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羊毛を染める

糸を紡ぐ為のスピンドルを、収納棚から出してきました。
これは糸を手紡ぎする為の道具です。
毛糸染めを始めた頃、毛糸から自分で作れるならと購入し練習してみたのですが、どうも上手く出来なくてそのまま棚へ入れてしまっていた物です。

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毛糸を作る材料は羊毛です。
動物やマスコットなどを専用針で造形する、あの羊毛を材料に糸に紡ぐことが出来ます。
染まっている羊毛も沢山売られていますが、自分で染めることも可能です。
羊の品種で毛も違うし、ヤギやアルパカなど他の毛や素材も合わせ市販にないよようなオリジナルな糸も作ることが出来ます。
糸作家さんの作り出すアートヤーンという芸術的な糸は、美しい色とポコポコと楽しい形で、普通の糸とは全く違う編み地です。
あんなにも素敵な糸が作れたらと、スピンドルを手にされた方は多いはず。

私もそんな1人として挑戦したものの、上記のように仕舞い込んだわけなのですが、その糸紡ぎを楽しまれている様子をチラホラ目にするようになりました。
認知度が高まっているのか扱うお店が増えた気がします。
世界的に流通も良くなってますよね。
あれが買いたいのに買えない、というのが減ってきて便利な世の中になりました。
おかげで買えなければ散財しなかったのに、買いたくなっちゃって困ります。

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こちら、その散財した羊毛です。
スカードという羊の毛を洗った状態のものが、手で持ってる塊です。
挫折した時に購入したものなのですが、これが200gあります。
寝かしていてもどうにもならないので、やっぱりこれを糸にしたい。
やっぱり手紡ぎもそれなりに出来る様になりたい。
皆さんの素敵糸を見ているうちに、ふつふつと「やっぱり」が湧いてきました。
編み物も、やり直しでかなり理解出来る様になりました。
やりたいと思って始めたことなので、手紡ぎとももう一度仲良くなれるよう頑張ってみようと思います。

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先程の羊毛のゴミを取り除き、染料で染めます。
いつも毛糸を染めていますが、羊毛は染料は同じでもまた少し違います。
煮る、蒸す、レンジなど方法もいろいろありますが、状態に合わせて今回は煮て染めました。
色ムラができるように濃淡をつけています。
私は偶然が作る色が好きなので、糸にしたときにそれが上手く出ればと思いこう染めてみました。

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染めている時はかなり濃いようですが、乾くと全然薄くて明るい色です。
煮て染める時は動かさない事が鉄則なので確認もしないままですが、濃淡がバッチリ効いた綺麗な色に出来ました。

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青と緑を混ぜながら紡ぎ、赤、黄色、水色は所々にアクセントにします。
どんな糸になるかあまり想像出来てないんですが、せっかくなので大事に作りたいですね。
いきなり紡ぐのは怖いので、先に手持ちの羊毛で短いものを作ってみます。
やり直しだけど、ワクワク感は最初以上かも。
良い糸になるといいな。

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