つくばを離れることになって
つくばを離れることになって思ったこと
この4月から長年関わった「つくば市」を離れることになりました。
で、思ったことをつづります。
最後に、今後お住まいになる、訪れる方のために、
私が個人的に好きだったものリスト、えっという独特の風習?を上げておきます。
思いはいらない、という方は目次からそちらに飛んでください。
ちなみに、写真は「梅園公園」の梅です。
市内各所に公園があり、梅や桜が植えられています。
最初、TXが無い時代
私が最初につくばに訪れた時、TXはありませんでした。
なので、上野から常磐線で土浦へ。
今にして思えば、荒川沖、ひたち野うしく、からも行けるのですが、当時の検索ですぐ出た、土浦からつくばセンター、のバスで行こうと、訪れました。
宿もそのバス路線沿い、花室、というところでしたので。
その当時、つくばにはホテルが少なくて。
交通もないので、唯一空いていたその宿に。
当時はまだ学生、大学院生でした。
学会発表で訪れました。会場は、つくばの国際会議場が会場でした。
ココ、意外にドラマで使われています。
フィルムコミッションに登録しておくと、エキストラ募集がかかるほど。
そんな学会からの帰りは、当時の下に居た学生さんに教えられて、ひたち野うしく行に会議場前のバス停から乗りました。
彼は千葉市が実家だったので、そこに帰る途中まで一緒に帰っていました。
その時の私は、学会終わりで、夜の新幹線に間に合わず、上野で宿泊。
ですので、夕方というより夜。
バスの道中、周囲には電気(明かり)もなく、二人で本当につくんだよね、駅あるんだよね、と言いながら行ったものです。
いきなり、ひたち野うしく駅が現れる感じです。
TXが開通してから
実験の場合、行きは東京駅から関鉄の高速バス。
研究所前まで直行です。
帰りはTX。
帰りのバスは、三郷JCTの事故があると大渋滞なので。
ほんと研究所での実験、共同研究先の東大柏キャンパス、が1本ってすごい便利になりました。
とはいえ、まだつくばセンター周りは官舎だらけ、沿線は更地。
寂しいものでした。
TXも守谷までは、人がいますが、過ぎると誰も乗っていない時代でした。
その守谷駅あたりすら、家がまばら。
今からは想像もできません。
つくばでの生活
その後、私もつくばの研究所で働くことになり、引っ越しをしました。
最初は官舎だったので、駅前の今はなき西部デパート、とイオンのスーパーが唯一の買い物どころ。
その後、車を買って、アパートに引っ越して、はじめて竹園の「カスミ」へ買い物に行けるように。
そのころは、まだつくば市になって間もないので、市役所がなく、元の村の役場まで転入など手続きに行ったものです。
桜村の庁舎は木曜日が夜間営業だったので、まだ仕事はありますが、17時になったとたんに、「では役所行ってきます」と出かけ、終わったらラボに戻って最後のという。
実は一度だけ、市内ミニバスの「つくばす」桜便で行って、帰ってっこられないことがあり、それで車で。
ちなみに、この時住んでいるのは地元の方と研究所の方が大半。
なので、買い物でも、TXでも知り合いばかり。
買い物時間より、だべる時間が多いという。
時には2時間ぐらいしゃべっていました。
つくばならでは、ということ
それは研究所が外国人率が高いので、そのご家族がついていらっしゃると、合わせて食材屋さんやレストランが出来ることです。
研究員で来ている方と行くと、それこそ現地メニューをいただける。
韓国、台湾、中国、ネパール、インドがメインですが、それが楽しいこと。
言葉や文化を教えてもらって、それで味も。
浅漬けのキムチも試食させてもらいました。
ブーム前に中国東北料理や四川料理をいただきました。
水煮魚、肉や、羊の串焼き、板春雨、豆腐の皮の痛め。
回鍋肉が四川料理というのも、この時初めてしりました。
というか、中華=いわゆる町中華であり、そんな各地ごと全然違う食文化ってことを知りませんでしたから。
武漢や南京の方VS北京や大連の方、の争いも面白い。
例えば、餃子の日のできごと、楽しそうに餃子の話をする大連人に、
「餃子ばっかりじゃん、うちには米料理もあるぞ」みたいな。
最後に
今年はTX17年たったようです。
今や様変わりしました。
駅前は官舎からマンションに。
TXも始発なのに人で混雑しています。
当初なんて、誰か乗れば知り合いに会う、のが当たり前でしたから。
それが今では、もう誰が誰やら、です。
人も変わってきたようです。
都心に通う方が多くなりました。
逆に都心から通ってくる方も居るようですね。
なのに未だに「つくばから来ました」というと「そんな遠いところから」と言われるのも面白いです。
ここは変わらないようですね。
実際、乗車時間は45分、高速も1時間。
結構近いものです。
