ネット昔話:姉ちゃんの詩集
ちょっと昔、バカなこととお祭り騒ぎが大好きな住人が集まる掲示板がありました。住人たちは毎日「いいこと考えたwwww」「天才かwwwww」とバカ騒ぎをして楽しく暮らしていました。
ある日その掲示板の住人が「姉ちゃんの自作詩集発見した」とスレッドを立て、掲示板に詩の内容を書き込み始めました。
その詩の内容は一部書き出しただけでも
アイアイアイアイ暴走中! とめらんないよ 超特急!! 乗りたい? だめー フツーにだめー
ヨーデルヨーデル!! 恋しちゃってる?! ヨーデルヨーデル!! 愛しちゃってる?! 勉強しろ!!
先生は オウムの時危なかったんだって!!! あと少し 電車に乗るのおそかったら… デス… ありがとう神様 自然よ…森の息吹よ…おしゃか様よ…
サブレとクッキーが歩いていると お菓子の家に着きました 家具にされてしまいました ドンマイ! かわいいからおっけー!!
とすさまじい威力を放っていました。これを見た住人たちは大盛り上がり。その姉ちゃんのセンスをみんなで称賛しました。
いくつかのスレッドに渡りノート2冊に書かれた詩を一通り書き込み終わった弟はおもむろにこう書き込みました。「あねにとつげきしてくる」
その結果、姉ちゃんは恥ずかしさで「なにが恋しちゃってるよ!過去の私!!」と七転八倒したそうです。
これでこの話はおしまい…と思いきや、まだ続きがありました。この騒動を目にしたある編集者がおり、なんと姉ちゃんに対して詩集を出版したいという話を持ち掛けてきたのです。
姉ちゃんはその話を受けることになり、出版された詩集は一部の人に好評だったそうです。
とっぴんぱらりのぷう
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