゃうのは仕方がないかなと思います。

それを乗り越え遂に「編む」に至ったわけですが、完成後の私の感想として以下のように書いていました。

・フィット感が抜群に良い
・伸びが凄いのでサイズ24cmでも25.5cmの足でも履けた
・カカト位置が履く度に変わるので甲側に膨らみが残らないか心配

これは外出に使った事がなく、完成後に室内で履いて回ってた状態での感想です。
今まで編んだ靴下の中で一番と言えるくらいなふわふわ感、伸びの大きさに驚いたのを覚えています。

この後、普段の生活でごく普通に使用しました。
そして着用後、初めて靴を履いて外へ出た数歩目、すぐに違和感がありました。
爪先が絞る形になっているのですが、それが靴の中で足の指裏辺りに回った感触がします。
んんん??なんか、ごにゃごにゃするなぁ。
歩きにくいまではではありませんが、とにかく爪先として所定の位置にない事がとても気になります。
カカトの事を心配していましたが、靴の中では爪先の方が問題でした。
室内では当たるものが無いので、ズレを気にしないで済みましたが、靴では摩擦ですぐにずるっと内側にいってしまうのでしょう。
これは爪先だけでも普通の形が良かったな。
そう思いつつも直すのは面倒で、そのまま。
そろそろ10回目を履くかなぁという頃、事件が起きました。

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ぎゃぁ!
爪先解けちゃったよ!!
絞って糸始末していただけなので、履いているうちに緩んだみたいです。
うわーーーー!
うわーーーー!
これは…ラッキー??(笑)

いやぁ、編み直したいと思ってたんで解けて良かったです。
糸も半量しか使ってなかったら沢山余ってるし、気持ちよく履けるためなら直しましょう♪直しましょう♪

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そういえば、前回5本針で編んだっけ?と爪先の減らしを始めたところへ差し入れました。
初めて靴下を編んだ時に5本針で編んで、隙間の開き具合にがっかりして輪針に変えたんですが、今戻ろうと思ってます。
輪針のコードは沢山引き出したり、グネグネするのが落ち着かないんです。
5本のほうが針の引き出しも楽だし、隙間の開かない編み方が分かってきました。

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分かったのは前の針で編んでたのと同じくらいの角度で、新しく入れた針でも編む。
えー、針変ってないよ?同じだよー、と左手の針に錯覚させる感じで動かす。
そんな手つきで編んでたら、ボコッと広い目が出来たりしなくなったんですよ。
嘘っぽいでしょ?ホントなんですよ(笑)

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あらら。
色の位置はズレちゃったな。
糸はセルフストライプに染めたものなのですが、ピンクの中間からだったので上手く合わせられなかったです。
オレンジの位置まで解いて編めば良かったんですが、完璧な合わせにしたいとも思ってないので、これで完成とします。

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カカトの形で膨らんだ跡が残るかという点は、洗濯時にきちんと整えて干していれば大丈夫そうです。
しかし、カカトは消耗しやすい部分でもあるので、可能ならあるほうが気持ち良く履けると思います。
初めての方は編み方に慣れるためにもまっすぐで、慣れた方は爪先やカカトのアレンジを、と何段階かで楽しむのも良いかもです。

書籍の中には基本以外にも、とても可愛いスパイラルソックスが載ってますので、私も次はカカトアレンジもプラスしてまた挑戦したいなと思います。

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