買い物も、イオンが駅前スーパーからモールになって帰ってきました。
今や、コストコ、イーアスなど周辺にはショッピングモールが沢山。
住みやすさは各段にあがりました。
なので都心からの引っ越しされる方も増えたのでしょう。
それまでは、引きこもりOK、研究が一番で後は二の次、の方の楽園でしたから。
普通の生活、が望みだと心が折れる、と言われていたことも。
なので安心して住んでみてください。
水害もないし、火山もないし、地震はあるものの、津波は来ないですから。
台風もそれほどの威力ではなく、まあこんなもん、程度。
災害といえば、雷ぐらい、ですから。
美味しいお店
・リネア(イタリアン)
https://www.linea-tsukuba.jp/
ランチのカジキが好きでした。夜メニューのきたあかりのフライドポテトも最高。
それ以外の料理もどれも美味しくて。
・リヨンドリヨン(フレンチ)
https://lyon-de-lyon.com/
テイクアウトで利用していました。
こちらもどれも美味しいです。付け合わせのお豆、これが印象的です。
・シェレノン(フレンチ)
https://tabelog.com/ibaraki/A0802/A080201/8011321/
ご夫婦かな?でされているビストロです。
鴨のコンフィや、子羊の香草焼き、こちらもどれも美味しくて。
デザートも最高です。
・珍味亭(韓国、焼肉)
https://tabelog.com/ibaraki/A0802/A080202/8003991/
韓国の方がやっているお店です。
職場の韓国人に、「サムギョプサル食べよう」と連れ去れるお店です。
・廣源軒(台湾料理という名の東北料理店)
https://tabelog.com/ibaraki/A0802/A080201/8013422/dtlmenu/photo/
やる方が変わったのか最近は行っていないですが、以前の方の時は良くいっていました。
中国、東北地方の方がやられていたので、本格的な料理を楽しむことができます。
「これできるなら、こっち作ってよ」「ええ、面倒」
なんて大陸風?の会話ができるぐらい。
ランチ時、いわゆる町中華メニューが1000円以下で食べられるのも良いところです。
周りは中国人だらけになることも。
・大将別館(居酒屋)
https://tabelog.com/ibaraki/A0802/A080201/8003617/
本館はなくなり、別館だけになりました。
それで大将別館。
安く、美味しい居酒屋さんです。
しかも、仙鳳趾牡蠣など、珍しいものも食べられます。
とはいえ、ここに来たら鍋です。夏でも鍋。
量が多いので、大人数に最適。
つくばで居酒屋といえば、大将、という方、研究所関係者、日本中にいらっしゃいます。
・ヒマラヤ(インドカレー)
https://tabelog.com/ibaraki/A0802/A080201/8008479/
中心部で職場からも近く、テイクアウトもやっているので、ふらっと立ち寄れる本格インドカレー屋さん。
でもやっているのはネパールの方?かもしれません。
ネパールの国旗、写真が沢山。
ここはナンが美味しい。
カレーはどれも美味しいですが、私の好みはマトンサグ。
・くい亭(定食屋)
https://tabelog.com/ibaraki/A0802/A080201/8020104/
がっつり派おススメ。
筑波大生が押しかけています。
なので早めに行ってください。
他にもいろいろあるのですが、このぐらいに。
えっな風習
・あおり運転、危険運転当たり前
つくば市、土浦市で茨城県の事故率の結構な割合を占めています。
なにせ最初に来た際、「土浦ナンバーには気をつけろ」と職場で言われるぐらい。
住んでいると、結構な確率で交通事故の現場を見ます。
・料理は 基本大盛り、こってり、が好み
・高速バスつくば号、関鉄にのったら英語アナウンスを聴け
特徴的過ぎて、他から来る方はみな言います。
全てがしり上がり。あれ聞くと「つくば帰ってきたなあ」と思うという方も居ました。私もその口です。
・パン屋さんが充実
パン本来の味、何もつけずにそのもの、を味わうことができるお店が沢山。
今回は書きませんでしたが、こここそ「ザ・つくば」です。
フランス人も結構いるので、早朝から朝ごはん用のパンを買えます。
毎朝、焼けたパンの幸せの香りにつつまれます
・サイエンティフィックではないサイエンスシティ
結構サイエンティフィックではありません。
・道路がぼこぼこ
もともと人があまり住んでいない、沼沢地帯、湿地なども用地として使っているので、道路が地盤沈下しやすくボコボコ。ある研究所では食堂と道が年数ミリ隙間が、なんて。
地盤がしっかりしていると、大震災でも揺れが小さいのですが、そうでないと増幅されてえらいことに。