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寄生虫博物館 行ったわ!
定期的に上京する妹とランチし、ずっと前から約束をしていた目黒の「寄生虫博物館」へ行った。
むか~し 目黒通りを都営バスで通勤していたので
当時からここの博物館は知っていたのだが・・・
35年後の今回、やっと来れた!
小さい博物館だった。
ありとあらゆる寄生虫が あるわあるわ。
8.8mのサナダムシは圧巻。
これが一番の目的だ。
近所の小学生(低学年)達も来ていた。
サナダムシの大きさが体感できるよう
置いてある8.8mのヒモがあるのだが
ベロベロっとそれを広げていた。
その長さときたら笑ってしまうほど。
狭い通路をグネグネ曲がり
何を広げているのか分からなくなる。
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あと、サナダムシって
真田紐に似てるから
サナダムシなんだって!
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40代の男性が排便中、白いひも状のものが出てきた。原因は、その3ヶ月前に条虫の幼虫の寄生したマスの刺身を食べたためだった。自覚症状は無かった。当館初代館長の亀谷了は男性に駆虫薬を飲ませて、ほぼ完全な形で8.8メートルの虫体を採取した。1日にどれくらい成長していたことになるのだろう?
どうやらサナダムシは1日に10㎝成長するとな。
きっと男性は相当具合悪かったろう。
「わー」だの、「おー」だの、いちいち顔に出して見学した。
寄生虫は恐ろしかった。
体中に発疹ができている写真があった。
皮膚に寄生されたのだ。
その発疹は、やがて皮膚を破り寄生虫が羽化してくるらしい。
東南アジアの水田では水中に寄生虫がいる。
足が酷く腫れあがった写真も痛々しかった。
葛飾北斎の絵もあった。
陰嚢水腫になっている人物が描いてある。
これも寄生虫の仕業なのだそう。
ノミもシラミも寄生虫。
・・・はじめて知った
パラサイト パラサイト パラサイト・・・
これだけの量をどうやって収集したんだろ。
入場料は無料だった。
出入口の募金箱に千円入れた。
見ると1万円以上の高額寄付者の名前が年度ごとに貼られていた。
結構いるもんだ。
去年は目標額を超えたのだと。
素晴らしい。
帰宅後ググってなお腰を抜かす。
なんとビル・ゲイツ氏が募金を呼び掛けていたのだった!
Tシャツなどのグッツも売られていた。
妹の夫は 手拭いの収集家なので お土産に~と思ったが
柄がリアルすぎて
寄生虫を頭に巻くにはどーも抵抗を感じ(写真を見たせいかも)
とても心ひかれたが、購入は先送り。
Tシャツは買っとけばよかったと
後になって思ったので
また行こうと思う。
とにかく来てよかった。
寄生虫は侮れない。
「豚肉は必ず火を通す!」と心に留めた。