食うか喰わせるか
結論よくわかんない話になっちゃったので注意
愛ゆえに相手を食べる形をよく見る(よくはない)ので気になったんだけど
関係性の最終の形としてカニバリズムの表現が出てくる時があるじゃないですか
結構前に自分で作ったお話の設定では、ヒロインが自分の一部を人に食べさせる事で病気を治すという力を持っていて
周りの人達は奇跡を利用したいので、ヒロインの事をなるべく長く生かして意図的に傷つける形になってしまうって地獄みたいな環境を作ったの
痛いの嫌いなのにこういう話を作ったから、人を食べるって行為に何か神聖さを感じてる部分があるのかもしれないな〜って一瞬思ったんですけど
それで、どうしてヒーローが存在するかと言うと
ヒロインの力を無くしてあげようとして行動した結果瀕死の重症を負ってしまって
ヒロインがとても感謝して怪我を治してあげるんですけど(無許可治療)後遺症が残っちゃうんですね
毒素分解が上手く出来なくなってしまって、定期的に治療を受けないと駄目な身体になっちゃった訳です
ヒロインを助けるはずが上手くいかず
自分が生きる為に余計な苦しみを与えてしまうのが辛くて
かといって助けてもらった命を粗末に出来ず
そもそも全然死にたくないので
人生をかけてヒロインの意志を守ると誓うのが
ヒーローが居る理由で
私的にはめっちゃいい動機づけ出来たな!って満足してるんですけど
この話のメインはヒロインの思考でして
命が助かっても後遺症が残る事を分かっていて自分を喰わせたんですね
そうしたらもう一生傍に居てくれるじゃないですか
自分のために命をかけてくれたヒーローが唯一信じられる存在で、無理矢理にでも生きて傍に居て欲しいって思ったヒロインのエゴの話なんです
それでタイトルに戻るんですけど
愛してるから喰わせる派の人達ってどれくらいいますかね
私は喰わせる派の人間だったのが今回分かって
なんて言うか思春期の頃から自己犠牲が美しいものだと思ってたみたいです。または自虐が気持ちいいと思ってたというか。
しかも自己犠牲をする事によって絶対的に必要とされたいという見返り欲求付き
私の精神的な方を指導して下さってる方に「とても巧妙に自己犠牲を肯定している」と
思考のクセを指摘された事があって、改善すべく取り組み中なんですが
昔の自分からその巧妙さを感じ取れて根深さを再確認しました
生きていけるなら共依存も独占欲も優しい感情だと思うんですけどね
2人で幸せになる事を目指してるなら全部愛になりませんかね?
やっぱり誰もいない土地でひっそりと2人幸せに暮らしましたっていう結末はハッピーエンドじゃないのかもしれない
私は好きだけど