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お店の名前

以前、ホームページでブログを書いていましたが、突如、無くなってしまったので、将来、今の自分の思いを振り返るためにも、自分自身の日記、記録用として、また書き始めてみたいと思います。

2018年の8月、生まれ育った東京を離れ、妻の地元である愛媛県松山市に移住して家具修理のお店「Tukuroi」を始めました。

独立する時に決めたお店の名前「Tukuroi」。
妻とああでもない、こうでもない、と時間をかけて悩んでいました。

ずっと家具の修理の仕事をしてきて、修理という仕事が好きですし、誇りを持っています。

ただ、「修理」という言葉がちょっと機械的に感じることもあり、修理にまつわる言葉を調べていくうちに「繕う」という言葉に出会いました。

お母さんやおばあちゃんが子供や孫の服を繕うように、家具を修理するということが、もっと暮らしに寄り添う存在になって欲しい…。

漢字も「善」という文字があって良い字だし、「つくろう」という言葉の響きも優しい感じがして、自分が求めている「暮らしに寄り添う修理の仕事」という思いにぴったりだと思い、この言葉をお店の名前にすることにしました。

ただ、「つくろう」のままだと、言葉の響きは「作ろう」、「家具を作ろう!!」と勘違いされると思い、語尾だけ少し変えて「つくろい」にすることにしました。

はじめはお店の名前を他の人に話すのが、ちょっと恥ずかしい気持ちもあったのですが、6年が経ち、ようやく慣れてきた感じがします。


独立する時に決めた「暮らしに寄り添う修理」。

まだまだ改善する点も多く、自分自身も職人として成長しなければいけませんが、この原点を忘れずに日々、家具の修理という仕事に向き合っていきたいと思います。

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