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ざぼんラーメン食べ比べ

ざぼんラーメン

鹿児島ラーメンを代表するお店です。

かごしまし観光ナビさんによると
創業70年の鹿児島の老舗ラーメン
創業から変わらない、あっさり風味のとんこつスープに、チャーシューやキャベツ、もやしなど7種類もの具材が盛られたボリューム満点の「ざぼんラーメン」が人気。

実家や東京で食べているラーメンとは異なり、九州ですから「とんこつ」です。ですがアッサリしており、たっぷりの野菜にビックリ。
しかも、大根のお漬物が好きなだけ食べてどうぞ、とな。
容器に入った大根の漬物 と 専用の取り皿。
甘い鹿児島の醤油、驚きの連続でした。

なぜ食べ比べ?

そんな驚きの鹿児島ラーメン。
さらに驚いたのが、妻の実家に行って、親戚の皆さんと会話をしていた時です。
その前に空港そば、「溝辺のざぼん」(親戚の皆さんがこうおっしゃっていました)でした。
それを食べてきたという会話で、「溝辺は美味しい」「店によって違う」という言葉が。
「え、同じざぼんでは?店によって店主さんが違いを?」なんて頭の中はモヤモヤでした。

鹿児島から戻って検索してみると、確かにネット上にもそんなことを書いている人が。
知り合いの鹿児島人にも、溝辺だよね、なんて。
長渕剛さんが訪れるのも溝辺らしい。
お義父さん曰く、「角刈りのおばちゃん」が名物。
色々謎ワードが。

で、数年たって初めて食べ比べてみようと思いたちました。
はからずも、鹿児島に妻と帰省しているのですが、飛行機と予約が別になって、私は中央駅に、妻は実家に、となりました。
なので、空港とアミュ、両方行けるのでは?と、決行が決まりました。

実食

ということで、空港そば、溝辺のザボン「スカイロード溝辺店」と、アミュプラザ地下1階、ちょっと奥まったところ、こむらさきとそば茶屋さんもあるエリアの、アミュプラザ鹿児島店、で実食することに。

スカイロード溝辺店

先ほど触れた、最初に出会ったお店です。
角刈りのおばちゃん、と言われていて、長渕さんとも親交のある、方、父も昔から馴染みらしいです。
常にこちらは4名で訪れることが多いです。

今回は雨もあり、妻と私が訪れることに。
こちらは食券式です。入口で食券を買って、案内される席に座ります。
大雨なのに、どんどん地元のご家族が訪れます。大人気。

席について目につくのが、安定の大根の漬物、鹿児島の甘いお醤油、大根用の取り皿。

お醤油
大根の漬物

で、座ると早速、大根をいただきます。
セルフですから、食べたいだけ。
お醤油もお好みです。
私はノーマル、妻はお醤油。美味しい。安定の美味しさです。

そうこう大根を食べているとやってきました。

溝辺のざぼんラーメン

今回初めて、「まぜて食べて」と「柑橘は入っていません」が目にとまりました。
確かに、ざぼんは混ぜてから食べないと底のスープのうま味がダイレクトに来ないですから。
しかも、店名は「ざぼん」ですが、ざぼん風味でもないですものね。
「ザボン入り」を期待されても、「ザボンが入っているなら」と遠慮される方、どちらにも注意喚起ってことですね。

味は、文句なしも美味しさです。
とんこつなのにあっさりかつうま味のあるスープ、香ばしいニンニクの香り、大量の野菜。
どれも私にとってはざぼんの要素です。
堪能できました。

アミュプラザ鹿児島店

続いてアミュのざぼん。
こちらは私一人です。
宿が中央駅なので、手近のアミュで食べてみました。
今回の旅は雨に降られていましたので、それもあって。

はいってすぐ違いが、食券ではなく注文です。
メニューも違いますね。

セットやどんぶりがあります。
さすが駅かつショッピングモールのお店ですね。

さらなる違いが。
大根がない
ちょっとショックでした。

調味料はラインナップが違うし、お手拭きはセルフです。

大根は店の方が小皿で持ってきてくれるスタイルでした。
うーん、本音はセルフがいいなあ。

そうこうしているうちにやってきました。

アミュのざぼん

なんか違いますね。
ネギは全然違いますし、チャーシューも。
こちらはいわゆるチャーシューって感じで、溝辺は三枚肉って感じがします。
シナチクの色も違うし。
こんな違うものなのですね。

では実食です。
味(スープと麺)はほぼ一緒です。
ただ野菜(もやし、キャベツ)の感じも異なります。
それにネギは小葱なのか、ネギなのか、まったく違いますね。
なるほど、店で違う、を実感することができました。

結論

私の好みは溝辺ですね。
駅はやはり駅用に修正されていそうな感じです。

最後に

最大の違いは接客でした。
アミュ、人によります。
おざなり、言葉もなし、な方も居れば、そうでない方も。
さらにお客さんよりレジの金勘定だったり。
ちょっとアミュは残念です。

特に新幹線の駅でもあり、空港からのバスが到着する場所でもあります。
すると県外からのお客さんとしては、アミュ店の味、雰囲気=鹿児島ラーメンの味と雰囲気、となることも。
あまり良い印象を持たずお帰りになると、それは残念ですよね。
N=1と試行回数は少ないので、「たまたま」もあります。
ですが、検討していただけると県外民としては嬉しいですね。

そういう溝辺も変わりました。
まずどちらもユニフォームになりました。
角刈りのおばちゃん、姿が見えなくなりました。
私が見たときで、結構なお歳でしたから、もう引退されたのでしょうか?
私も妻の家族も聞けずにいるようです。
こちらは公共交通ではいけないので、ほぼ鹿児島の方で車でいらっしゃる、とすると、変えられないでしょうね。

小ネタ

ユニフォームの原因?はわかりました。
残念なことに「味仙」グループ傘下になったのですね。
それで雰囲気が変わったのかな?

本当は、変わらず鹿児島の味を守っていただきたいですね。
ですが滞在中にも、山形屋さん、城山観光さん、の話題も聞きました。
効率化も良いのですが、できれば多様性も残してほしいな。
多様性の欠如、生命では絶滅への道とも言えますから。
あくまで個人的な感想です。

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