MUP Week11 企画設計スキル
こんにちはつくね太郎です。
前回から引き続き4回に分けてビジネスベーススキルのアウトプットをしていきます。この4回のスキル習得のゴールは事業計画書や提案書の作成ができるようになることを目的としています。
4つのスキルは、以下の通りです。
【伝えるスキル】
【ブランディングスキル】
【論理的思考スキル】
【企画設計スキル】
第四回目の今回は「企画設計スキル」です。
「企画設計スキル」は、今までロジカルに考えてきたアイディアを資料に落とし込むことです。
ここで重要なのが資料を「うまく作る」よりも「どんだけ効率的に作るか」を意識することです。
資料を作る時間は売上を上げることはできるかも知れませんが売上を作ることはできません。
そのためなるべく資料作成時間は短いほうがいいです。短くする方法としてフレームワークの活用が必要です。今回は資料作成に必要なフレームワークの説明をしていきます。
提案資料の作り方
提案資料に必要な項目は以下の通りです。
・目次(アジェンダ)
・結論
・課題の定義
・課題解決のスケジュール
・課題ごとの解決策の提案
・結論
・コスト提案
・お見積り
この流れで資料を作ることが重要です。
今回使う資料は株式会社Limがインスタ運用をマツダ株式会社に向けて提案したもののコピーです。
●目次(アジェンダ)
まず目次を初めに説明することで、クライアント様の耳を提案が聞きやすいようにします。そして各スライドに目次を入れることで自分が説明している場所とクライアント様が見ている場所の相違がおきないようにします。
●課題の定義
次に課題の定義を行います。事前調査やヒヤリングの結果をもとに現状の課題や気づけていない課題に対して提示を行い、再認識させます。
例
1. リファラル(口コミ)の獲得
2. 認知の拡大
3. 継続集客施策実施
です。
課題の定義が終わると次にスケジュールの説明です。
●課題解決スケジュール
課題解決スケジュールのスライドでは、
・トータルでどのくらいの期間を考えているのか
・課題解決施策の順番をどのようにしていくのか
を説明していきます。
例 【6ヶ月でスケジュールを組む場合】
▶施策内容
❶受け皿の構築
❷認知の拡大
❸継続集客施策実施
▶スケジュール
・スタート 〜 1ヶ月目
→『❶受け皿の構築』SNSアカウントを丸ごと運用していきます。
・1ヶ月目〜2ヶ月目
→❶を継続しつつ「❷認知の拡大」をするために『システム利用』を開始します。
・2ヶ月目〜4ヶ月目
→スタートから継続しつつ、❷の中のインスタグラマーを活用した『SNS拡散&企画』を行っていきます。
・4ヶ月目〜5ヶ月目
→スタートから行っているものは継続しつつ、❷の『他社媒体でのメディア取り上げ施策』を行います。
・5ヶ月目〜6ヶ月目
→『❸継続集客施策実施』を行います。
スケジュールの説明後は各課題解決施策の詳細情報の説明をします。
●課題ごとの解決策の提案
先程提示した施策内容について一つ一つ詳しく説明をしていきます。
例
❶受け皿の構築
❷認知の拡大
❸継続集客施策実施
次にその問題を解決した後の未来の姿(結論)の説明をします。
●結論
課題に対して施策を行ったあとの結果について説明します。
例
❶自社媒体獲得
テレビやチラシのような単発広告に毎回コストや時間を費やすのではなく、自社にて発信力のある強い媒体を構築することによってボタン1つで数十万人の高ターゲットへ認知できる。
❷二次的効果獲得(採用活動や取材)
企画力によりインスタ集客だけではなく採用・取材などの二次的効果を大きく狙った運用をする
●コスト提案
この提案に対して、他社とのコスト比較ができるようなスライドを準備します。
例
●お見積り
お見積内容についても提案があるときは一緒に説明をしていきます。
松竹梅や各値引き調整の相談などもすることが可能と伝えるようにします。
例
以上の説明でインスタグラムを全く知らない人でも面白そうと感じることができ、インスタグラムが資産になることを理解できると思います。
まとめ
提案書資料作成手順は、
・目次(アジェンダ)
・結論
・課題の定義
・課題解決のスケジュール
・課題ごとの解決策の提案
・結論
・コスト提案
・お見積り
のフレームワークに合わせて作成しましょう。
そして提案書でいちばん重要なのは、
クライアント様の担当者が上司である決済者に説明できるような資料を作ることが大切
ということです。
クライアント様の営業担当の8割は決済者では無いからです。そのため自分がクライアント様の担当者にうまくしゃべることを目的にするのではなく、先を見てクライアント様の担当者が決済者にうまく説明できるような資料を作ることを意識して資料作成を行ってください。
ぜひ明日からこのフレームワークを使って資料作成をして見てください。