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2023年10月の新作

新作手染め糸のご紹介です。
現在展示品となっており2023/10/30pm8時の販売分です。

この記事では染めた糸について、制作時の感想や色選びの背景などショップの商品説明欄の補足的な内容を残しています。
(定番など一部については写真のみのご紹介)
出品内容をまとめて読むことが出来ますので、ぜひ糸選びのご参考にされて下さい。

Gradation×ちびつぶ

・靴下向けの中央反転柄(中央で分けると同柄になります)
・素材糸は全てBasicソックです
・50g、100gあります

2色のグラデーションと小さな色つぶが可愛い染め糸です。
2色は1/3と2/3の割合で、2/3の方に色つぶが散るように染まっています。
100gは使う位置次第で色幅が変わるので、個性を出せる作品を楽しめます。

今月も黄色、ピンクといった暖色系が中心です。
肌寒さが増してきたので、ほわっと可愛い色が和みますよね。
グラデーションの柔らかな色合いで、暖かい気持ちになっていただけたら嬉しいです。

Gradation

・素材糸はメリノソックです

YONAGA

100g全てをゆったりとしたグラデーションで染めています。
秋は夜の時間が一番長い季節です。
もう一段、もう一段とついつい編み進んでしまったり、夜更かしを楽しんでしまいますよね。
空が白み始めるくらいまで、この静かな長い夜を楽しみたいですね。

メリノレース

・防縮加工のファインメリノ100%です

紫式部

知り合いへの贈り物でメリノレースを染めました。
紫がお好きなので、秋に沢山の小さな実がなる紫式部の色をイメージして染めました。
1カセだけではありますが、せっかくなので出品用にも一緒に染めました。

紫式部は6月ごろに咲く薄ピンクの花は「聡明」「上品」といった花言葉で、いかにも紫式部といった感じがつけられていますが、私はこの秋の実の色のほうがその言葉にぴったりな色だと思います。
山間の公園などで雑木林の中にポッと見かけることがあるのですが、濃い緑の葉とビビットな紫が映えてハッとします。
触れ難い強い色でありながら惹かれる不思議な色です。

メリノDK

  • 19.5ミクロンのエクストラファインメリノ

  • 日本サイズでは合太程度の太さです。

KURI

秋になりましたのでウェアや冬小物向けな糸を。
思いっきりな茶色を染めたいと思い、KURIと名付けました。
暗い色なので分かり難いですが、アクセントに赤や青を入れています。
冬のDKは暗めなベースと濃いアクセントという私好みな渋い染めで楽しみたいと思っています。
渋カッコいいがお好きな方、ご期待あれ(笑)

シングルメリノ

  • シングル(単糸)の糸です

  • 擦れ引っ張りには弱いので靴下には向きません

夕空のいろ

久しぶりとなるシングルメリノを仕入れました。
通常、複数本を合わせ撚って作られる他の毛糸と違い、この糸は柔らかくソフトな風合いを残すため撚らずに1本のままで仕上げています。
極端な言い方をすると、羊毛フェルトを引っ張り切れないようにしながら強く捻っただけの状態です。
なので、引っ張れば千切れますし、1箇所をゴシゴシ指で擦るようなことをすればボソボソになります。

えー!使いにくいじゃない?と思われそうですが、これがマフラーなどで首元に触れると格別の柔らかさと気持ちよさなんです。
編み物初心者さんや、シングルヤーンは初めてという方に、ぜひこの感触を知っていただきたいなと思っています。
この糸では使い易いように濃淡をメインに染めています。
今月は秋の夕焼けイメージにしました。
光の屈折や時間によって鮮やかに見える黄色や赤の夕焼けの色で、より暖かさを感じていただけたら嬉しいです。

その他の糸

星の昇る毛糸

星の降る毛糸

Change

Repeat

おわりに

秋になりきらず夏の終わりが長い鹿児島も、ようやく肌寒さが増してきています。
まだ青々とした葉ばかりですが、流石にそろそろ紅葉支度を始めそう。
一番いい季節なので、じっくり観察しながら素敵な色を楽しみに待ちたいと思います。

ショップへは以下からどうぞ。
良い糸が見つかりましたら、どうぞ宜しくお願い致します。


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