移植2日目
早いもので腎臓移植から一晩開けました。
記録上は朝6時に起床です。
と言っても朝のチェックに合わせてだけです。
というのも、絶対安静かつ、何度か夜には起こされたり、寝られなかったり、かつICUなので光もじゅうぶんではなく、朝なのか夜なのか?って感じでした。
一度5時ぐらいにも起きたような・・・。
麻酔のせいもあるのか、ハッキリしているような、モワッとしたような。
それでも、ブラインド越しに日ざしが入ってきました。
そうこうしていると、仕事に行く前に妻が立ち寄ってくれました。
本当に感謝。その顔を見られただけで安心。
昨日の夜11時ぐらいと遅かったのに・・・。
そんな妻とも今は喧嘩?真っ最中、数週間会話していません。
時の経つのは恐ろしいものですね。
朝9時になると一斉に回診です。
腎臓外科(執刀医)、消化器外科(主治医)、腎臓内科、救急と4科の回診でした。
しかも大学病院だけにまあ沢山の先生方。
そこで言われたのが、カリウム値が高い、ということでした。
どうも出血しているのでは・・・・と。
で、再度主治医が来て、急遽再切開することになりました。
最初は手術室・・なんて話もあったのですが、ICUの部屋で。
3本入っているドレーンの1本を後で入れることに。
で、1本外して、ちょっと仮止め、って。
今にして思うと、「え、開いているの」ってことなのですが。
これ、未だにコーディネーターさんにも言われます。
なのでその後は1日中安静にしていることに。
10時には、昼の看護師さんが体を拭いてくれました。
気持ちいいのですが、なす術も無いままおまかせです。
で、ちょっとだけ(2人がかり)で立ち上がり体重測定しました。
そうしたら、腕に刺してある針が折れ、点滴が入らないように。
そこから夕方、夜にかけて、3名のドクターが来て刺し直しになるなんて。
そんな中で、午後には人工透析を受けました。
寝たままで、シャント側には透析の機械、逆側は自動血圧計、指には酸素濃度計、身動きとれません、って取れないのでOK?。
この日の透析は4時間でした。
普段は5時間透析を続けていたので、ちょっと楽です。
いくら移植を受けても、しばらくは腎臓が動いていないので、人工透析を受けることになります。
そうしないと、腎臓がないので、体に毒素が溜まります。
この毒素、余計な水分を除去するのに、透析を受けないといけません。
この日もしっかり除水しました。
この透析が、後に心配の種になります。
でもこの時はまだそんなこと知る由もありません。
この日よかったこと。
夕方すぎ、また主治医が様子を見にやってきました。
安定しているので、軽い食事が夜からOKになります。
飲み物もお茶ならOKって。
まさかそんなに早く、食べ物、飲み物が口にできるなんて。
そこに妻が仕事帰りに立ち寄ってくれたので、売店が閉まる前に買ってきてもらいました。
軽いと言っても、ゼリーやヨーグルト、プリンといった、飲み込むようなものです。
起きて食べられないので、そんなものしか口にできません。
というか、流石に2日目ではそんな体調でもありませんでした。
残りはマジック借りてレジ袋に書いて、共同の冷蔵庫に。
この日はプリンを食べました。おいしかった。
昨日の朝、家で食べて以来の食事です。
とはいえ、トイレもままならないので、このぐらい。
しかも、プリンっていつぶり?って。
お茶も、これまで水だったので、初めて味のある飲み物を飲みました。
お茶って美味しいですね。と実感。
これまでは水だけですから。
こんな感じで2日目終了。
ほぼほぼ、寝ているだけでした。
手術から一晩開けただけですから。